まちだひでき

整体業を営み、7割以上の痛みを1回の施術で取っている人間が重視している事柄を基準にして…

まちだひでき

整体業を営み、7割以上の痛みを1回の施術で取っている人間が重視している事柄を基準にして、体についての疑問や矛盾をボヤきます。体の改善が停滞や悪化している人のブレイクスルーになればと思っています。

記事一覧

ストレートネックの改善のために知っておきたいこと

「ストレートネック」という言葉は最近よく聞くようになった。 多くの健康の情報で、肩こりや頭痛など、不調の原因としてストレートネックが言われている。 そのストレー…

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四十肩・五十肩の兆候を知る

四十肩・五十肩の痛みが出るとき、決定的な変化がある。 その変化が出たからすぐに四十肩・五十肩になるわけではないが、その変化がない人で痛みを出した方を見たことがな…

3

腰痛のタイプを知って対策を・・・

腰痛には急性と慢性があるが、それ以外にもタイプが2つに分かれる。 ①疲れが溜まっていく段階で出るタイプ ②疲れがピークに達し、休まったことで出るタイプ 以上の2つ…

7

腹筋を信用しすぎる危険。ウエストのクビレが無くなります。

世の中は矛盾だらけである。 姿勢は良い方が理想であると思う人は大半であろう。 では、姿勢が良いとはどういうことだろうか。 単純に考えて背すじが伸びていることであ…

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男子より女子の脚が太くなりやすい理由

「なんで男子は脚が細いヤツが多いの?」 学生の女子から飛んできがちな質問である。 確かに女子からすれば不思議に思うであろう。 部活で同じスポーツをしていて、練習…

6

ダイエットしても痩せなくなる理由

「ダイエットしても痩せにくくなった」 そう思っていたら、 「ダイエットしてもまったく痩せなくなった」 そんな風に体の変化を感じている人は相当数いるであろう。 これ…

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踵(カカト)から着地して歩くから太くなるし痛くなる

「踵から着地して歩く」 今の世では常識である。 正しく歩く方法として 1. 膝を伸ばしたまま踵から着地する。 2. 大股で歩く。 3. 背すじを伸ばして歩く。 4. 腕を大…

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どこからがO脚で、どこからがX脚か、考えたことありますか。

「私はO脚気味」 「私はX脚気味」 たまに耳に入ってくる会話であるが、何を基準に判断しているのだろうと思う。 人間にとっての真直ぐは、真直ぐではないことがほとん…

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ガニ股について

ガニ股とはどんな状態かと問われたらどう答えるだろうか。 おそらく、「つま先が外を向いて立ったり歩いたりしている状態」と答えるであろう。 しかし、ガニ股と股(また)…

5

クビの見た目年齢・・・           クビに出るスジの出方にご用心。深い横ジワの原因

クビの見え方で全身の見た目が変わったりする。 クビの扱いは重要である。 首にスジが出ていると、スリムだからと感じたり、筋肉が発達しているからと感じたり、肯定的な…

13

「巻き肩」は二の腕を太くする。    タプタプの「ふりそで」状態は巻き肩が引き起こす。巻き肩はしつこい。

二の腕が太いという人は「巻き肩」が原因である。 俗に言う、タプタプの「ふりそで」も、巻き肩が成せる業である。 巻き肩といえば、肩が前に巻いている状態で、猫背など…

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肩甲骨を動かし過ぎると危険ですよ・・

私の記憶が確かなら、 肩甲骨を動かすと良いと言い始めたのは褐色脂肪細胞が話題になった30年ほど前だった。 褐色脂肪細胞とは、熱を作り出す脂肪細胞でエネルギーをたく…

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シックスパックとアブクラックスは筋肉だけの問題ではない。見せ方に大きな違いがある。

スリムなお腹に憧れる人は多い。 男性はもちろん、スリムになりたい女性も6つに割れた腹筋(シックスパック)に憧れる。 今、シックスパックはスリムなお腹の象徴になってい…

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体にも「春が来る」!!          春は不調の季節です。

「体にも春が来る」 だから体調不良がおこりやすい。 近年では寒暖差疲労などは有名ではあるが、整体業に従事する私としては、不調の原因はもっと単純だと感じている。 …

7

顔が大きくなるのは頭が歪むから。  コロナ禍のマスク生活は要注意!!

空気が抜け気味のボールを1ヶ所に空気を集めてパンパンにしたら、どこかがへこむ。 顔と頭も同様である。 顔が大きくなる時、頭の形が変わっている。 顔が大きくなる時…

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「ギックリ腰は筋肉痛」である。②      ギックリ腰の痛みには2種類ある。

ギックリ腰の痛みには2種類ある。 ・増していく激痛 ・消えていく激痛 である。 はじめに、ギックリ腰になってしまっても、激痛を感じない角度を維持できれば痛みはゼロで…

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ストレートネックの改善のために知っておきたいこと

ストレートネックの改善のために知っておきたいこと

「ストレートネック」という言葉は最近よく聞くようになった。

多くの健康の情報で、肩こりや頭痛など、不調の原因としてストレートネックが言われている。

そのストレートネックの原因として、スマホなどが例に上がり、下を向きすぎることがストレートネックを作っているとされ、スマホ首などともいわれている。

改善法とすると、首周辺を動かして、その中でも上を向かせるような体操が多いことに驚愕する。

下を向き

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四十肩・五十肩の兆候を知る

四十肩・五十肩の兆候を知る

四十肩・五十肩の痛みが出るとき、決定的な変化がある。

その変化が出たからすぐに四十肩・五十肩になるわけではないが、その変化がない人で痛みを出した方を見たことがない。

実は、年齢には関係なく20歳前後でも同じような痛みが出る。
その時も共通している変化が肩に存在する。
逆にいえば、40歳や50歳にならなくても痛みは出るのである。

鎖骨を肩の先端に向かってなぞっていくと、肩の先端に至る前に鎖骨が

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腰痛のタイプを知って対策を・・・

腰痛のタイプを知って対策を・・・

腰痛には急性と慢性があるが、それ以外にもタイプが2つに分かれる。

①疲れが溜まっていく段階で出るタイプ

②疲れがピークに達し、休まったことで出るタイプ

以上の2つである。

①は、疲れが溜まっていき、疲れがあるラインを超えると発生して、そのラインを下回ると楽になる。

痛む場所にも傾向があり、腰のウエスト部分で腰というか脇腹といったところで、骨が無く柔らかい部分が痛む。

一般的に慢性の腰痛

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腹筋を信用しすぎる危険。ウエストのクビレが無くなります。

腹筋を信用しすぎる危険。ウエストのクビレが無くなります。

世の中は矛盾だらけである。

姿勢は良い方が理想であると思う人は大半であろう。
では、姿勢が良いとはどういうことだろうか。

単純に考えて背すじが伸びていることである。
背すじが伸びているということは、単純に考えて背骨が立っているということである。

ところで、腹筋が体の動きで担う役割を考えたことがあるだろうか。

腹筋が体の動きで担う動きは胴体を丸めることである。

腹筋は基本的に肋骨の下側と骨

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男子より女子の脚が太くなりやすい理由

男子より女子の脚が太くなりやすい理由

「なんで男子は脚が細いヤツが多いの?」

学生の女子から飛んできがちな質問である。

確かに女子からすれば不思議に思うであろう。
部活で同じスポーツをしていて、練習量も同じくらい。それなのに中学生から高校生、それ以降になっていくと、男子は競技力が上がっていくのに、女子は頭打ちから下降傾向になる人が多い。

男子は筋肉質になってもそれほど太くならないが、女子は下半身を中心に太くなる人が多くなる。

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ダイエットしても痩せなくなる理由

ダイエットしても痩せなくなる理由

「ダイエットしても痩せにくくなった」
そう思っていたら、
「ダイエットしてもまったく痩せなくなった」
そんな風に体の変化を感じている人は相当数いるであろう。

これにはちゃんと理由がある。

骨盤の使い方である。

骨盤の役割は、
●上半身と下半身をつなげ重さや力を伝えること。
●腸など内臓を支えること。
である。

後者の役割が過剰に使われることで人間は太りやすくなる。

骨盤の形状をよく見ると

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踵(カカト)から着地して歩くから太くなるし痛くなる

「踵から着地して歩く」

今の世では常識である。

正しく歩く方法として
1. 膝を伸ばしたまま踵から着地する。
2. 大股で歩く。
3. 背すじを伸ばして歩く。
4. 腕を大きく振って歩く。
こんなところである。

ところが、最近ではマラソンの42.195㎞さえもカカトを付かずに走り切るフォアフット走法やミッドフット走法などが主流になってきている。

バスケット、サッカーなどなど、あらゆるスポー

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どこからがO脚で、どこからがX脚か、考えたことありますか。

どこからがO脚で、どこからがX脚か、考えたことありますか。

「私はO脚気味」
「私はX脚気味」

たまに耳に入ってくる会話であるが、何を基準に判断しているのだろうと思う。

人間にとっての真直ぐは、真直ぐではないことがほとんどである。

例えば、背骨。
背骨は正面から見たら真直ぐといえる状態になるが、横から見ると腰のところが反っていて、背中の辺りは丸くなり、首がまた反っている、S字状の湾曲がある。

この湾曲がちゃんとあることが真直ぐである。
この湾曲が無

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ガニ股について

ガニ股について

ガニ股とはどんな状態かと問われたらどう答えるだろうか。

おそらく、「つま先が外を向いて立ったり歩いたりしている状態」と答えるであろう。

しかし、ガニ股と股(また)が入っているのに、つま先だけの話ではつじつまが合わなくはないだろうか。

ガニ股とは股関節から外を向いた状態のことである。

股関節が外に開くことでたくさんの影響が出て、その中の一つとしてつま先が外を向いているだけである。

一番重要

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クビの見た目年齢・・・           クビに出るスジの出方にご用心。深い横ジワの原因

クビの見た目年齢・・・           クビに出るスジの出方にご用心。深い横ジワの原因

クビの見え方で全身の見た目が変わったりする。

クビの扱いは重要である。

首にスジが出ていると、スリムだからと感じたり、筋肉が発達しているからと感じたり、肯定的な印象を持つ人が多いのだが、

首に出るスジにも出て良いスジと悪いスジがある。
● 出て良いスジは胸鎖乳突筋。
● 出て悪いスジはそれ以外である。

胸鎖乳突筋とは、首の前に出る筋肉で、逆ハの字状に出るスジである。
上はアゴのエラの辺りか

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「巻き肩」は二の腕を太くする。    タプタプの「ふりそで」状態は巻き肩が引き起こす。巻き肩はしつこい。

二の腕が太いという人は「巻き肩」が原因である。

俗に言う、タプタプの「ふりそで」も、巻き肩が成せる業である。

巻き肩といえば、肩が前に巻いている状態で、猫背など姿勢不良の代表だ。

一般的には背中が丸くなり、肩甲骨が外に開いた状態と解釈していて、肩甲骨を中心に寄せるような体操をして巻き肩改善としているのだが、

「巻き肩をなめないでいただきたい」

確かに、背中が丸くなるところから始まる巻き肩

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肩甲骨を動かし過ぎると危険ですよ・・

肩甲骨を動かし過ぎると危険ですよ・・

私の記憶が確かなら、
肩甲骨を動かすと良いと言い始めたのは褐色脂肪細胞が話題になった30年ほど前だった。

褐色脂肪細胞とは、熱を作り出す脂肪細胞でエネルギーをたくさん消費するためダイエットには夢のような細胞とされた。
この褐色脂肪細胞が背中の肩甲骨付近に多く存在することから、肩甲骨を動かすことで消費カロリーが大きくなると話題になった。

しかし、大人になると減少することが分かり、話題はすぐに終息

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シックスパックとアブクラックスは筋肉だけの問題ではない。見せ方に大きな違いがある。

シックスパックとアブクラックスは筋肉だけの問題ではない。見せ方に大きな違いがある。

スリムなお腹に憧れる人は多い。
男性はもちろん、スリムになりたい女性も6つに割れた腹筋(シックスパック)に憧れる。

今、シックスパックはスリムなお腹の象徴になっている。

しかし、女性的なスリムなお腹といえばアブクラックスである。

日本でもSNSで話題になり、テレビなどでも紹介されて、女性ならばアブクラックスが出るお腹を目指せといった風潮にはなったが、1年もたたずにその話題はシックスパックのお

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体にも「春が来る」!!          春は不調の季節です。

体にも「春が来る」!!          春は不調の季節です。

「体にも春が来る」

だから体調不良がおこりやすい。

近年では寒暖差疲労などは有名ではあるが、整体業に従事する私としては、不調の原因はもっと単純だと感じている。

今年も例外なく3月中旬から「体に春が来たお客様」が増えてきた。

体に春が来るとは、原因不明の体の変化が起こることである。

痛みを狙ってとっている人間からすると、人の体を触れば、その人がどのような動きをして、どのような生活をしている

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顔が大きくなるのは頭が歪むから。  コロナ禍のマスク生活は要注意!!

顔が大きくなるのは頭が歪むから。  コロナ禍のマスク生活は要注意!!

空気が抜け気味のボールを1ヶ所に空気を集めてパンパンにしたら、どこかがへこむ。

顔と頭も同様である。

顔が大きくなる時、頭の形が変わっている。

顔が大きくなる時、見た目の分かりやすい変化として、
● アゴが無くなり、二重アゴになる。
● 首が短く太く見えるようになる。
● アゴのエラの部分のフェイスラインが見えなくなる。
などがある。
なんとなく体重が増えたから。みたいな方向で落ち着いてしま

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「ギックリ腰は筋肉痛」である。②       ギックリ腰の痛みには2種類ある。

「ギックリ腰は筋肉痛」である。②      ギックリ腰の痛みには2種類ある。

ギックリ腰の痛みには2種類ある。
・増していく激痛
・消えていく激痛
である。

はじめに、ギックリ腰になってしまっても、激痛を感じない角度を維持できれば痛みはゼロである。その痛みのない角度がいつもよりも大幅に良い姿勢なため、その姿勢で動くことが上手くいかず、角度が維持できずに激痛を発生させてしまう。

たいていの人は、何をするにも少しでも激痛を感じると止めてしまうため、1つの動きで何度も激痛を感

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