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#デザイン

最新のお仕事|『別冊太陽 日本のグラフィックデザイン一五〇年』(平凡社)

最新のお仕事|『別冊太陽 日本のグラフィックデザイン一五〇年』(平凡社)

『別冊太陽 日本のグラフィックデザイン一五〇年』(平凡社)の編集をお手伝いしました!
前半の作品図版の申請、つまり「所蔵作品の写真を雑誌に掲載したいのですが……」と所蔵先とやりとりをしました。

ポスターを中心に雑誌や本の装丁などの貴重な図版を多数掲載、研究者の読み応えのあるテキストとともに、日本のグラフィックデザインを振り返ります。
本を開くと、とってもインクの匂い!

巻頭は、東京都現代美術館

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美術家たちの沿線物語 小田急線篇+京王線・井の頭線篇 /世田谷美術館

美術家たちの沿線物語 小田急線篇+京王線・井の頭線篇 /世田谷美術館

 東京都世田谷区では、京王線、小田急線、東急線が東西を貫き、東急世田谷線が南北を結んでいる。
 これら私鉄の開通と宅地開発が並行して進むにつれ、沿線を中心に賑わいが生まれていった。
 いっぽうで、どの路線からも離れた地域には、現在でも農地や緑地が散見され、往時を偲ばせるとともに、世田谷らしい暮らしやすい雰囲気にもつながっている。

 世田谷美術館では、区内で暮らし、制作に励んだ美術家の作品や資料を

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イラレの生成AIが凄いので Live - 2023/10/11 Adobe MAX 2023

イラレの生成AIが凄いので Live - 2023/10/11 Adobe MAX 2023

Adobe Illustraor 28.0に搭載された生成AI(ベクターグラフィックの生成)が衝撃的だったので、このページにまとめていきます。

イラレの生成AIの探求は以下の新しいページに掲載しています

新しいイラレ生成AI関連ページイラレの生成AIでハロウィンのイラストを描こう!

Live - 2023/10/14-15
Adobe Illustrator「イラレの生成AIを探求する」ライ

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【大阪中之島美術館】展覧会図録ができるまで【デザ恋】

【大阪中之島美術館】展覧会図録ができるまで【デザ恋】

みなさんこんにちは、バイスリーの水田です。
新年度を迎え、私はとうとう入社3年目に突入しました。時の流れは早い……。

今回は、直近のお仕事についてご紹介します。

現在、大阪中之島美術館では開館1周年記念展『デザインに恋するアート♡アートに嫉妬するデザイン』が行われており、メインビジュアルやグッズなどはバイスリーが担当しています。

会期を迎えた今、案件を振り返りつつ展覧会の魅力も発信できたらと

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新聞連載書籍化されました!「図書館ウォーカー 旅のついでに図書館へ」絶賛発売中♪

新聞連載書籍化されました!「図書館ウォーカー 旅のついでに図書館へ」絶賛発売中♪

じゃじゃーん!青森県津軽地方で発行されている新聞「陸奥新報」で2019年11月第2週から開始の連載旅エッセイ「図書館ウォーカー」が、このたび書籍化されました。版元の出版社は日外アソシエーツです。

本書は、わたくしオラシオにとって初の単著ということになります。価格は2,530円(2300円+税)、A5判230ページです。さっそくですが、本書の特徴をいくつかご紹介しましょう。大まかには下の5つで、そ

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コピー機を使った、アナログデザイン表現

コピー機を使った、アナログデザイン表現

文字や線やオブジェクトにアナログ風のデザイン表現を施したい…そんなときはコピー機を使うのがおすすめです。コピー機を通すことで生まれるつぶれ・かすれを利用して、デジタルな文字やオブジェクトにデジタル処理では表現できない味わいを加えます。また、スキャン中に紙を動かすなど、ちょっとしたアイデアで思いがけない表現に出会えるのも魅力です。

1. 小さな文字のディテールをつぶす
<手順>
①小さめに文字を打

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公務員のための広報研修~受け手の心を動かすチラシのつくり方と広報の生かし方

公務員のための広報研修~受け手の心を動かすチラシのつくり方と広報の生かし方

こんにちは。広報課の広報担当です。
今回は鎌倉市の職員研修の内容をシェア。全国自治体職員のみなさんの参考になればと思っています。

自治体職員の皆さん、「広報」ってどう思っていますか?
去る7月29日に「公務員のための受け手の心を動かすチラシのつくり方と広報の生かし方」と題した職員研修を実施しました。
広報担当の間では参加者集まるかな~、と心配していたところ、募集開始2日で15名の定員が満席に!み

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社会人芸大生が勉強の合間に買って読んだアート関連書籍・2022.7~9月編

社会人芸大生が勉強の合間に買って読んだアート関連書籍・2022.7~9月編

皆さま、本、読んでますか?

ついに3年目をむかえたこのシリーズ。2022年は四半期ごとに更新中です。

相変わらず活字にまみれているわたしが、勉強と趣味もかねて手に取ったアート関連本(それ以外もいろいろ)を紹介&勝手におすすめします。
なんか面白そう!と思えるような本と出会うきっかけになったら嬉しいです。

ちなみに2021年編はこちら。

2020年編はこちらです。今から読んでも面白い本ばかり

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CDジャケットを作るときのデザイナーの頭の中

CDジャケットを作るときのデザイナーの頭の中

こんにちは。デザイナーの市角です。
普段はデザインや映像を作りながら、
大学で准教授としてデザイン思考について教えてみたり、デザインの考え方とやり方を学生さんや企業、自治体さんに伝えたり一緒になって考えています。

その一環で、デザイナーがどんなふうに考えているのか、
思考プロセスを文章化したほうが良いよなと思いnoteに書いていくことに。

デザイナーの頭の中を公開するシリーズ。
今回はCDジャ

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元図書館員が考える「図書館の静けさ」のこと

元図書館員が考える「図書館の静けさ」のこと

(見出し写真は7月1日にオープンした黒石市立図書館の館内。内覧会参加時に撮影したものです。同館はある程度なら会話OKという方針です)

さっき、朝日新聞DIGITALのこんな記事↓を読みました。と言っても有料会員ではないので肝腎なところから読めないのですが。本記事は、同記事全体の趣旨に則ったものではなく、あくまで途中までの内容にインスパイアされただけということを最初にお断りしておきます。

僕の前

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『広告』最新号(特集:虚実)、発売! 不確かで多様な現実ともののあり方を考える全24記事

『広告』最新号(特集:虚実)、発売! 不確かで多様な現実ともののあり方を考える全24記事

こんにちは、『広告』編集長の小野です。

2018年の夏頃に編集長を引き受けてから、3年半ちょっと。月日が流れるのはとてつもなく早い、そう感じる一方で、出版ペースは相変わらずゆっくりな雑誌『広告』です。

当初の企画書に書かれていた今号の発売予定は10月でした。最初から、なんだかんだで12月くらいになるかなとは思っていました。でも、蓋を開けてみたら「なんだかんだ」が多発し、結局3月に……。

前号

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自分の名刺で大実験!7種類の紙×活版印刷

自分の名刺で大実験!7種類の紙×活版印刷

ようやく名刺を作りました。

7種類の紙で。

これ、知り合いに渡すときにトランプみたいに広げて「どの紙が良いですか?」って選んでもらえるのが楽しい…!
(初対面の方にはさすがにやりにくいですが)

印刷は活版です。非塗工・微塗工・マットに仕上がる紙…など色々な種類で刷ったので、印刷の相性を比較することもできます。

今回、印刷立ち合いに行かせていただきましたので、名刺ができるまでを活版印刷の工程

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テキストメッセージを「デザイン」すると、読み手に寄り添うコミュニケーションができるかもしれない話 | Design Journal Vol.22

テキストメッセージを「デザイン」すると、読み手に寄り添うコミュニケーションができるかもしれない話 | Design Journal Vol.22

この記事のサマリーSlack等でテキストメッセージを送る前に、デザインのプロセスを用いることで、読み手に寄り添ったコミュニケーションができ、「伝わらない」ストレスが減り、お互いがハッピーになるかも、という話です。

背景社会人になり約4年半ほど経ちますが、まだまだ難しいなぁと日々感じていることが、「テキストコミュニケーション」です。

ここ2年ほどでリモートワークの割合も加速し、テキストコミュニケ

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紙と活版印刷の相性がわかるすごい見本帳の話

紙と活版印刷の相性がわかるすごい見本帳の話

相性ってありますよね。人や道具、なんと場所にもあるとか。

人と紙に相性はない(はず)ですが、紙と印刷には相性があります。
オフセット印刷に適した紙、レーザープリンターに適した紙、そもそも印刷には適さない紙…。

そして紙は人以上に相性が重要です。
相性を知らずに印刷すると、「あれ?思ったのと違う…」なんてことも。
自分で試せればいいけれど、全部テストしていたらお金も時間も足りないですよね…。

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