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「文系より理系は有利」「IT系は有利」とかいう考えにこだわるな~社会人になった今、日本の教育観・学力観にもの申す
アメリカ留学から帰って来た2020年、なんとなく就活していたのだが、ちょうどその時はデジタルトランスフォーメーションなどという言葉が流行っていて、IT業界が人気の就職先だというから、ちょっとどんなもんなのかのぞいてみたことがある。
「IT無くして課題解決無し」と言っても過言ではない昨今、あらゆる業界、公的サービスにIT推進の波が来ている。
私は、現在の仕事が環境NGOで、「自然エネルギー」や「
海外に出る前にやっておくべきこと~日本食の練習~
アメリカのど田舎で出会う日本食ワード 誰しも長期間にわたって海外にいれば、日本食が恋しくなるものであるが、日本食の中でも特に有名なものは、割と田舎の方に行っても手に入ったりする。
私が留学したケンタッキー州の町・ダンビルは、北海道の十勝平野並みに田舎なのだが、「スシ」「トーフ」「ソヤ(醤油のこと)」などは、既に市民権を獲得している言葉である。
もっとも、「スシ」に関して言えば、アメリカ人の
国際協力は人間協力~『外国人』としての経験から学んだこと~
2018年のフィリピンでの夏のインターンは3か月近くに及んだ。インターン先は日本人スタッフ2人、フィリピン人4人の小規模な国際協力NGO。貧しい農村の人々に対して所得向上を目的としたソーシャルビジネスを行っていた。地域の産品開発を行い人々の所得を向上するのが主な事業だ。「国際」協力と言うと「国と国の協力」という何か大層な響きがするが、結局の所は「人間」協力だ。今、振り返って、そう思う。
国際ビジ
「高校の『数学』はただの『算数』?~「学力」のいろいろ~」
中学校や高校の「数学」という科目、実はただの「算数」程度のものであろう。
学力の発展には三段階あるのではないか、と感じたのは、アメリカ留学最初の1年を終えた夏休みのとき。その夏、僕はフィリピンのネグロス島にコミュニティ開発のインターンシップに参加していた。
僕は高校までは、「覚える」ことばかりやってきた。教科書の内容を覚えて、ひたすら問題に答えるわけだ。
一方、大学の学びにおいては「主張する