ひかる(パーソナルトレーナー)

NSCA認定パーソナルトレーナー。都内でパーソナルトレーナーとして活動しています。運動…

ひかる(パーソナルトレーナー)

NSCA認定パーソナルトレーナー。都内でパーソナルトレーナーとして活動しています。運動生理学、栄養学、解剖学などの知識に基づいてトレーニングの指導をしています。主にボディメイク、パフォーマンスアップの役に立つ記事を書いていきます。

記事一覧

ヒップアップ最強種目は何?解剖学的に解説!

今回はヒップアップのための大殿筋のトレーニング6種目を解剖学的に比較をしていきます。 自宅から出来る種目からウエイトを使うものまで、理論的にどの種目がヒップアッ…

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投球フォームの種類と指導

今回は野球の投球フォームについての考察です。 ボールを投げる際に「ボール」という物体に対してどのようにエネルギーを加えて前方に送るかという点においていくつかのフ…

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ダイエットには筋量を増やして基礎代謝を上げようという考えは正解?

「ダイエットのためには大きい筋肉を鍛えて基礎代謝を増やしましょう。」 「筋肉がつけば基礎代謝が増えて痩せやすくなります。」 トレーナーからこんな指導をされたり、…

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筋肥大には高重量か高回数か

筋肥大を目的としたトレーニングのメニューを設定する際、重量を重視するか回数を重視するか、どう設定するか迷う方が多いかと思います。 現代のスポーツ科学では、「低強…

筋肉を大きくする為に知っておく事

筋肉を大きくするためのトレーニングというと従来、 「高強度のトレーニングをひたすら行う」 最新だと 「低重量のトレーニングでも回数を増やせば高強度と同等の効果が…

大腿

大腿三角は、鼠径靭帯・縫工筋(内側縁)・長内転筋(外側縁)で囲まれた空間です。その三角形の内側から大腿静脈、大腿動脈、大腿神経、大腿骨頭が存在します。 皮下に大…

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膝蓋骨

膝蓋骨は、自由下肢帯の大腿骨に繋がっている大腿の骨の一つで、膝の前面を保護している人体最大の種子骨です。 膝蓋骨は、三角形の骨で「日本人体解剖学 (上巻) 」では「…

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消化・吸収について

多くの食物はそのままでは利用できない高分子の形で摂取されるため、これらを分解して消化管の粘膜を通過しやすい低分子にする過程が必要です。この分解過程を消化といいま…

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筋収縮

筋収縮とは、電気刺激により小胞体からカルシウムが放出されることがきっかけとなって筋肉が緊張することです。 収縮の形態収縮は、動的収縮と静的収縮の2つに大別するこ…

膝のアライメント

【評価】 膝関節の評価には、3種類の角度測定とストレステストが用いられることが一般的です。 〈Qアングル〉 Qアングル(Quadriceps Angle:QA)とは、「膝蓋骨の中心からAS…

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下腿の解剖

下腿は、膝関節より下から足関節より上の部分を指します。 脚および足の脛骨側を脛側といい、医学用語の内側および日常語の内側と同じです。 脛側の反対側を腓側と呼びま…

筋肉の形状ごとにトレーニングの適切な負荷とレップを考えよう。

【形状による分類】骨格筋は形状によって、 平行筋と羽状筋の2つに大分できます。 平行筋は羽状筋に比べて、スピードがあり、力で劣り、四肢の伸筋には羽状筋が多く、屈筋…

骨格筋の機能と分類

筋の機能と分類 筋肉系は、運動指導者やセラピストにとって解剖学の中心的な存在です。筋肉の生理学的特性を知れば知るほど、正しい筋コンディショニングは、加速します。 …

スクワットで膝を前に出さないようにするのは間違い

「スクワットは膝を前に出さないように!」 一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。 テレビに出るようなトレーナーでも平気でこういう指導をすることがあります…

ダイエットと水の科学〜水分不足は浮腫むよ〜

最近ダイエットの際に水分が重要なのは認知されてきた事です。 モデルやボディビルダーなどボディメイクをしている人は1日にたくさんの量の水を飲みます。 ではなぜ水分…

食べて消費されるカロリー~DIT~

ダイエットは 摂取カロリー < 消費カロリー ということが原則にあります。 摂取カロリーは食事からとるカロリーです。消費カロリーは基礎代謝と運動、そして食事を摂取…

ヒップアップ最強種目は何?解剖学的に解説!

ヒップアップ最強種目は何?解剖学的に解説!

今回はヒップアップのための大殿筋のトレーニング6種目を解剖学的に比較をしていきます。

自宅から出来る種目からウエイトを使うものまで、理論的にどの種目がヒップアップに適しているかを解説していきたいと思います。

大殿筋概要まずヒップアップのためには大殿筋について知っておきましょう。

大殿筋はお尻の最も表層にある筋肉で、単一筋としては人の身体で最も面積が大きい筋肉です。

〇起始
腸骨外面、仙骨後

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投球フォームの種類と指導

投球フォームの種類と指導

今回は野球の投球フォームについての考察です。

ボールを投げる際に「ボール」という物体に対してどのようにエネルギーを加えて前方に送るかという点においていくつかのフォームの種類があります。

①位置エネルギー・・・上から下へ落とすようにエネルギーを加える

②並進エネルギー・・・前方に押し出すようにエネルギーを加える

③回旋エネルギー・・・回転力を加えてエネルギーを加える

【それぞれの特徴】

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ダイエットには筋量を増やして基礎代謝を上げようという考えは正解?

ダイエットには筋量を増やして基礎代謝を上げようという考えは正解?

「ダイエットのためには大きい筋肉を鍛えて基礎代謝を増やしましょう。」

「筋肉がつけば基礎代謝が増えて痩せやすくなります。」

トレーナーからこんな指導をされたり、ネットで見たりした経験がある方は多いのではないでしょうか。

本当にそうなのでしょうか。科学的に解説していきます。

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筋肥大には高重量か高回数か

筋肥大を目的としたトレーニングのメニューを設定する際、重量を重視するか回数を重視するか、どう設定するか迷う方が多いかと思います。

現代のスポーツ科学では、「低強度のトレーニングでも『総負荷』を高めることで高強度トレーニングと同等の筋肥大効果を期待できる」と言われています。

☆総負荷 =(トレーニング強度(重量)×回数×セット数)

【根拠となる研究のひとつ】

・トレーニング経験者を対象に

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筋肉を大きくする為に知っておく事

筋肉を大きくする為に知っておく事

筋肉を大きくするためのトレーニングというと従来、

「高強度のトレーニングをひたすら行う」

最新だと

「低重量のトレーニングでも回数を増やせば高強度と同等の効果が得られる」 

というようにも考えられています。

しかし近年では

「筋肥大の効果を最大化する決め手となるのは、従来考えられていた運動強度ではなく、総負荷量にある」 と言われています。

〇総負荷量 = 重量 × 回数 ×セット数

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大腿

大腿三角は、鼠径靭帯・縫工筋(内側縁)・長内転筋(外側縁)で囲まれた空間です。その三角形の内側から大腿静脈、大腿動脈、大腿神経、大腿骨頭が存在します。
皮下に大血管神経が現われる代表的な場所であるため、臨床面でカテーテルの挿入部位として使われます。

大腿骨頭骨折や変形性股関節症などの股関節疾患では、スカルパ三角での圧痛が認められます。
先天性股関節脱臼の場合、スカルパ三角を強く圧迫した歳、骨頭が

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膝蓋骨

膝蓋骨は、自由下肢帯の大腿骨に繋がっている大腿の骨の一つで、膝の前面を保護している人体最大の種子骨です。

膝蓋骨は、三角形の骨で「日本人体解剖学 (上巻) 」では「元来、大腿四頭筋の中に発生した種子骨」という解説が見られます。
膝蓋骨は2~6歳頃までの間に骨化するが、先天的理由もしくは再生不良が原因で膝蓋骨が無い人もいます。また上・下の2部に分かれる分裂膝蓋骨を持つ人は人口の約2%程度いるとされ

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消化・吸収について

多くの食物はそのままでは利用できない高分子の形で摂取されるため、これらを分解して消化管の粘膜を通過しやすい低分子にする過程が必要です。この分解過程を消化といいます。また、消化により分解された栄養素が、血液やリンパ液へ移送される過程を吸収といい、吸収の約90%は小腸で行われます。

消化器系
食事をすると食物は、口腔→咽頭→食道→胃→小腸(十二指腸、空腸、回腸)→大腸(盲腸、虫垂、上行結腸、横行結腸

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筋収縮

筋収縮

筋収縮とは、電気刺激により小胞体からカルシウムが放出されることがきっかけとなって筋肉が緊張することです。

収縮の形態収縮は、動的収縮と静的収縮の2つに大別することができます。

1.動的収縮筋の長さを変えながら張力を発揮する筋収縮形態で、等張性収縮(アイソトニック・コントラクション)とも言います。

等張性収縮には、短縮性収縮(コンセントリック・コントラクション)と伸張性収縮(エキセントリック・

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膝のアライメント

【評価】
膝関節の評価には、3種類の角度測定とストレステストが用いられることが一般的です。

〈Qアングル〉
Qアングル(Quadriceps Angle:QA)とは、「膝蓋骨の中心からASISを結ぶ線」と「膝蓋骨の中心から脛骨粗面を結ぶ線」との成す角度で、大腿四頭筋腱角とも言います。
大腿四頭筋は、膝蓋骨に対して少し外方に作用するので、大腿四頭筋が膝蓋骨を牽引する角度を表します。
大腿四頭筋を収

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下腿の解剖

下腿の解剖

下腿は、膝関節より下から足関節より上の部分を指します。

脚および足の脛骨側を脛側といい、医学用語の内側および日常語の内側と同じです。
脛側の反対側を腓側と呼びます。


下腿は、脛骨と腓骨の2つの骨から構成されます。

【脛骨】
脛骨とは、四肢動物の後肢を構成する長骨の一つです。大腿骨に次いで2番目に長い骨です。

近位端は、大腿骨、膝蓋骨とともに膝関節を形成します。
近位端の内側には内側顆、

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筋肉の形状ごとにトレーニングの適切な負荷とレップを考えよう。

筋肉の形状ごとにトレーニングの適切な負荷とレップを考えよう。

【形状による分類】骨格筋は形状によって、 平行筋と羽状筋の2つに大分できます。

平行筋は羽状筋に比べて、スピードがあり、力で劣り、四肢の伸筋には羽状筋が多く、屈筋には平行筋が多い傾向があります。人体では、平行筋に比べて羽状筋の方が圧倒的に多くあります。

筋頭が複数存在するものを多筋頭と呼び、筋腹が腱で分かれているものを多腹筋と呼びます。

1. 平行筋
平行筋は、筋線維が長軸方向に対してほぼ平

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骨格筋の機能と分類

筋の機能と分類
筋肉系は、運動指導者やセラピストにとって解剖学の中心的な存在です。筋肉の生理学的特性を知れば知るほど、正しい筋コンディショニングは、加速します。

筋肉は体重の35~50%を占め、含水分率は75%です。
総数は約400種650個、そのうち骨格筋は約500個(錐体筋などは欠損することが多い)あります。
因みに、ゾウは鼻だけで10万個もの筋肉があるため、スパゲッティーも掴むことができま

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スクワットで膝を前に出さないようにするのは間違い

スクワットで膝を前に出さないようにするのは間違い

「スクワットは膝を前に出さないように!」

一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

テレビに出るようなトレーナーでも平気でこういう指導をすることがあります。

「膝を前に出すと膝を痛める。」

なぜこのように言われているのか。

1972年にまさチューセッツ大学の研究で、スクワットの際に膝をつま先より前に出すと膝関節に大きなストレスが生じ、けがを誘発する可能性を報告しました。

この報告

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ダイエットと水の科学〜水分不足は浮腫むよ〜

最近ダイエットの際に水分が重要なのは認知されてきた事です。
モデルやボディビルダーなどボディメイクをしている人は1日にたくさんの量の水を飲みます。

ではなぜ水分がボディメイクにおいて重要なのか理解は出来ていますか?

今回はボディメイク、ダイエット、むくみと水分の関係についてです。

水分不足はむくみに繋がるよく水太りや浮腫みを気にして水分を抑える人がいると思いますが、全くの逆効果です。

脳の

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食べて消費されるカロリー~DIT~

食べて消費されるカロリー~DIT~

ダイエットは 摂取カロリー < 消費カロリー ということが原則にあります。

摂取カロリーは食事からとるカロリーです。消費カロリーは基礎代謝と運動、そして食事を摂取することで消費される食事誘発性熱産生(DIT)というものがあります。

今回はその食事誘発性熱産生(DIT)について書いていきます。

食事誘発性熱産生(DIT)とは食事をした際に消化や吸収などにカロリーが消費されて熱が発生することです

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