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スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカー

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#スクールソーシャルワーカー

スクールカウンセラーの時に、不登校支援で意識していることを一覧で整理してみました。

スクールカウンセラーの時に、不登校支援で意識していることを一覧で整理してみました。

スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカーの立場で、不登校の相談を受けています。小学生から高校生です。

最近になって、不登校の相談件数がだいぶ増えていると感じます。
夏休み明けに学校に来られない状況が続き、これからどうすればいいのか、どう本人と接すればいいのかという相談が多い印象です。

保護者の方(母親と、ご両親と)、保護者の方とご本人、ご本人となど色々なパターンでの面談があります。

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『2021年のスクールソーシャルワーカーの活動の振り返り』~フィンランドのダイアローグの活用~

『2021年のスクールソーシャルワーカーの活動の振り返り』~フィンランドのダイアローグの活用~



スクールソーシャルワーカーの活動で自分が意識していたこと生徒児童本人もそうですし、保護者や先生においても、何らかのトラウマ症状(※1)が起こっていると想定して取り組んでいたと思います。

お互いにトラウマ反応を反射し合う状況があると、いじめや不登校、基本的な信頼関係の喪失が起こると感じており、自分もその渦の中に入っていく感覚があります。

そんな中で、自分も反射して、自分自身が加害者にならな

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不登校支援についての私の考え方の整理~大人が抱える困難性について~

不登校支援についての私の考え方の整理~大人が抱える困難性について~

スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーの活動の中で、不登校の支援をする時に、どういった状態を目指し、何を重視して、どう取り組んできたのかを整理してみたいと思い、文章にしてみました。
(※あくまでも私の視点を置いた文章です。他の人から見ると、色々なズレを感じられるかもしれません。この視点を受け入れていただけるかどうかはお任せ致します。)

不登校で目指す状態

・本人が自分や周りに安心を

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ゲーム依存について私が思うこと~学校での相談で、どういった支援ができるのか~

ゲーム依存について私が思うこと~学校での相談で、どういった支援ができるのか~

スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーの立場で、「ゲーム依存」を改善していく上で、自分が提案したり、一緒に取り組めることを整理してみたいと思います。

参考文献としては
・『ゲーム依存からわが子を守る本』(監修)花田照久、八木眞佐彦 大和出版 2019年
・『ゲーム障害について』(独)国立病院機構久里浜医療センター 依存症対策全国センター 樋口 進
などを踏まえております。

基本的に

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