『バタアシ金魚』『お茶の間』の"花井薫"を知っているだろうか。 訳がわからない男だけれど、憎めない。 破天荒だった薫が一度は平凡な道を選ぶが、最終的に会社を辞めて自分のために夢に向かう。自由でシビアな人生に戻った。 制約を経験してからの自由。 それは以前の自由とは別世界だ。
「僕はあの日…家族でサザエさんを見ていました。確か、そう日曜日です。憂鬱だったから覚えています」とバックにサザエさんが映し出されたTV📺と自分の自撮り写真を見せた。時計の針は夜8時。