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時論公論 好きな番組 その4 当たり前過ぎて意識しなくなっていること

 私の好きな番組。それは

ニュース解説
時論公論
NHK

です。

 今やニュースは通信の発達によって高い同時性を担保して配信される仕組みが整ってきました。

 その様なニュースに対しての専門性を持った解説は、ニュースソースが増えれば増える程私にとっては重要になってきました。手っ取り早く至近のトピックスについての理解を深める為の
·背景の整理された情報
·経緯から現時点までの専門家の見方
を偏り無く高いレベルでの網羅性を持って頭を整理して置きたいというニーズへのソリューションが欲しいのです。

 そういった背景の中でニュース解説時論公論は私にとっては最高の情報源、ソースなのです。

 ニュース解説というのは、新聞の機能の一つである論説というスタンスとは一線を画す感じですよね。当たり前ですが、勿論新聞は新聞でテレビという媒体を利用して進化されています。

ということで、具体的にどこがどう好きなのかというと…

 先ずは15分という尺に収まっていて、私のビデオデッキでそのまま選べる1.3倍速、あるいはPSP等の他のプラットフォームにダビングという手間を掛けて選べる〜2.0倍速(子供から譲り受けたPSPの1.8倍速が私としては自然に聴こえる最大の倍速(笑))を使うとザックリ半分程度の時間で視聴できるので時間が読めて助かります。
(余談ですが、現役のサラリーマンを卒業して電車の中で子供から譲り受けたPSPの1.8倍速でニュースをチェックするという習慣は絶滅しましたwww)

 またプレゼンテーションとしても放送としてのノウハウの長年の蓄積からか洗練された言葉遣い、分かり易い資料などはとても心地良いのです。今や古典の感すらある高校の教科書や資料集に掲載される一目で状況を説明する挿絵も健在(笑)。それはそれで伝達手段の多様性として楽しめます。挿絵1枚で全体像を伝える妙…。芸術的かも。

 民放さんは兎角ゴテゴテしていたり、ゴチャゴチャしていたり、ケバケバしかったり、(分かり易い俗な言葉遣いでの表現を羅列してみました(笑))画面の隅に執拗にテロップがこれでもかと入ったり(ここはコマーシャル中にチャネルを変えて貰いたくないという民放さんの宿命も有ってチト同情しますが…)と、少し残念な感じがすることが間々ありますよね。新聞と異なり動画を使った分かり易くインパクトある構成も時間短縮と情報密度向上に一役買っていますよね。

 その上で解説に特化している点も好きなのです。NHKニュースの件でも同様な感じで書かせて頂きましたが、素人のコメンテーターの薄っぺらいコメントもなく、偏った専門家が持論を滔々(とうとう)と説明することもなく公共放送としてのお作法に則った安定感ある即時性あるコンパクトな報道が心地良いのです。

 会社員時代、長くITの普及にセキュリティという切り口で貢献させて頂いて、インサイダーとしてもIT普及に対する課題を整理することができています。その中で通信と放送の融合という課題にも少し関わったことも有りました。

 今回の事前調査でその辺りの私の理解、感覚に近い内容をを公開している資料がありましたのでご紹介しますね。

 「放送法」で、放送局には「公平」性を担保すること、「できる限り多くの論点」を取り込むことなどが求められています。このため新聞の論説記事の様に「主張する・論ずる」というよりは、「それってどういうことなのか」を、上述の様に局の持ちうる限りのノウハウを注ぎ込んて、できるかぎり「わかりやすく伝えて、理解してもらうこと」が重要とされているそうです。「解説」が最重要なんですね。「論」よりも「解」に重点がある。ですから、

新聞社→論説委員
放送局→解説委員

と、とても分かり易く建付けられている様です。
以下、出典

 放送法というのも特徴ある法律なので、テレビを良く利用されるのであれば一度整理して置くのも宜しいかと…

これでテレビの楽しみ方がより深くなるかと思うでござる。

蛇足
 ニュースに関しても纏めてありますのでよろしければ…


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