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エッセイ

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#多様性を考える

あなたの好きなもの、私の好きなものは違う。
あなたが信じるものを、私は信じない。
あなたが知っているあの人と、私が知っているあの人は違う。
それでいいんじゃない?

この国では、同じ出来事でも、受け取り方は人によってそれぞれ違うという事が、まだまだ理解されてないと感じる。

批判することもされることも、悪いことじゃない。個人攻撃や、人格否定とは違う。
その区別ができない人が増えている。
意見が違うのは、違う人間だから当たり前。
それを大事にしたい。

あらゆる場所で、リスペクトや多様性が叫ばれているけど、どこまで受け入れれば良い言う悩みがつきまとう。
例えば、失礼な人にはどうやって対応したらいい?
理解できない事や、苦手なことも、多様性だからといって受け止める?でも、それをずっと続けていたら自分がパンクする。

真面目に生きてる子を隠キャとか、深く考えている子や、悩んでいる子をメンヘラとか、簡単にカテゴライズして揶揄している人間って、薄っぺらくて恥ずかしいよね。

1番明るい星だけが星だけじゃない。ぼんやりしていても、小さくても、星は星だよ。

悪意と言うのは恐ろしいものだ。気づかぬうちに、黒いシミのように広がり、周囲にはびこって、染み込んでゆく。
何より恐ろしいのは、自分自身の悪意に気づかない人間や、それを正義と信じている人々だ。

世の中合理化だの、論理性だのが求められているけど、人間も社会も、ちっとも合理的じゃないし、論理的でもない。
あってはならない事は山ほど怒るし、理不尽な事も、後から後から起きる。
泥臭くて、醜くて、ぬれねずみみたいなのが人間なんだよ。表向きだけきれいにしたって、ボロが出る。

LINEで配信された、弁護士ドットコムの記事
https://www.bengo4.com/c_18/n_16143/

生活保護受給者のへの偏見を助長。
オーバードースの問題と、処方薬物の流通問題はまた別。もっと丁寧に追ってて行かなければいけない内容。
こんなことを弁護士がやってどうする。

自由には責任が付きまとうし、権利は分かち合わなければ、ただの特権になる。
自由と平等と幸福は、分かち合ってこそ。

多様性が増えてから、息苦しくなって、生きづらさも増したのはなんでだろう?

最近の多様性って、受ける前から結果が決まっているテストみたい。多様性に、正解なんてないのに。
例えばダイバーシティ研修を受けないことも、多様性の1つ。

多様性っていろんな声を集約して、程良い着地点を見つけることなのに、いつの間にか着地点が全て決められるようになってしまった。むしろ多様性と言う言葉が流行る前より、息苦しい時代になってしまった。