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2021年2月の記事一覧

“適当人間”増殖中!

“適当人間”増殖中!

病気やトラブルで、イベントや旅行に行けなくなったりした場合に、チケット代金や宿泊料金を補償・返却する少額短期保険(ミニ保険)が登場したことをご存知だろうか。

想定外のことはよくあるので、「よくぞ思いついた」と言える、優れたビジネスモデルだと思う。私も利用したい。……と、一瞬は思った。

この新サービスには何の問題もないように見える。だが、こうした“痒いところに手が届く”的なサービスが増えると、人

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ベビーシッターを利用するのは、「遊び目的では?」疑惑。

ベビーシッターを利用するのは、「遊び目的では?」疑惑。

以前、ベビーシッターによる子どもへの虐待や殺人が世間を騒がせた。

非常時に、ベビーシッターは便利な存在かもしれない。やむを得ぬ事情で、仕方なく預ける人も多い。どこも預かってくれないので、無認可のベビーシッターを頼るのも理解できる。厳しい社会情勢で、働かなければ生きていけないこともよくわかる。

だが、世間から「見ず知らずの人に預けるなんて、信じられない」という意見が出てくることもわかる。

当事

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フリーアドレスの不自由さ。

フリーアドレスの不自由さ。

社員が個々に机を持たないオフィススタイルを「フリーアドレス」と言う。空いている席やオープンスペースを自由に使って仕事をする。

社内コミュニケーションの活性化やスペースの有効活用、リフレッシュ効果があることから、実施する企業が増え始めている。

私は、自分の部屋が一番好きで、自分の能力を遺憾なく発揮できる場所だと思っているので、別の場所で仕事をしろと言われても、非常に困る。なので、フリーアドレスな

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男女は、“悟り”で長続きする。

男女は、“悟り”で長続きする。

円熟した夫婦は、「ツーと言えばカー」の時代を超え、語らずとも意思が通じ合う、独特の“間”を持っている。どういう歴史を経て、その“間”を築いてきたのか。夫婦それぞれに、さまざまなドラマがあったのだろうが、男女の繋がりは、ぜひともこうありたい。

だが、つき合いが浅いうちは、相手のことがよくわからず、衝突することもある。相手の傷つくことを言ってしまったり、弱点を突いてしまったり。若さ故に許すこともでき

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「茶の間」「家族の団らん」なんて、いらない!?

「茶の間」「家族の団らん」なんて、いらない!?

家族が集まり、ご飯を食べたり、お茶を飲んだり。世間話や相談ごとも。バラバラに行動していても、一日に一度はみんなが揃う場所。それが、茶の間・居間である。そこにはテレビもあり、みんなで仲良く観て、話も弾む。

茶の間は、家族のコミュニケーションの場。絆を紡ぐ空間でもある。

ところが、そんな“和みの光景”が消えかけている。家族ひとりひとりの行動がまったく異なり、食事の時間さえ、みんなが揃うことはない家

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安易な結婚・出産は、不幸な事件を呼ぶ。

安易な結婚・出産は、不幸な事件を呼ぶ。

女性雑誌の「an・an」が、「授かり婚はこんなにスバラシイ!」という特集を掲載したことがある。いわゆる“できちゃった婚”を推奨しているようである。「セックス特集」など、先進的な内容で人気を得ている雑誌とはいえ、これは行き過ぎではないか。やり過ぎ、ぶっ飛び、無責任だとも言える。

長くつき合っているカップルの「できちゃった」と、つき合い始めて間もないカップルの「できちゃった」とでは、大きく意味が異な

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デートの割り勘が常識化すると、頑張らない男が増える。

最近のカップルは、デートの費用がほとんど割り勘だと言う。男女平等・男女同権の時代なのだから、当然のことではある。不景気で給料が少なくなってきていることも、男性が全額出せない理由にもなっている。

だが、これでは男性が女性に見栄を張れなくなる。格好をつけることができない。男性は単純なので、女性に見栄を張るために頑張ろうとする。彼女に良いところを見せたいがために、一所懸命に働いて、デート費用を稼ぐので

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タバコ原因の病人は、保険適用から除外しろ!

タバコ原因の病人は、保険適用から除外しろ!

身体に悪いことがわかっているタバコを吸って病気になった人間を、どうして税金(健康保険)を使って助けなければいけないのか。

しかも、まわりにも害をまき散らすという、たちの悪さ。これは、公害ではないのか。わかってて吸うのだから、まったくの確信犯だとも言える。

「タバコを吸うことで、余分に税金を収めている」と、御託を並べるかもしれない。ならば、煙を出すな。吸ったらそのまま身体に吸収しろ。まわりを巻き

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「子どもにスマホ」は、議論の余地がない。

「子どもにスマホ」は、議論の余地がない。

0〜6歳の子どもを持つ20〜40代の母親(妊婦を含む)へのアンケートによると、スマホ利用者の2人に1人が、子どもをあやすためにスマホを利用したことがあるという。

・病院での待ち時間の間に動画を見せる。
・ぐずったときに、触ると音がするアプリを使う。
・子どもの写真を見せると興奮して喜ぶ。

なるほど、便利な使い方があるものだ。と、感心している場合ではない。以前、こうしたスマホの使い方が議論となっ

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これは詐欺? ジェネリック医薬品が、オリジナルより高く売られている!

これは詐欺? ジェネリック医薬品が、オリジナルより高く売られている!

最近やたらとテレビCMで見かける薬がある。膝や腰の痛みを和らげるビタミン剤で、ご存知の方も多いだろう。

いきなりだが、この薬は“ボッタクリ”だと言っても良い。

いかにも独自で開発した薬だというイメージで売っているが、ジェネリック品である。つまり、オリジナル品の特許が切れた薬を同成分で作っているだけのものである。

オリジナル品は古くからある薬で、愛用者も多い。効果は期待できる。だが問題は、オリ

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公務員にプロの仕事を見せてやれ!

公務員にプロの仕事を見せてやれ!

佐賀県にある武雄市図書館が、その運営を民間に委託し、成果を上げている。落ち込んでいた利用者数が大幅に増え、地域に「図書館を利用するという知的な文化」および「本を読む習慣」を根づかせている。

私はかねてより、役所の仕事は民間にアウトソーシングすべきだと言っている。特に事務系の仕事はやることが決まっているので、外注しやすい。給料の高い公務員に簡単な仕事をさせるのは、もったいない。外注した方が、安く処

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健康志向が高まると、野菜が売れなくなる!?

健康志向が高まると、野菜が売れなくなる!?

健康ブームが長い。というより、定着したのか。テレビ番組・ネットサイト・雑誌では、健康に関する情報が、毎日溢れている。次から次へと、“身体に良いこと”が紹介され、これを実践すると、1日24時間でも足りないくらいである。

特に女性は、健康情報に敏感である。「健康=美容」という意識が働くのか、見聞きするものは片っ端から試したくなるようだ。

中でも“意識高い系”の女性は、「お洒落な健康」に目がない。出

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女性コスプレーヤーは、なぜ下着を見せてくれるのか?

女性コスプレーヤーは、なぜ下着を見せてくれるのか?

コミケ(コミック・マーケット)やコスプレイベントに、足を踏み入れたことはあるだろうか。一種独特の空気感に、私などはたじろいでしまう。

コミック関連の同人誌やグッズを販売しているブースは、勇気を持てば、見てまわることはできる。だが、コスプレーヤーが“自身”を披露している場所は、非常に居心地が悪い。

見せるために来ている人たちなのだが、ジロジロ見て良いものなのかと不安になる。

彼らはさまざまなキ

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「コストコ」を賢く“利用しない”方法。

「コストコ」を賢く“利用しない”方法。

みんな大好き「コストコ」。食品・生活用品が激安で手に入る、大型ディスカウントストアである。

売り場に立つと、誰もが目の色を変える。サイズや量に驚き、価格を見て、また驚く。特に食品のまわりには人だかりが。

大家族や大食漢の人たちには、救世主のような存在だろう。

だが、この店を利用するには、会員にならなくてはいけない。年会費4400円(税抜き)。これは高い。

頻繁に利用する人は、すぐに元が取れ

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