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【モノローグエッセイ】涙腺ゆるゆる年末年始。前編

☆涙腺 Tick,Tick,,,BOOM!


2021年大晦日。
2022年三が日。


私は何かと毎日
涙腺のかなりゆるい日々を過ごしていた。

悲しいことがあったのではなくて、
全部何かに感動したりだとか、
中には何故か分からないけど
涙がぶわっと流れるという
自分でも「ええっ?」ってなるようなことで
涙腺を崩壊させていた。

まず、大晦日。

30日まで外出する仕事や予定がずっと続いていたため、
大晦日午前中は、
ちょっとずつ進めていた部屋の大掃除の
最後のまとめをしていた。

やっと掃除をし終えると、
この日のお楽しみにとっていた
"ある映画"をさっそく見始めた。


その映画は… 



「Tick,Tick,,,BOOM!」



もうね、周りの人がみんな見てて、超良かった!!って
SNSで呟いてたのを見て、
私も早く見たいな見たいな
ってうずうずしてたんですよ。


この映画は、
ミュージカル「RENT」を生んだ作曲家
ジョナサン・ラーソンの自伝ミュージカルの映画版。
監督は「イン・ザ・ハイツ」「ハミルトン」などで
有名なリン・マニュエル・ミランダ
(この作品が長編映画初監督作。)

超良かったわ。


「うぉおお…」
「おー!!」
「え、ちょっと待って?!」
「え?!ええ?!うわぁぁぁああ(爆泣き)」

と、

終始唸りながら、
      頷きながら、
      泣きながら、
      観てしまった。

感情が忙しかった。いやー本当に良かった。


これが「RENT」を生み出した人なんだなっていう感動と、主人公ジョンへの感情移入ももちろんなんですが、


劇中の各シーンに思わず二度見してしまうほど
ブロードウェイの作詞作曲家脚本家演出家
俳優陣がたくさんカメオ出演しているところが
特に私の胸に強く響いて。

映画でも描かれていたように、
30代までクリエイターとして芽が出ずに
辛い日々を過ごし生きてきたジョナサン・ラーソン。


「ミュージカルがやりたい、成功したい」
「自分の作品を見てもらいたい」

と、何度も何度も生き悩みながら

やっと、やっとの思いで夢を掴んだのにも関わらず


ジョナサン・ラーソンは
「RENT」のオフ・ブロードウェイ・プレビュー公演
初日未明に突然亡くなってしまう。

そんなジョナサン・ラーソンの作品が今、
映画版としてリメイクされ、
こんなにも多くのブロードウェイのクリエイターと俳優が関わっていることにすごく胸が熱くなって感動した。

今あなたの作品は
こんなにたくさんのブロードウェイのクリエイターと
俳優の方たち、そしてあなたの作品のファンたちに
愛されてるよ…!!
と天国に叫びたくなる気持ち。
(誰目線なんだって感じだけど(苦笑))

感動の涙と共に
とてもパワーをもらった作品。
良い2021年の締めくくりになった。


↓劇中のカメオ出演しているキャストやセリフや舞台セットに含まれた隠れミッキー的なジョナサン・ラーソンにまつわるエッセンスをまとめた記事はこちら。↓


中編に続く。

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