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みんなゲンキでバカだった。テレビと昭和5

昭和の時代にあって、今の時代にないもの。 テレビ番組のなかで失われたコンテンツといえばホームドラマでしょう。 親がいて、兄、姉、妹、弟、祖父や祖母兄弟、従兄弟、 近所の人々、友人たち。 何気ない日常のお話なのに、毎週楽しみに待ったものでした。 最初はまったく受けなかった国産ホームドラマ アメリカンドラマの項でも書きましたが、 日本のホームドラマの原型はシットコム(シチュエーション・コメディ)と よばれるアメリカのホームドラマです。 しかし、テレビ放送がはじまってしばらくの

    • 筋肉は年齢に関係なく成長する

      筋トレがブームですよね。でもあれ若い人向けでしょ。なんて思ってませんか。考えをあらためましょう。体力に不安を感じだした中高年こそ筋トレを始めるべきなんです。今から筋トレなんて無理!という心配は無用。適切なトレーニングを続けることで筋肉はいくつになっても成長するのですから。 成長するのは筋肉だけじゃないふだん使っていないカラダの部分を動かすことで、筋肉だけでなく、神経や関節を刺激して、柔軟性や反射神経にもいい影響をあたえます。筋肉が発達してくると、体表をおおっている肌にもハリ

      • みんなゲンキでバカだった。テレビと昭和4

        テレビが面白くなくなったというセリフを初めて見聞きしたのは、 昭和の時代です。 それもタモリさんやビートたけしさんがまだ若手だったころですから、 1970年代のことでしょうね。 その大意は、おおよそ以下のようなもの。 そもそもテレビ局そのものがバンドマン崩れ、映画・興行関係のメインストリームから外れた人たち。一流企業・マスコミに就職できなかった遊び人などいわゆる当時のアウトサイダーを寄せ集めてスタートしたもんだろうと。 良くいえば、頭が良くてセンスがあって、 お育ちも結構なも

        • 新聞紙トレーニングで 握力パワーアップ

          筋トレの中でも握力はアピールしやすい種目。だったら新聞紙トレーニングがいいじゃないのとのウワサを耳にしました。やり方はカンタン。新聞紙を掴んで片手で握り込み丸めていくだけ。野球のボールくらいの大きさになるまで握れば前腕はもうパンパン。この鍛錬を3ヶ月も続ければ握力超人になれるはずです。 アレっ握れないじゃん!思った以上に高い難易度最初はカンタンですが、右手の中の新聞紙が大きくなると握り込みが難しくなります。握りを変えたり、向きをコントロールしたりと器用さも要求されます。つい

        みんなゲンキでバカだった。テレビと昭和5

          健康と美容と都市伝説        たとえばデトックスのこと

          飲むだけで痩せる、着るだけで筋肉がつく。冷静になってよく考えれば“そんなわけ無いだろ”ってわかるんですけどね。きれいになりたいとか、ダイエットのこと、カッコいいカラダでアピールしたいっていう気持ちに、男女の違いはないから。切実だったりするんですよね、みんなみんな。 こういう○○だけで痩せた、きれいになった伝説どう思います。 〇〇でデトックスはほとんどが無意味です。カラダにたまった毒素をだして健康になる。そう聞くとカラダばかりか心まで浄化される気がして魅力的ですよね。健康意識

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          みんなゲンキでバカだった。テレビと昭和3

          昭和も40年代後半に入ると好景気日本にも少し陰りが出てきました。 陰りという言葉の印象が悪ければ、周囲をかえりみず突っ走ってきたものが、周りを見る余裕、これでいいのかと自問するゆとりを得たといってもいいかもしれません。 もっとも昭和39年の東京オリンピックの後から、その予兆のようなものはあったようです。そんな時代にテレビもまた、時代の影響を受け少しづつ変わっていったのです。 初期のテレビバラエティは大人の笑いバラエティを例にテレビの変化を見てみましょう。初期のTVバラエティ

          みんなゲンキでバカだった。テレビと昭和3

          みんなゲンキでバカだった。テレビと昭和2

          昭和30年代の終わりから40年代の日本は、高度成長と呼ばれる世界でも珍しいほどの好景気トレンドにある時代でした。 それまでは夢の世界だったアメリカに追いつけ、そして追い抜けとばかりに日本中が躁状態。日本のテレビ番組もイケイケのサイクルに入っていきます。 テレビ初期のお笑いスターは落語家さんいつの時代にはお笑い番組は強力なコンテンツです。とはってもまだその頃は今の“芸人”的なキャラクターがいるわけではありません。 そこで各局が目をつけたのが落語家さん。寄席でお客の相手をしてい

          みんなゲンキでバカだった。テレビと昭和2

          そろそろダイエットの再定義を

          体重や体脂肪、ウェストとか指標はいろいろあると思います。 ダイエットの理由なんて人さまざまですからね。 自分が理想だと思える数字や幸せな気持ちを感じられる 体型でいいと思うのです。 ただ、そこにプラスすべきは筋肉なのじゃないかと。 せっかくスリムなカラダを手に入れても、 動きに影響を与えるほど体力が落ちていては美しくなどありません。 これからのダイエットは動ける、使える筋肉の存在なしでは語れません。 静止画と動画の違いみたいなものです。 人間の美しさは動きの中でこそ引き立ちま

          そろそろダイエットの再定義を

          みんなゲンキでバカだった。テレビと昭和1

          日本が一番明るく元気だった時代。それは第二次世界大戦後の昭和30年代からバブルと呼ばれた好景気が終わりを告げるまで。今日は、そんなTHE昭和のテレビなどエンタテインメントのことなんかを書いてみたいと思います。 新しいメディアテレビジョンが始まったいまでこそ旧メディアに分類する人もいるテレビですが、この時代にはまだ始まったばかりの最先端。でもそれは言い方をかえれば、ろくなお手本がない手探りの時代。某局の創世記はバンドマンとヤクザと映画界からあぶれた人たちが集まって番組を作って

          みんなゲンキでバカだった。テレビと昭和1

          スポーツドリンクと痛風

          ポカリとか、アクエリアスやら、ゲータレードあたり。 夏はスポーツドリンクを飲む機会がどうしても多くなりがち。 ペットボトルもいいけどlコストを考えるとパウダータイプ。 ノンフレーバーのプロテインにプラスしたりしてね。 そんな感じでガンガン飲んでました。 味になれてくるとつい一度にいれる分量が増えたりしてね。 量的にもビールが減った分をスポーツドリンクで 埋め合わせてるんじゃないかっていうくらい。 特にレモン風味がお気に入りでした。 足に激痛!何が起こったんだ で話はこう

          スポーツドリンクと痛風

          快楽亭ブラック師匠

          遠い昔東京新聞の企画ページで、 初代の快楽亭ブラック師についての駄文を 披露させていただいた思い出があります。 内容は覚えちゃいないが、そりゃあもう嫌味な慢心小僧の時代だ。 稚拙なものだったのでしょう。自分で言っちゃうけど。 それはさておき、当代のブラック師匠。 あたしは好きですなぁ。 バレ噺系、アレンジ物、差別系も多いが、 落語家は世情のあらで飯を食い の伝に照らし合わせれば、 こちらのほうが本寸法、真っ当のようにも。 以前、高座を堪能させていただいた折は、 ちと客の

          快楽亭ブラック師匠

          セリフたち

          懐かしい曲が流れていた。4半世紀も遠くのあの夜が蘇った。 久しぶりに思い出した彼女は、雨の中の彼女だった。 翌朝、鏡の中にはだらしなく歯ブラシをくわえた あの日の抜け殻が映っていた。 情けなくなるほど純真でもなかったが、鼻の奥がツンとなった。 頭の中で昨日の曲がリフレインしている。さぁ仕事に出かけなくちゃ。 どこかで道を間違えたようだな。 いやいや、どこなんてもんじゃない、最初っからだよ。 youtubeの中のtokyoは80年代 涙が出るほど愛しい色をしていた。 ある

          セリフたち

          あの頃の少し後

          夏の入口だから秋の話を書く。 9月に入ると百貨店やスーパーの鮮魚売り場には生のイクラが並び始める。 出始めのそれは、値段が高く、粒も小さく未成熟な場合が多い。 反対に10月の下旬になると卵の皮が厚くなってしまう。 その間の期間、つまり9月下旬から10月上旬までが イクラの醤油漬けをつくるベストシーズン。 もっともこれはボクの好みで、他の人の意見は知らない。 そんな理由で、秋になるとマルエツの地下食品売り場へ 足を運ぶ機会が増えてくる。 上馬で過ごした7年はそれが秋のルーティ

          あの頃の少し後

          オクさんにみっかっちゃった

          内緒でね。英語の勉強でもしようかと思ったのさ。 お仕事関連で、柄にもなく英語圏の文献に接する機会が多くなってきちゃいました。 機能向上が著しい翻訳ソフトのお陰である程度はわかるんだけど、 ちょっと欲が出てきた。「自分でできりゃもっとイイじゃん」ってね。 毎週、英会話の集まりなんかにお出かけしてるカミさんへの対抗心も少しはあります。 もう一遍、英語でも勉強しようかと思ったんだね。 TEDのスピーチもイイんだが、もうちょっと簡単なところからと考えて、考え抜いた結論が、「中学生

          オクさんにみっかっちゃった

          ネトフリとアマプラの夜

          テレビを見ることがすっかり少なくなってしまった。 バラエティにしても情報系にしても、 同じことのアレンジばかりに感じるのは年を取ったせい? もうね、このところはNetflixとアマプラばっかり。 合間にFlipboardやNewsPicks、 日経ニュースメールなんかもチェックして。 テレビ、本当に見なくなったよな。 見るっていったら、WBSに家ついていっていいですか、 あとアド街と、ってテレ東ばっかしです。 それはさておき、いろいろな意味で テレビというメディアからニ

          ネトフリとアマプラの夜

          面白いぞ C・J・ボックス

          相変わらず面白いね。ジョー・ピケットシリーズ。 決してタフガイでもなければ、 オネーチャンにモテモテのタイプでもない。 妻を、子どもたちを、そう家庭を愛し、 自分の仕事と真摯に向き合う ワイオミングの猟区管理官のお話。 その愚直さ、要領の悪さ。 小市民としての己を認め、されど情熱を忘れず。 苦しい家計や上司たる知事、そりの合わない義母との関係に 悩みながらも、自らの信ずるところに従い、 進み続ける静かなる行動力。 自然と開発、人間と動物、環境と文明、 様々な意見とライフス

          面白いぞ C・J・ボックス