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#ポエム
【詩】シルバニアファミリー
1歳の娘が
シルバニアファミリーの
パパを
しゅーっと
口をとがらせながら
背面へ放り投げた
1歳の娘が
シルバニアファミリーの
ママを
しゅーっと
元気よく発声し
側方へ放り投げた
残された
シルバニアファミリーの
娘は
家の中で
1人
散り散りとなった
家族を探さず
1人
声もあげずに
1人
突如訪れた
一家崩壊の危機に
やさしくほほえむだけ
この子の
パパと
ママが
私の
パパと
マ
【詩】サンタクロース/継承
サンタクロースを信じている
幼い日の記憶
クリスマスが近づくと
庭の木に紙を吊るした
欲しいものが書かれた
Wish List
叶うこともあれば
叶わないこともあった
暖炉も煙突もないから
寝室のある二階の窓から
侵入の痕跡がないか探った
すると
だいたい一階のどこかに
神秘のベールに包まれた
サンタの痕跡を発見する
逸る気持ちに従って
願いの結果を確認した
サンタクロースを演じている
【詩】 3歳のクリスマス ―高階様のTweetより―
今回はX(Twitter)で目に留まった高階様のTweetを元に作成いたしました。
御本人の承諾のもと、Tweetのご紹介も含め詩を投稿いたします。
↓元ツイートです。
【詩】3歳のクリスマス
今年もクリスマス
毎年同じプレゼントを買っていく
君の大好きなトミカ
今年で29台目
喜んだ顔を思い浮かべる
29年経った今でも
君の笑顔は3歳のまま
あの時から
永遠に
来年はどんな車がいいかな