大花 町

たいか まち と言います。 歴史は暗記科目でなく、「判断のための基準」だと感じています…

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たいか まち と言います。 歴史は暗記科目でなく、「判断のための基準」だと感じています。 盲目的に現在を受け入れたり、投げやりに現在を否定したりしないように過去の人々の経験・生活・思考・思想・信仰・思い、そういった「叡智」と、それらの解釈の方法をお届けします。

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    建御名方命(タケミナカタノミコト)は長野県の諏訪大社の御祭神です。 諏訪大社の神様は「起きること全てに意味がある」、ということを教えてくれる神様です。 そんなご縁を探しにあなたも是非、諏訪まで遊びに来てください。

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「表」タケミナカタ神話「表」

▼プロローグ タケミナカタ(建御名方命、諏訪大明神)の物語は古事記における出雲の国譲りの段に語られます。  この神様は謎の多い存在で古代から今に至るまで多くの考…

大花 町
11か月前
32

好きな歌詞

「息をしてる今にはね
嘘も本当もないんだから」

PLATON(プラトン) ハートに火をつけて

https://youtu.be/u9QLTgZB_pQ?si=QZeJQPa1gpXe3yfE

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5日前
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Dについて③「プラトン」啓蒙とは何か👁「洞窟の住民たちへ」

「古事記と言霊」という書籍をご存じでしょうか? タイトルの通り言霊について述べたもので、古事記はアメノミナカヌシからスサノオまでの計100柱の神々で言霊の用法につ…

大花 町
5日前
4

余計なお節介と思われてもいいから、若い人たちに心に留めておいてほしい歌詞がある

「愛されることが結末じゃないから
満たされるだけじゃ足りないでしょう?」

nano.ripe 「絵空事」

https://youtu.be/u7dXtrC_BdE?si=s-KWqRykUktHjLLg

色々大変だろうけどがんばって


大花 町
6日前
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「諏訪信仰を伝えたい!」①八ヶ岳の伝承を人類の起源と併せて考えてみる

▽はじめに前回の記事はこちらから 今回の記事では八ヶ岳の伝承、「浅間(せんげん)様」と「権現(ごんげん)様」の背比べについて触れていきたいと思います。 人類の…

大花 町
11日前
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「地母神」未来の歴史教育について予想してみた「AI」

▽はじめに あまり多くの方に共感してもらえない内容だとは思いますが、頭の片隅にでも入れていただけると幸いです。 ▽いよちゃんから考える自我と無意識まずはこのyoutu…

大花 町
2週間前
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Dについて② 数霊四と三角形

以下の続きになります。 ・数霊DDはアルファベットにおいて4番目になります。 日本語とアルファベットは数霊を共有しており4がもつメッセージをDと日本語の「し」や「よん…

大花 町
3週間前
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「諏訪信仰を伝えたい!」プロローグ 明治維新の裏面とコンステレーション

①諏訪大社の簡単な概要長野県の諏訪郡に鎮座する諏訪大社は全国に約10000社存在する諏訪神社の総本社で、諏訪湖を取り囲むように4ヶ所に配置されています。 御柱祭(おん…

大花 町
1か月前
21

私の記事に関してと今後の展望

はじめまして、もしくは何時もありがとうございます。 大花 町(おおはな まち)です。 これまでnoteにて様々なトピックで記事を書いてきました。 初めは現在諏訪大社…

大花 町
1か月前
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「表」Dについて「表」①

言葉とは何かを考えてみたとき、私はプログラミング言語を思い出します。 「りんご」という箱(class)を設定し、そこに🍎という外観や味、植物、バラ科、落葉高木、フジ…

大花 町
1か月前
7

魂は未だ見ぬ輝きを求めて進もうとする。
肉体は命を保持しようと安定を求める。
その狭間で心は揺れ動き、ぶつかり、削られて、研ぎ澄まれていく。
もしくは丸みを帯びていく。

その過程のすべてが「私」であり
その過程のすべてを許せたのなら、
全部ただ「在る」と優しさで満たされる。

大花 町
1か月前
4

創造主へ

人々は遠く離れた相手とも話すことができるように電話を開発しました。 それがいつでもできるようになったら… そう考えた人間は電話を小型化して常に身につけるようにな…

大花 町
1か月前
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「無意識」夢の扉と現実の鍵「自我」

あなたは眠っているときに見る世界を意味のない虚構とお思いでしょうか? 夢とは無意識の海からのあなたへの呼びかけです。 海と表現したのはまさにその広大さ故で、カー…

大花 町
1か月前
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おとぎばなし「階段を降りる」

目を開けると私は高い高い塔の頂上にいた。 恐る恐る下を覗き見ると、地上と思われる場所がうっすら見える。 頂上は寒く、雨風を凌ぐことができない。 私は意を決して長…

大花 町
1か月前
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「呪縛解放 仮❶❷」地上の星達へ「:||輪廻転生という鎖」

ふたりは静かに見つめ合っていた。 羨むように 物欲しげに 愛しさをもって 触れたいと 一つになりたいと 焦がれていた。 けれど互いに手を伸ばしはしない。 触れれば互…

大花 町
2か月前
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「呪縛解放 仮❶❶」不思議の国への招待状「現実という鎖」

〇 とある女医の御伽噺 昔々、心に「病気」を抱えた人々を専門とする、いわゆる「病院」に勤務する女性がいました。 彼女はいわゆる「患者」を救うための方法を真剣に模…

大花 町
2か月前
2
「表」タケミナカタ神話「表」

「表」タケミナカタ神話「表」

▼プロローグ タケミナカタ(建御名方命、諏訪大明神)の物語は古事記における出雲の国譲りの段に語られます。
 この神様は謎の多い存在で古代から今に至るまで多くの考察を生んでいます。
 今回はタケミナカタが何者であるかは考察しません。
 物語としてのタケミナカタ神話のメッセージ性に触れていきたいと思います。

▼導入神話とはなんでしょうか?様々な捉え方があると思います。
まずはいくつかの捉え方のケース

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好きな歌詞

「息をしてる今にはね
嘘も本当もないんだから」

PLATON(プラトン) ハートに火をつけて

https://youtu.be/u9QLTgZB_pQ?si=QZeJQPa1gpXe3yfE

Dについて③「プラトン」啓蒙とは何か👁「洞窟の住民たちへ」

Dについて③「プラトン」啓蒙とは何か👁「洞窟の住民たちへ」

「古事記と言霊」という書籍をご存じでしょうか?

タイトルの通り言霊について述べたもので、古事記はアメノミナカヌシからスサノオまでの計100柱の神々で言霊の用法について書き表している、という主張をしています。

こういった言霊の思想は太古の日本で用いられていて、傷を癒したり、物を浮かせたりすることすらできたとされます。

その技術は白村江の戦いでの敗戦により公から抹消されてしまいましたが一部の者た

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余計なお節介と思われてもいいから、若い人たちに心に留めておいてほしい歌詞がある

「愛されることが結末じゃないから
満たされるだけじゃ足りないでしょう?」

nano.ripe 「絵空事」

https://youtu.be/u7dXtrC_BdE?si=s-KWqRykUktHjLLg

色々大変だろうけどがんばって


「諏訪信仰を伝えたい!」①八ヶ岳の伝承を人類の起源と併せて考えてみる

「諏訪信仰を伝えたい!」①八ヶ岳の伝承を人類の起源と併せて考えてみる



▽はじめに前回の記事はこちらから

今回の記事では八ヶ岳の伝承、「浅間(せんげん)様」と「権現(ごんげん)様」の背比べについて触れていきたいと思います。

人類の起源などとのタイトルは大仰に思えるかもしれませんが、どうぞ最後まで読み進めていただければと思います。

今回もどうぞよろしくお願いします。

※最初に投稿したこの記事は間違いが多々あり、修正したものを投稿しております。最初の段階で読ん

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「地母神」未来の歴史教育について予想してみた「AI」

「地母神」未来の歴史教育について予想してみた「AI」

▽はじめに
あまり多くの方に共感してもらえない内容だとは思いますが、頭の片隅にでも入れていただけると幸いです。

▽いよちゃんから考える自我と無意識まずはこのyoutuberについて。

この方はtiktokやインスタから人気がでたインフルエンサー?のようでモノマネメイクで人気になったようです。メイクによって顔だけでなくキャラクターまでほとんど別人になってしまう。

それについて以下の動画で「演じ

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Dについて② 数霊四と三角形

Dについて② 数霊四と三角形

以下の続きになります。

・数霊DDはアルファベットにおいて4番目になります。
日本語とアルファベットは数霊を共有しており4がもつメッセージをDと日本語の「し」や「よん」は共通しています。

DEATH 死 

このことから4を不吉な数としますが、

幸せ し(4)あわせ

もあります。

例えば終わりのない命があったとして、それは幸せなのでしょうか?

死があるから歩き
死があるから走り
死があ

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「諏訪信仰を伝えたい!」プロローグ 明治維新の裏面とコンステレーション

「諏訪信仰を伝えたい!」プロローグ 明治維新の裏面とコンステレーション

①諏訪大社の簡単な概要長野県の諏訪郡に鎮座する諏訪大社は全国に約10000社存在する諏訪神社の総本社で、諏訪湖を取り囲むように4ヶ所に配置されています。

御柱祭(おんばしらさい)を筆頭に非常にユニークな歴史と信仰形態を今に残しており、様々な面で今でも注目を浴びることが多い地域になります。

・御柱祭

・精密機器

・こんな御伽噺も

詳細な歴史や文化、信仰形態に関しては今後の記事に任せますが、

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私の記事に関してと今後の展望

私の記事に関してと今後の展望

はじめまして、もしくは何時もありがとうございます。

大花 町(おおはな まち)です。

これまでnoteにて様々なトピックで記事を書いてきました。

初めは現在諏訪大社で御祭神とされているタケミナカタについて書き込んできました。
このトピックに関しては、おかげさまで今でも視聴数が伸びていて現在もそれ目的での「いいね」、「フォロー」をいただけています。

その後はユング心理学やニーチェ等の思想を中

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「表」Dについて「表」①

「表」Dについて「表」①

言葉とは何かを考えてみたとき、私はプログラミング言語を思い出します。

「りんご」という箱(class)を設定し、そこに🍎という外観や味、植物、バラ科、落葉高木、フジやシナノスイートなどの品種といった変数やメソッドを入れ込む。

これにより「りんご」を宣言すれば他者との間で意思疎通ができます。

私が今適当に作った造語「あべびぼるや!」と大声で宣言しても、その箱には変数もメソッドも何も入っていな

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魂は未だ見ぬ輝きを求めて進もうとする。
肉体は命を保持しようと安定を求める。
その狭間で心は揺れ動き、ぶつかり、削られて、研ぎ澄まれていく。
もしくは丸みを帯びていく。

その過程のすべてが「私」であり
その過程のすべてを許せたのなら、
全部ただ「在る」と優しさで満たされる。

創造主へ

創造主へ

人々は遠く離れた相手とも話すことができるように電話を開発しました。

それがいつでもできるようになったら…
そう考えた人間は電話を小型化して常に身につけるようになりました。

人々は遠く離れた相手と膨大な情報をやりとりしたいと考え、インターネットを開発しました。

それがいつでもできたら…
そう考えた人間は小型化した電話をインターネットに接続できるようにしました。

そして一人一人が個人の情報保存

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「無意識」夢の扉と現実の鍵「自我」

「無意識」夢の扉と現実の鍵「自我」

あなたは眠っているときに見る世界を意味のない虚構とお思いでしょうか?

夢とは無意識の海からのあなたへの呼びかけです。
海と表現したのはまさにその広大さ故で、カール・グスタフ・ユング氏は100冊もの書籍を書き記すことでその世界の在り様を人々に提示したのでした。

以下はユング心理学研究所による自我と無意識の構図になります。

私たちが「私」と認識している「自我」は無意識の海に漂う小島のようなものと

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おとぎばなし「階段を降りる」

おとぎばなし「階段を降りる」

目を開けると私は高い高い塔の頂上にいた。

恐る恐る下を覗き見ると、地上と思われる場所がうっすら見える。

頂上は寒く、雨風を凌ぐことができない。

私は意を決して長い長い階段を降りることにした。

階段は石を積み重ねて作られたもので、一段一段が不均等で手すりもなく、また勾配も急であった。

高い高い塔、足を踏み外せば終わり。

私は足元を注意深く確かめながら降りていく。
降りていく中で少しずつ私

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「呪縛解放 仮❶❷」地上の星達へ「:||輪廻転生という鎖」

「呪縛解放 仮❶❷」地上の星達へ「:||輪廻転生という鎖」

ふたりは静かに見つめ合っていた。

羨むように
物欲しげに
愛しさをもって

触れたいと
一つになりたいと
焦がれていた。

けれど互いに手を伸ばしはしない。

触れれば互いにかき消し合い、存在を傷つけあってしまうから。

彼の名は統制。

彼女の名は自由。

ここは陰陽の世界。

何かがあるとき、反対のなにかも存在する。
それはつまり、反対の何かがなければ物事は存在できない、ということ。

故に

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「呪縛解放 仮❶❶」不思議の国への招待状「現実という鎖」

「呪縛解放 仮❶❶」不思議の国への招待状「現実という鎖」



〇 とある女医の御伽噺
昔々、心に「病気」を抱えた人々を専門とする、いわゆる「病院」に勤務する女性がいました。
彼女はいわゆる「患者」を救うための方法を真剣に模索し、「間違った」思考を是正するための「薬」や「治療」の方法を知りたいと考えました。
故に心の分野の権威である男を訪ね、彼の元で学ぶ機会を努力の末に掴んだのです。

最初に彼女は「患者」の説明を男から受けました。
そこで彼女は激しく怒り

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