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令和の教育を考える。

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現場で気付いたことをアウトプットして、新時代の教育についてのアイデアを投稿します。 少しでもよい教育を実現するために、発信を通して自分を成長させようと思います✊
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記事一覧

成績のつけ方の反省。

成績のつけ方の反省。

 年度末にさしかかり、成績を入力されている先生方も多いのではないでしょうか。

私も先日、ようやく成績を入力し終わりました、、!

学期ごとにも入力はしますが、年度末は1年間の成績が出るのでミスがないか緊張感があります。

高校は昨年から観点別評価が始まり、以下の3つでの評価がスタートしています。

それまではペーパー試験でほとんど決まるような仕組みでした。

それがレポートや単元テストなど細かく

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現役の高校公民科教師が共通テストを解いてみた。

現役の高校公民科教師が共通テストを解いてみた。

 先週の1月13日、14日の2日間で大学入試共通テストがありました。

共通テストは人生の分岐点と言っても過言ではないくらい重要な試験です。

真剣な表情で受験会場に向かっているのをニュースで見て心から応援したくなりました。

がっつりした解説や分析は予備校が出すと思いますので、

ここでは専門である「倫理・政経」を解いてみての率直な感想や、今の2年生が身につけておいた方がいいこと等を書いてみたい

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授業についてつぶやいてみた。

授業についてつぶやいてみた。

 11月になり、熊本も朝夕が冷え込んできました。

昼はまだ20℃代後半なので暑いです💦

早く気温が下がって、教室内の気温もちょうどいいくらいになると良いな、、と思って授業をしています。

さて、今回はそんな「授業」について思うこと、について呟いてみようかなと思います。

基本的に私はプリントで授業をしています。

板書の手間が省けるし、その分生徒が話し合う時間が増えるからです。

前半は穴埋

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文字を読まなくなった子どもたちに対して思うこと。

文字を読まなくなった子どもたちに対して思うこと。

 お疲れ様です、よっしー先生です!

今日は学校現場で感じたことを思いのままにつぶやきます。

今回のテーマは「文字を読まなくなった子どもたち」。

授業をしながら、生徒たちが年々文字を読まなくなっていることを感じています。。。

その現状や原因、今後の見通し等々お伝えします。

文字を読まない子どもたちの現状
具体的にどういう場面で感じるか、というと、「資料集のこの部分に書いてあるから読んでみて

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甲子園優勝インタビューを見て思ったこと。

甲子園優勝インタビューを見て思ったこと。

 先日、慶應義塾高校が107年ぶりに夏の甲子園で優勝しました👏。

試合を全て見たわけではなかったのてすが、スポーツニュースを通して、

その素晴らしい戦いぶりに興奮させてもらいました。

いろんな切り口で語ることのできる決勝戦でしたが、

個人的には慶應義塾高校の大村昊澄キャプテンのインタビューが印象的でした。

この言葉を語れる高校生って、なかなかいないと思います。

同じ年代の子を教えてい

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いかにスマホから脱却するか。

いかにスマホから脱却するか。

 やっと夏休みに入りました!

課外や家庭訪問(三者面談)はあるものの、普段よりもゆっくりして過ごせています。

学期中と違い、生徒と保護者と3人で話す機会が多くなり、
成績や進路について共に考えていく時間が増えました。

その時に出てくる話題として多いのが、

「ずーっとうちの子は勉強もせずにスマホを触っています•••。」

という保護者の悲痛な叫びです。。

スマホっていろんなことができますし

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1学期の振り返り。

1学期の振り返り。

 ようやく1学期が終わりました、、!

、、、長かったです(笑)

1学期はクラスのシステムづくりや生徒指導など、土台を築いていくことがメインになります。

この1学期を土台に、2学期へ向かうようなイメージで学級経営をしています。

1学期、特に4月を基準として、初心に立ち返らせ続けるような感覚です。

そのため、1学期にどれだけ良い習慣をつけられるかが勝負になってきます。

私が意識したのは、以

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定期テストっていいな。

定期テストっていいな。

 梅雨が明けそう、、と思った矢先、ここ最近ずっと熊本は雨です。

じめじめしていて、不快指数はかなり高いだろうなと思っています💦

からっとした夏が欲しいです(切実。。。)

 私の勤務校は先週までテスト期間に入っていました。

考査前1週間は部活が休みになり、考査期間中も午前中いっぱいで生徒は帰るため、

ここ最近は定時に帰ることが出来ていました。

テスト作りや採点業務もあるため、「すごく余

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 維新の先駆者、横井小楠の記念館へ行ってみた。

 維新の先駆者、横井小楠の記念館へ行ってみた。

 熊本には明治維新に大きな影響を与えたとされる、横井小楠という人物の記念館があります。

横井小楠をご存知でしょうか??

熊本県の人でもあんまり知らない人もいるくらいなので、知ってらっしゃる人の方が珍しいかもしれません💦

彼はその時代の人物の中で、先進的なものの見方をしており、
あの坂本龍馬や吉田松陰が新たな知見を求めて彼を訪れたくらいの人物です。

実はここ、熊本地震の影響でつい最近まで閉

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大会の在り方を考えてみた。

大会の在り方を考えてみた。

 高校総体のテニスの部が先行開催ということで、5月27日に開催されました。

花形のシングルスの大会で、引退の迫った3年生の気迫こもったプレーもあり、見ているこちらも熱くなる試合が多かったです。

高校生の真剣さに感動をもらいました。

そんな熱戦の一方で…。

こんな声も聞こえてきました。

「クラブ上がりはやっぱり強いな~、、。」

「クラブだもんな、、、。」

ちょっとこの発言にはモヤモヤし

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4月は「学級の約束事」を徹底させる。

4月は「学級の約束事」を徹底させる。

 4月が終わりました、、、!(涙)

教員は4月が一番忙しいです。
新年度で決めなくてはならないことや提出物が多いからです。

最初にある程度、学級の仕組みさえ決まれば高校生は自分たちで動くことができるので、約束事をいかに徹底できるかが4月の勝負所になります。

私は以下のことを約束事として決めています。

社会人として、聞く姿勢とあいさつ、提出期限を守ることが大事です。

移動教室の際の机やバッ

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WBCを見て考えた部活の在り方

WBCを見て考えた部活の在り方

 日本中を熱狂させたWBCは、日本が優勝という結果で幕を閉じました。

熊本県出身の村上宗隆選手の活躍もあってか、私のクラスの生徒も関心が高く、

決勝のあった日はソワソワして廊下を行き来しており、

世界一になった瞬間、クラスが大騒ぎでした(笑)

子どもたちまで巻き込む野球の面白さに、テニス部顧問として考えさせられたことがありました。

その内容をお伝えできればと思います。

1)世界一強い選

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総合型・推薦入試か、一般入試か。

総合型・推薦入試か、一般入試か。

 先日、日経新聞で「偏差値時代 終幕の足音」というタイトルの記事を読みました。※有料会員しか読めないので、簡単に紹介します💦

これからの高校教育を考えていく上で非常に考えさせられた内容だったため、記事を引用しながら、自分の考えをお伝え出来ればと思います。

■筆記試験の割合が5割を切り、総合型選抜試験の時代へ。印象に残った内容を簡単にまとめます。

総合型選抜試験は主に面接や小論文、プレゼン発

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学校は最後の「立ち止まって考える」場所なのかもしれない。

学校は最後の「立ち止まって考える」場所なのかもしれない。

 時間に余裕ができ、やっと長めの文章を書くことができました。ありがたいです(^^)

最近はテストづくりや授業の準備、大会引率などやる業務が多すぎて慌ただしく過ごしておりました。

余裕を持って生活することの大切さを、忙しい毎日だからこそ感じていました。

今日は学校についてふと考えたことをつぶやいてみます。

「考える」時間が少なくなっている…?休みの日になって気づきましたが、「結構スマホをいじ

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