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モノローグエッセイ

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日々を生きていて体験したことやふと考えたことをモノローグのように残したいエッセイです。
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#ミュージカル

【モノローグエッセイ】楽譜上でも交わらない二人

【モノローグエッセイ】楽譜上でも交わらない二人

とあるミュージカルの、3人で歌う楽曲を練習していた。
この曲を歌う3人はいわゆる三角関係で、うち2人は両想いで成就するのだが、1人が片想いのまま終わるという構成の曲である。(ミュージカルで、三角関係で、っていったらもうかなり曲が絞られてきますが、あえてなんの曲かは伏せます。何の曲か分かったあなたはすごいです。クリスタルヒトシ君。グリフィンドールに10点。)

私は3人のうち、片想いのまま終わるパー

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【モノローグエッセイ】クロード・フロローとエンリコ・プッチ

【モノローグエッセイ】クロード・フロローとエンリコ・プッチ

☆二人は聖職者で悪役
聖職者を悪役として描くことの効果と意義についての考察。

※この記事は、一部本編のネタバレを含みます。

つい先日、「ジョジョの奇妙な冒険第6部ストーン・オーシャン」のアニメを観終わった。

ジョジョ。
原作者荒木飛呂彦による、第1部の主人公ジョナサン・ジョースターと、敵対するディオ・ブランドーとの因縁から始まる物語で、その戦いはジョナサンの代だけでは決着せず、その子孫たちも

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【モノローグエッセイ】30 Day Musical Theater Challenge

【モノローグエッセイ】30 Day Musical Theater Challenge

Instagramのストーリーで9月の初めから「30Day Musical Theater Challenge」というものを芸術の秋にちなんでやっていた。

毎日テーマに沿ったミュージカルの曲を紹介していくチャレンジだ。(ちょっとネガティブなテーマの時はカンタンに済ませた。)
せっかくなので、モノローグエッセイでも今回選んだ曲と紹介をまとめてみました。

個人的には有名ドコロからマイナーなものまで

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【モノローグエッセイ】前を向かせてくれる言葉の一群

【モノローグエッセイ】前を向かせてくれる言葉の一群

☆ ミュージカルと週刊少年ジャンプと柳生家家訓とJ.Sミルと復讐心

おはよっぷー(低音)

2022年7月21日、この記事を書いている現在。
またもや普段の日常に不安や苛立ちを募らせるような現実が押し寄せてきた。

テレビで流れるデカデカとした人数表示や、Twitterのタイムラインで予告無しにツラツラと流れてくる速報に心を痛めている人も少なくないと思う。私もそうだ。
(本当に今頑張ってる人全て

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【モノローグエッセイ】第75回トニー賞を観て。

【モノローグエッセイ】第75回トニー賞を観て。

☆やっぱりミュージカルって最高な。

去る6月13日、日本時間の朝の8時から、ニューヨークのRadio City Hallにて、第75回トニー賞授賞式が行われた。

トニー賞とは、アメリカン・シアター・ウィングおよび全米劇場プロデューサー連盟により授与される、アメリカ合衆国の演劇およびミュージカルに関する賞のこと。
受賞作品はたちまち注目の的となり、チケットの値段も上がり、世界中からライセンス契約

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【モノローグエッセイ】かなしばり体験記

【モノローグエッセイ】かなしばり体験記

☆ゆっこは みうごきが とれない!

先週の深夜3時頃、お布団で寝ていたら、突如、上からのしかかられるような重圧を半身に感じた。
夢見も悪く、ちょうど夢の中でも異変が起きた時にばっと目が覚め、現実世界でも身体に異変が起きていることに気づいた。

かなしばりだー!!!!
と、気づいたのは、全ての出来事がおさまってから。

この【モノローグエッセイ】を始めてから、
日々のどんな経験もある意味【話のネタ

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【モノローグエッセイ】自分を振り返る30の質問

【モノローグエッセイ】自分を振り返る30の質問

☆2022年の私についての記録

5月22日、無事誕生日を迎えた私。

偶然見かけた30Day Challengeもので「自分を振り返る30の質問」というものがあったので、noteの記事のネタにもなるかなあと思ったのと、いい機会だから自分を振り返ってみようと思い立った。

何年後かに同じ30の質問をして、この時とどれくらい違いがあるか比べてみたい。

質問項目はこちら。

1 今の生活スタイルや環

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【モノローグエッセイ】独裁者のスープのモノローグ

【モノローグエッセイ】独裁者のスープのモノローグ

☆彼の作ったスープを飲んで、美味しいと思ったら、私も独裁者になるのかしら?

第1稿

お昼を少し過ぎた時刻。
晴れ。やや曇り。空気は乾燥している。
列車の個室席。自由席で、座席内部は、ウッド調の空間で、緑のベルベット地のソファに、開閉ができる窓、内側から鍵がかけられる扉があり、扉の窓には座席番号表記がある。座席の頭上には荷物を収納できるスペースがある。
既に一人の乗客が座っている。乗客は堅苦しく

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【モノローグエッセイ】二郎デビューは突然に

【モノローグエッセイ】二郎デビューは突然に

☆砦の向こうに二郎がある。~Do You Hear the noodle sing?~ ラーメンすする〜音が聴こえるか?

結論から言うと、ラーメン二郎はエンターテインメントだった。

レ・ジロラブル 開幕。

「おい、ゆっこ!二郎行こうぜ!」

のび太を野球に誘うジャイアンのように私に声をかけたのは
日頃からお世話になっている方のひとり。
私は密かに「ボス」と呼んでいる人物だ。

ちょうどお昼の

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【モノローグエッセイ】涙腺ゆるゆる年末年始。中編

【モノローグエッセイ】涙腺ゆるゆる年末年始。中編

☆海とサウナとローマ人と。

「急転直下、元旦から大磯に泊まる事になりました。」

と、我が家の家族グループLINEに
メッセージが来たのが12月上旬あたり。

年末年始、家族全員が偶然何の仕事も予定もなく
全員のスケジュールが空いていたため、
新年早々家族団欒の小旅行が決まった。

うちの家族は旅行好きの家で
コロナ禍以前は毎年必ず家族旅行をしていた。
(今も親族間の送迎ついでのちょっとした遠出

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【モノローグエッセイ】涙腺ゆるゆる年末年始。前編

【モノローグエッセイ】涙腺ゆるゆる年末年始。前編

☆涙腺 Tick,Tick,,,BOOM!

2021年大晦日。
2022年三が日。

私は何かと毎日
涙腺のかなりゆるい日々を過ごしていた。

悲しいことがあったのではなくて、
全部何かに感動したりだとか、
中には何故か分からないけど
涙がぶわっと流れるという
自分でも「ええっ?」ってなるようなことで
涙腺を崩壊させていた。

まず、大晦日。

30日まで外出する仕事や予定がずっと続いていたため

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