ダイエットと水の科学〜水分不足は浮腫むよ〜

最近ダイエットの際に水分が重要なのは認知されてきた事です。
モデルやボディビルダーなどボディメイクをしている人は1日にたくさんの量の水を飲みます。


ではなぜ水分がボディメイクにおいて重要なのか理解は出来ていますか?


今回はボディメイク、ダイエット、むくみと水分の関係についてです。


水分不足はむくみに繋がる

よく水太りや浮腫みを気にして水分を抑える人がいると思いますが、全くの逆効果です。


脳の視床下部に血液の濃度を感知する場所があります。

水分が体内に充分にあり、血液の濃度が薄い時は尿として外に排出しようと作用します。

逆に水分が不足して血液の濃度が濃いと、脱水症を防ごうとしてなるべく尿を排出しないようバソプレシンという抗利尿ホルモンが働きます。

尿が排出されないことにより体内の老廃物やナトリウムの濃度が濃くなり身体に水分を溜め込もうとする働きをします。

なので、水分が不足するほど浮腫みやすい身体になります。


水分で体脂肪減少

ところでみなさんはカロリーの定義はご存じでしょうか。

水1㎖の温度を1℃上げるエネルギーが1calです。

4℃の水を体温37℃まで上げるためには33calが使われます。

つまり冷たい水を1日1ℓを飲むと、33kcalのエネルギーが使われる計算となります。

単純計算だと毎日3リットルの水を1年間飲み続けたら36,135kcal体脂肪にして約5kgを減らせるという計算になります。


水分摂取と食欲

イリノイ大学の研究では1日1ℓ以上食事以外で水分摂取をしている人は水分をあまりとっていない人と比較してそう摂取カロリーが低かったという報告もあります。

これは胃が膨れることによって分泌されるグレリンというホルモンによる食欲の抑制効果によるものだと考えることができます。


水分摂取量の目安

非活動的な生活をする成人が失った体液を補うために必要な水分摂取量は平均で1日当たり1.5~2.7ℓです。

水分の多量摂取は健康かどうかは議論がされるところですが常識的な範囲であれば問題はありません。

疾病予防と水分摂取の関連を調査した研究において、多量の水分摂取は、膀胱がんや腎結石や胆石や大腸がんを予防する可能性があるとされています。





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