オラシオ

ライター、エッセイスト。青森市在住。書籍「図書館ウォーカー 旅のついでに図書館へ」2刷…

オラシオ

ライター、エッセイスト。青森市在住。書籍「図書館ウォーカー 旅のついでに図書館へ」2刷。コンピCD『ポーランド・ピアニズム』『ポーランド・リリシズム』選曲解説。その他お仕事いろいろ。ご依頼はaladyhasnoname(a)yahoo.co.jp (a)→@へ

マガジン

  • 図書館ウォーカー取材備忘録

    青森県津軽地方で発行されている陸奥新報の連載エッセイ「図書館ウォーカー」取材からのトピックを備忘録的につづります。半分は自分用、半分は読者のみなさま向けという感じなので記事としては未整理状態なのはご容赦を。

    • 図書館ウォーカー取材備忘録

最近の記事

  • 固定された記事

新聞連載書籍化されました!「図書館ウォーカー 旅のついでに図書館へ」絶賛発売中♪

じゃじゃーん!青森県津軽地方で発行されている新聞「陸奥新報」で2019年11月第2週から開始の連載旅エッセイ「図書館ウォーカー」が、このたび書籍化されました。版元の出版社は日外アソシエーツです。 本書は、わたくしオラシオにとって初の単著ということになります。価格は2,530円(2300円+税)、A5判230ページです。さっそくですが、本書の特徴をいくつかご紹介しましょう。大まかには下の5つで、それぞれ細かい説明はさらにその下でどうぞ。 ・紹介図書館は各都道府県47館+19

    • 2023年のお仕事まとめ

      青森市に移住して約20年、ライター/エッセイストのオラシオです。昨年はお仕事が大きく前に進み、少し人生の追い風になった年でした。そんな2023年のお仕事をまとめておきます。 僕の仕事には今、旅エッセイの新聞連載(掲載先「陸奥新報」)と音楽関係(主にポーランドの現代ジャズについて)という大きな2つの柱があります。個人的には、あともう一本なにか柱を作りたいと思っています。 エッセイストとして「図書館ウォーカー」書籍化 昨年1月に、新聞連載「図書館ウォーカー」が「旅のついでに

      • 「どの図書館がいちばん良かったですか?」といういちばん難しい質問

        ありがたいことに初の単著「図書館ウォーカー 旅のついでに図書館へ」(日外アソシエーツ)が増刷決定などなど売れ行き好調を受け、いくつかトークイベント出演のご依頼をいただいております。ちなみにトーク出演のご依頼は随時受付中です! 今のところ2つ(大阪府の松原市民図書館さん主催、図書館総合展の日本事務器さん主催フォーラム)出演が済んでいて、お客様や主催者関係の方々だけでなく、たくさんの人とお会いすることになりました。 そんな中でものすごくたくさん訊かれたのが「どの図書館がいちば

        • 図書館ウォーカーは「孤独のグルメ」になれるか?

          僕の初の単著「図書館ウォーカー 旅のついでに図書館へ」(日外アソシエーツ)、ありがたいことに増刷されました。まだまだ絶賛発売中です。 旅という視点から図書館を見るというコンセプトは、意外と誰も書いていなかったものです。本を出してからちらほら「自分も旅先で図書館を訪ねてる」的な感想を見聞きすることがあり、それなりに同じ趣味の人がいるみたいなのですが、それを読みものにして人に伝えるということを考えた人がこれまでいませんでした。 さて、本の「あとがき」に書いたのですが、個人的に

        • 固定された記事

        新聞連載書籍化されました!「図書館ウォーカー 旅のついでに図書館へ」絶賛発売中♪

        マガジン

        • 図書館ウォーカー取材備忘録
          オラシオ

        記事

          あなたの日常になりたい

          僕はもうすぐ50歳のライターだ。 同年代の友達の「ご家庭の大変な事情」のようなことを見聞きすることが増えてきた。 お金の問題、親御さんの介護やご家族の病気、進学するお子さんとの別れなど。 僕自身の「ご家庭の事情」は30歳手前くらいでほとんど終わっている。親戚が厄介ごとを持ち込んでばかりの少年時代。前の父が僕を戸籍から抜くのを許さなかったために今の親と名字が違い、感受性の強い時期に周囲から奇異なものを見る目で見られた経験。そしてとどめに父の自己破産。 しかし並行して両親

          あなたの日常になりたい

          北海道の図書館訪問、100館達成しました!+おすすめ10館紹介

          かつて、大阪で育ち社会人時代東京でも暮らしていたことがある僕にとって、北海道は縁遠い土地でした。 約20年前に青森市に引っ越してきたのですが、しばらくはほんとうに貧乏だったので、それはそれでまた北海道旅行は縁遠いものでした。 そんな僕が偶然公共図書館員になり、街歩きを兼ねてその土地の図書館を訪ねてまわる「図書館ウォーカー」をライフワークにしはじめてから、とりわけ力を入れて旅した土地が北海道だったのは、やはり憧れの気持ちがあったからなのでしょう。 図書館員を辞めてフリーの

          北海道の図書館訪問、100館達成しました!+おすすめ10館紹介

          増刷かかりました!

          お知らせっ! 僕の初の単著「図書館ウォーカー 旅のついでに図書館へ」(日外アソシエーツ)がめでたく増刷となりました!! 以前メインにしていたポーランドの現代ジャズと同じく、旅というアングルから図書館を捉え、それを読みやすい旅エッセイの形でつづるというのはそれまで(ほぼ)誰もやっていなかったジャンルなので、重版かかったことで多くの方に受け入れられていることが証明され、著者としてとても嬉しく思っています。 おっそうなのか?それなら買ってやろうじゃないか、という方へ。現状Am

          増刷かかりました!

          図書館総合展フォーラムに出演します!10/25 13:00~14:30

          図書館業界の一大イベント「図書館総合展」がコロナ禍を経て4年ぶりにリアル開催されます。会場はパシフィコ横浜、10/24,25の両日開催です。 なんと、僕も「図書館ウォーカー 旅のついでに図書館へ」(日外アソシエーツ)の著者として出演することになりました。 株式会社日本事務器さん(NJC)主催のフォーラムで、十文字学園女子大学の石川敬史准教授と石川ゼミの学生のみなさんとの共演です。日時は10/25(水)の13:00~14:30となっております。会場は「パシフィコ横浜 展示ホ

          図書館総合展フォーラムに出演します!10/25 13:00~14:30

          トークイベント「図書館ウォーカーしてみませんか?」内容まとめ ご依頼の検討資料として

          9月17日に、大阪府の松原市民図書館「読書の森」主催のトークイベント「図書館ウォーカーしてみませんか?」に出演してきました。 僕の初の単著でもある「図書館ウォーカー 旅のついでに図書館へ」(日外アソシエーツ)の著者としてのイベント出演はこれが第1弾で、今回の内容が今後出演する際のひな形になると思っています。ご依頼の検討材料になるよう、ここに講演内容を大まかにまとめておきます。じっくりご覧の上、ご検討ください。 使用機材とトークの形式ノートパソコンとプロジェクターをHDMI

          トークイベント「図書館ウォーカーしてみませんか?」内容まとめ ご依頼の検討資料として

          公共交通に乗って公共図書館に行こう #未来のためにできること

          持続可能な社会とは、誰のためのものだろう。やはり子どもたちのためではないだろうか。そんな社会を形作るための行動が、やがてめぐりめぐって自分のためになる。 ただ、僕には子どもがいない。共に暮らすパートナーとはいつも「自分たちのような人間が子どものための社会づくりを考えても、至らないところがたくさんあるんだろうねえ」と話し合っている。 そんな僕にもたった一つだけ「これは子どもたちのためにやっている」と胸を張って言える行いがある。それは、公共交通に乗って公共図書館に行くというこ

          公共交通に乗って公共図書館に行こう #未来のためにできること

          「図書館で借りたってわざわざ言わないで」とお願いできるのだとすれば

          (見出し画像は黒石市立図書館の完成記念内覧会時に撮影したものです) 時々SNS上で「図書館で借りた(または無料で楽しんだ)と感想とともにわざわざ伝えないで。気にする人もいるんです」というお願いが祭りになる。 僕はフリーランスの物書きだ。文章を書いてお金をいただいていて、特に今年は単著(「図書館ウォーカー 旅のついでに図書館へ」日外アソシエーツ)を出したので、それが何冊売れるかが今後のキャリアをかなり左右するという状態だ。 また、印税のようにダイレクトに自分の収入に直結し

          「図書館で借りたってわざわざ言わないで」とお願いできるのだとすれば

          9月17日(日)、公共図書館主催のトークイベントに出演します!

          書籍「図書館ウォーカー 旅のついでに図書館へ」(日外アソシエーツ)でご紹介していることが縁で、大阪府の松原市民図書館「読書の森」さんが主催するトークイベントに出演することになりました! 実は僕はこの松原市内にある府立高校を卒業していまして、それもご依頼のきっかけになったそうです。母校への告知もお願いしておいたので、ひょっとしたら現役の人たちが聴きに来てくれるかも。 今回のトークイベントは、同館の林館長が聞き手を務めてくださる対談形式となっています。何気に図書館長さんのトー

          9月17日(日)、公共図書館主催のトークイベントに出演します!

          ポーランド人ピアニストと話した「ねぶた祭り」のこと

          僕が住んでいる青森市は明日からまたねぶた祭りです。我が街では、ねぶたが終わると夏が終わると言われ、実際そのあとは秋の気配が漂いはじめるのですが、市民のマインドの面でも「祭りの後」っぽい消化試合的な認識になるのかもしれません。そして、長い冬が待っています。 さて音楽ライターとしての僕は、いちおうポーランドのジャズが専門分野ということになっています。この分野を日本に広めるため、これまでディスクガイドの監修&共著、トークイベントの出演、コンピレーションCD(↓の2枚)の選曲、DJ

          ポーランド人ピアニストと話した「ねぶた祭り」のこと

          ポーランド・ジャズのお仕事上半期リスト

          最近は「図書館ウォーカー」を名乗って旅エッセイストぶっておりますが、まだまだ多くの方にとってはオラシオと言えば「ポーランドのジャズを専門とする音楽ライター」なのかもしれません。 思うところあって、音楽分野のほうではここ4年くらいの間に仕事のやり方をだいぶ変えました。細かい説明を省いてかんたんに説明しますと、 オファーが来たらやる ということです。えっ、そんなの当たり前でしょって? ではもう少し説明しましょう。 もう自分から営業とか情報提供とか招聘のお手伝いとかそういう

          ポーランド・ジャズのお仕事上半期リスト

          全国各地を旅する「図書館ウォーカー」が旅のさなかに聴いている音楽たち

          「図書館ウォーカー」と名乗り、全国各地の街の図書館を気ままにめぐり歩いています。平均すると一か月に一度くらいは旅しているのではないかと思います。(書籍出ています↓*電子版もあり) 運転免許を持っていない僕の移動手段は、公共交通と徒歩がメイン。運転もしなくていいし、列車やバスに乗っている間はできるだけパソコンを使ったりインターネットやSNSを見ないようにしているので、やることは愛用のコンデジを構えてシャッターチャンスを狙うか、音楽を聴きながらぼーっと車窓風景を眺めるだけ。

          全国各地を旅する「図書館ウォーカー」が旅のさなかに聴いている音楽たち

          図書館ウォーカーがオススメする「旅のついでに訪ねて欲しい図書館」10選最新版(写真つき)

          「図書館ウォーカー」を名乗って、全国各地の旅先の街で地元の図書館を気ままに訪ね歩いています。 その様子は青森県津軽地方で発行されている新聞「陸奥新報」の連載(最終週以外の毎週火曜日掲載)として2019年11月から旅エッセイの形でつづっており、今年の1月20日には掲載済みのものから66回分をセレクトし加筆訂正したうえで書籍化しました(電子版もあり)。 まえがき10数年近く前からこの「図書館ウォーカー」という旅の楽しみ方を趣味にしてきましたが、つい先日訪問済み図書館のデータを

          図書館ウォーカーがオススメする「旅のついでに訪ねて欲しい図書館」10選最新版(写真つき)