ヤグチサトコ

ライター/ペーパーアドバイザー(紙のご相談にのります)。 紙の専門商社に約8年勤務後、インハウスのWebディレクターに転職、その後ライターに。 このnoteでは紙についてあれこれ綴ります。好きな紙はアラベール。趣味はカメラと美術館めぐり。

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    • イベントのお知らせとレポート

      主催、もしくはご依頼を受けて参加したイベントのお知らせとレポートです。

    • 紙と活版印刷の話

      活版印刷に関連した記事です。

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    ほぼ日手帳2023で新旧トモエリバーを比較してみた

    手帳、使ってますか? 私はここ数年使っていません…。いやー、本は圧倒的紙派なんですが、スケジュール管理はスマホが性に合っているようで。 ですが、今年は久しぶりに手帳を買いました! 買ったのは、あの有名なほぼ日手帳です。 その理由は、今年のほぼ日手帳は新旧トモエリバーの比較ができると知ったから。 トモエリバーとは、手帳やノートに使われている筆記用紙の一種です。ほぼ日手帳に採用されていることもあり、筆記用紙の中でも抜群の知名度を誇ります。 実はトモエリバーは2021年に旧

      • 「あたりまえの分解展 紙と印刷のDIY」不参加レポート

        主催メンバーの1人として関わったイベント「あたりまえの分解展 紙と印刷のDIY」が無事に終わりました。 3日間の開催でしたが、なかには100人近い方が来られた日もあったとのこと。大盛況だったようで感無量です。本当にありがとうございました! …あれ?主催者の1人なのに、まるでその場にいなかったような書き方ですね。 そうなんです!その場にいられなかったのです…。 実は、退院したばかりで静養しなければならず、当日会場に行けなかったのでした。とほほ。 (静養のかいあって、今では

        • 【お知らせ】10/28~30「あたりまえの分解展 紙と印刷のDIY」が開催されます

          こんにちは。本日はお知らせです。 10/28(金)~30(日)まで、大阪・京橋にある鶴身印刷所にて「あたりまえの分解展 紙と印刷のDIY」が開催されます。 aroundの黒田淳一さんにお声がけいただいて、主催メンバーの1人として関わらせていただきました。 以下、詳細です。 様々な分野で活躍する仲間たちが集まって、日常を「輪切り」にして捉え直すチャレンジを始めます。 「あたりまえの分解展」は、日常を輪切りにし、世の中の"あたりまえ"ができるまでを紐解く試みです。 展示

          • 自宅プリンターでトレーシングペーパーを印刷して、シールを作ってみた

            トレーシングペーパーはインクジェットプリンターでの印刷には不向き。 ずっとそう思ってきました。 実際、それは間違いではないですし、インクジェット専用のトレーシングペーパーを使わないと滲んでしまう場合も多々あります。 ですが、去年家庭用インクジェットプリンターを購入して、ネットで色々調べてみたところ、 「んん…?どうやらこの機種はトレーシングペーパーの印刷ができるかもしれないぞ…?」 ということに気づき、実際に印刷してみたら、できました。 おおー!!特に滲みもないし、

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          • 紙と活版印刷の話
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            キラキラした紙ってテンション上がるよね

            星空、ガラス、宝石、イルミネーション、ラメ…。 キラキラしたものって何か人を惹きつける魅力がありますよね。 私の場合、小学生のときはラメ入りペンを集めたものですし、今でもプラネタリウム大好きです。(それはただ星好きなだけかもしれない) 紙も一緒ではないでしょうか? キラキラした紙に触れると何だかテンションが上がるというか。ちょっと他の紙とは存在感が違うんですよね。 というわけで今日は、キラキラした紙について好き放題に語ってみたいと思います! キラキラした紙とはキラキラ

            「紙のお話会」をやってみて思うこと

            先日、前回のnoteでお知らせした、大枝活版室さんでの紙のお話会が無事に終わりました。 先日ってもう1か月経つやん(白目)という感じですが、 どんなに遅れても書くことが大事なんだ! と言い聞かせて、お話会を通して感じたことを残したいなと思います。 ---------------------------------- 大枝活版室の森国さんとの出会いは、かれこれ9年前。 その頃、私は紙屋さんの営業3年目くらい。森国さんはフリーランスのデザイナーとして活動されている傍ら、「使

            【お知らせ】6/10・11 大枝活版室 OPEN STUDIOで紙のお話会やります

            こんにちは。本日はお知らせです。 大阪府守口市にある活版印刷所・大枝活版室さんが6/10(金)・11(土)に「OPEN STUDIO」というイベントを開催されます。そのなかで、紙のお話会をやらせてもらうことになりました!! 大枝活版室さんとは何十年もの間使われていなかった、守口市の小さな印刷所。 そこを以前のように人の行き交う場所にしたいと、グラフィックデザイナーの森国雅子さんが活版印刷所として再オープンされたのが2013年のことでした。 私と森国さんが出会ったのもその頃

            紙屋さんに就職して驚いた10のこと

            最近、会う人会う人に 「note見てるよ~!マニアックだねえ~!」と言われます。 そうやって声をかけてもらうと本当に嬉しくて、大大大感謝なのですが、1つ気になったことが。 「はて…。私のnoteってそんなにマニアックなのかな…?」 多少は自覚していましたが、もしかすると自分が思っているよりマニアックなのかも。 新卒当時、紙について何も知らない状態で紙屋さんに就職した私は、紙独特の特性や単位に驚いたものでした。今ではそれがすっかり当たり前に…。 というわけで、今日は

            青い本から探る、紙と印刷の世界

            本が好きです。 青色が好きです。 好きと好きが掛け合わさった結果、いつの間にか本棚が青くなっておりました。 あれ…?意識的に青い本を集めた記憶はないのですが…? (写真撮影のために青い本を真ん中に集めたことは白状します。普段はばらけて置いてます) 苦笑いしながら本棚を眺めていると、当たり前ですが1冊1冊たたずまいが違うんだなあ…と改めて気づきました。 同じ「青い本」なんだけど、少しづつ青の具合が違うんです。 青い紙を使ったり、印刷で青を表現したり。 箔押しが印象的だっ

            紙とSDGsについて考える

            昨今、話題のSDGs。 下記のロゴを見かける機会も各段に増えました。 紙とSDGsを考えたとき、今一番目にする機会が多いニュースは、脱プラスチック関連ではないでしょうか。プラスチックの代わりに、紙ストローや紙製パッケージが注目されていますね。 実際、昨年我が家で購入したワイヤレスイヤホンのパッケージがすべて紙でできていました。 イヤホンカバーが刺さっているのも紙という徹底ぶり。 調べてみると、SONYは環境中期目標「Green Management 2025」において

            自分の名刺で大実験!7種類の紙×活版印刷

            ようやく名刺を作りました。 7種類の紙で。 これ、知り合いに渡すときにトランプみたいに広げて「どの紙が良いですか?」って選んでもらえるのが楽しい…! (初対面の方にはさすがにやりにくいですが) 印刷は活版です。非塗工・微塗工・マットに仕上がる紙…など色々な種類で刷ったので、印刷の相性を比較することもできます。 今回、印刷立ち合いに行かせていただきましたので、名刺ができるまでを活版印刷の工程とともにご紹介したいと思います! 0.名刺を作るまで名刺の印刷をお願いしたのは

            バレンタインとは、紙の祭典である。

            もうすぐバレンタインですね。 バレンタインと言えば、チョコレートの祭典。 ですが、私にとっては紙の祭典でもあります。 なぜなら、バレンタインチョコのパッケージは凝ったデザインのものが多くて、色々な種類の紙が使われているからなんです~! 紙屋さん時代は、自社商品が使われているか市場調査するため、百貨店の催事をハシゴしていました(笑)。 今年はこのご時勢もありハシゴは控えましたが、やはり気になりまして、少しだけ偵察に行ってきました! いくつか購入してきたので、ご紹介します。

            紙と活版印刷の相性がわかるすごい見本帳の話

            相性ってありますよね。人や道具、なんと場所にもあるとか。 人と紙に相性はない(はず)ですが、紙と印刷には相性があります。 オフセット印刷に適した紙、レーザープリンターに適した紙、そもそも印刷には適さない紙…。 そして紙は人以上に相性が重要です。 相性を知らずに印刷すると、「あれ?思ったのと違う…」なんてことも。 自分で試せればいいけれど、全部テストしていたらお金も時間も足りないですよね…。 そこで重宝するのが見本帳! 見本帳は実際の手触りや厚みを確認したり、印刷上がり

            紙好き人間の結婚式のペーパーアイテム作り記録

            紙に関わる仕事を始めてからずっと、小さな夢がありました。 それは、いつか自分の結婚式をすることになったら、好きな紙をふんだんに使ったオリジナルの招待状を作ること。 特殊紙と呼ばれる高級な紙やキラキラした紙を扱う会社にいたので、ショップに結婚式用の紙を探しに来る人が結構多かったんです。接客でご相談にのるたびに「いつか自分も結婚式する日が来たら、どんな紙を選ぶんだろう」と妄想していたものでした。 ……ヴァンヌーボでシックにまとめるのもいいし、パチカで透明にもさせてみたいし、

            烽火書房さんと絵本の紙について考えてみた。1

            もし今「1冊の本を思い浮かべてください」と言われたら、どんな本を思い浮かべますか? また、その本の表紙はどんな色、触り心地ですか?本文の紙は真っ白?それとも少しクリームがかった色でしょうか?ページのめくりやすさはどうでしょうか? きっと、頭の中に思い浮かんだ本は一人ひとり違うと思います。(私の場合は岩波文庫の小説でした。) タイトルが違えばデザインや用紙が異なり、それぞれが違うたたずまいを見せてくれるのが紙の本の面白いところ。特に紙は白さがほんの少し違うだけでも全然違う

            Webと紙のどちらが「自由」なのか。

            23歳から31歳までの約9年、私は紙の世界で生きてきました。 新卒で紙の専門商社に入社後、ペーパーレスが叫ばれる一方で、世の中ではスマホが普及し、どんどんIT化が進んでいきました。 Googleマップがない時代はどうやって知らない場所に行けてたの!?もう思い出せません。 …とまあ、テクノロジーの恩恵にあずかりつつも仕組みは全然知らないまま。なんとなく、便利!すごい!でも難しそう!くらいの感覚だった気がします。 そのときの私にWebと紙のどちらが「自由」だと思いますか?と