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腰痛のタイプを知って対策を・・・

腰痛には急性と慢性があるが、それ以外にもタイプが2つに分かれる。

①疲れが溜まっていく段階で出るタイプ

②疲れがピークに達し、休まったことで出るタイプ

以上の2つである。

①は、疲れが溜まっていき、疲れがあるラインを超えると発生して、そのラインを下回ると楽になる。

痛む場所にも傾向があり、腰のウエスト部分で腰というか脇腹といったところで、骨が無く柔らかい部分が痛む。

一般的に慢性の腰痛といわれる状態になり、いつも重く、だるいような痛みが出やすくなる。

先に言ったように、例えば、100の疲れが溜まったら痛みが出て、それを下回れば痛みは無くなる。

しかし、疲労が100を超えた状態が当たり前になると痛みが出なくなり、次は110を超えないと痛みが出ないようになる。

こうしたことを繰り返すことで疲労を蓄積していき、ある段階で激痛が出るようになる。

突然の激痛のため、俗に言うギックリ腰ということになるが、普通のギックリ腰よりもこの痛みになると改善が少し厄介になる。

②は、俗に言う、分かりやすいギックリ腰といわれるやつである。

忙しかったりして休むこともままならず疲労が蓄積し、忙しさが一息ついてホッとした時に出るタイプである。

また、午前中や休憩の後に出ることが多いのも特徴で、普段より体が休まった状態で起こりやすい。

疲れのピークで腰周囲の筋肉が固まり、天然のコルセットのようになっていたものが、ホッとしたことにより、筋肉の塊が中途半端に取れることで不安定になって激痛が出る。

このように、疲労が休まることで発生する痛みで、痛みの場所も①よりも下で、骨盤の骨になるのだが、仙腸関節といわれ、お尻の上に左右にグリグリと触れる骨の周囲に痛みが出る。

②は、筋肉が緩んだ時に出るため、体は休む方向に向かっているため、何もしなくても1週間から2週間で痛みが取れていく。

しかし、①は、疲れが蓄積していく段階で出るため、痛みの強さが大きいほど厄介になる。

慢性的な重くだるいような、精神的にイライラする痛みは、疲労が溜まるほど痛みが増していく。

ギックリ腰的な激痛が突然出た時は、あるライン以上に疲労が溜まれば激痛になり、それ以下ではイライラするような痛みが出る。

2段階に休まさなければならず、私もこの痛みは改善までに2回以上の施術が必要である。

この改善法は、腰の部分に反る湾曲を作った状態を維持しなければ、正しく休むことができない。

かといって、腰の部分に反る湾曲が無くなったからこの痛みになるため、休ませることが難しくなる。

さらに厄介なのが、腰に反る湾曲を作ろうとすると、筋肉が休めたことによって痛みを出す。

長時間座ったあと、腰が伸びないときの痛みと同じような痛みを出す。

このため、ほとんどの人がやってはいけないものとして、体を反らせることはしてはいけないと言い、世の中の常識のようになっている。

目安にして欲しいのは、腰を反らせたとき、10秒から20秒程度で痛みが消えていくかである。

こうした痛みは、筋肉が「やっと休めた」という痛みであるため、早い改善を望むのであれば行うべきである。

①・②のどちらの痛みにしても、腰痛の経験者は姿勢が悪いことを自覚しているはずである。

普段の生活を振り返っても背中から腰を丸めているはずである。

単純に考えて、いつも腰を丸くしているから痛みが出たのだから、自力で改善を目指すなら反対の動きをたくさん行う必要があるというのは理解できるであろう。

つまり、腰の部分を反らせることが必要ということである。

間違えてほしくないのは、こうした腰痛の人が全力で反っても、正常な反る湾曲には足りない程度しか反れないので、反り過ぎる心配をすることはないので、あしからずである。

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