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人と組織をつくる哲学 ―マネジメントと教育の「共通解」―

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マネジメント=管理とは「兵站(生産・物流・調達部門)を通じて限りある資源(ヒト・モノ・カネ・トキ)を把握・分配し、適時適切に適所で活かす」ことである。古来より兵站を軽んじ、人材や…
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2020年5月の記事一覧

マネジメントにクリエイティビティが必要な理由

マネジメントにクリエイティビティが必要な理由

マネジメントとは対象となる何かを経営することであり、成長のためにあの手この手を画策してやり繰りすることです。

対象は、チーム、会社、国などの組織や、プロジェクトなどのある単位の仕事など多岐に渡ります。基本的には何らかの「ゴール」があって、それに到達することが求められるなら、そこにはマネジメントが求められると言って良いです。規模は関係なく、1人のプロジェクトでも、10人のチームでも、100人の部門

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〈尊重〉をうまくルールにする

〈尊重〉をうまくルールにする

哲学対話に限らず、他者とのコミュニケーションではお互いの尊重が求められます。

〈尊重〉はいわゆる道徳に類するもので、わざわざ書く必要もないほど当たり前のこと…のように思われる人もいることでしょう。

けれど実際には形ばかりの道徳意識になっていて、〈尊重〉という言葉は理解できても、「それは具体的にどうすることなのか?」という問いには答えられなかったりします。

私は、ルールの表現は具体的な行動の形

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明確なルールを表現する 2020/05/17

明確なルールを表現する 2020/05/17

こんばんは!
今日は伏見くんのnoteを読んで、感じたことを書きますね

オンラインタップルームって何?
という方は
こちらを読んでみてくださいね

僕が気になったのは
「ルール」という言葉

伏見くんがnoteに書いたように
ルールを決めておくのは
とても大切だと思っています

ルールがないとどうなるか?

その人のマナーに
全てを委ねることになります

マナーは
人それぞれの価値観を表現したも

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【スライド約300枚】ベンチャーマネージャーのマニュアル

【スライド約300枚】ベンチャーマネージャーのマニュアル

\マネジメントスクール&コミュニティ「Emo」受講生募集中/

本マニュアルの概要本マニュアルは、「ベンチャー企業のマネージャーに必要な行動の型・知識」を、私のマネジメント・経営の実践経験、及び様々なベンチャー企業の経営アドバイザーとして観察したことを元に体系化してまとめたものです。
総論だけではなく各論に突っ込んだ、ベンチャー企業のマネージャーのための”実務マニュアル”です。
(ベンチャー企業の

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「人材」「人財」の本当の意味

「人材」「人財」の本当の意味

「人材」と「人財」の違いを、国語的意味と人材マネジメントの歴史の2つの側面から解説します!

今日は、「人材」「人財」の本当の意味を調べてみました。なんとなく使われる「人財」にもやっとしたことがある方はぜひお読みください!

社員を大切にしている会社は「財」の字を使う?「社員は材料ではないので、”人材”という字は使いません。社員を財(たから)だと思っているので”人財”という字を使っています」

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荻原健司が会社をやめた本当のワケ

荻原健司が会社をやめた本当のワケ

一年前 およそ一年前のこと。私は当時所属していた会社に辞表を提出。会社員として各種の手続きを踏んで所属先を去った。その後、個人の保険や年金などの切り換え作業は守られていたものから放り出された恐さを感じたものだった。思えば、会社を辞める決意に至るまでに時間がかかった。組織運営について自分なりの考えや取り組みを説明してはみたが、結局、自分の行動は言い訳がましく情けなかった。 私には会社を辞める潔さが

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「つくる」と「広げる」 〜ビジネスとアートの交差点で考える、これからのマネジメント

「つくる」と「広げる」 〜ビジネスとアートの交差点で考える、これからのマネジメント

お疲れさまです、uni'que若宮です。

僕はITベンチャーを経営していますが、アートとビジネスを混ぜるプロジェクトを仕掛けたり、アートやアーティストとの接点を意識的に持つようにしています。

もちろん「アートが好き」というのが大前提にあるのですが、アーティストとの協働やアートからの触発によって価値観がアップデートされることが、経営者としてもモチベーションになっています。

なので今日は、アート

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社員の声から制度を作ろうプロジェクト

社員の声から制度を作ろうプロジェクト

フィードフォースでは「働く」を豊かにする。というミッションのもと、各種制度や1on1等を通して実際に働くメンバーの環境も豊かにするための制度設計に努めていますが、「それでも拾いきれていない声もあるのでは?」ということで、社員向けに「ほしい制度」について改めてヒアリングを行いました。
今回はこのヒアリングから生まれた意見の中で、優先度高く、会社としてすぐに実施を実現できた施策を2つご紹介します。

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人はサボる。 だから「人はみんな弱い」が前提の組織をつくった。

人はサボる。 だから「人はみんな弱い」が前提の組織をつくった。

2013年に起業した宮田昇始さん。

起業から2年半、受託業務で食いつなぎながら2回の新規事業の失敗と、10回のピボットを繰り返したのち、ようやく成功するのではと思えるサービスを世に送り出した。

会社は順風満帆で慢心してしまいそうになっていたという。「社長なら新規事業に取り組まねば」と一人古いワンルームマンションにこもったものの、仕事に身が入らなかった。

これまでの人生の中で、「人間の弱さを常

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事業の競争優位性の変化にあわせて、評価報酬制度も変える

事業の競争優位性の変化にあわせて、評価報酬制度も変える

これを書く理由・人事の施策が働く社員のためになる、ということはわかる。つまり、労働市場からの評価。
・では、人事施策は財市場(=顧客からの評価)とどうつながっているのか?を自分なりに整理しておきたかった。
・今後は、バックオフィスの業務と顧客からの評価をどうつなげるのか、人事以外のことも整理していきたい

オムロン竹林さんの事業ステージ別に必要な人材この辺が元ネタなので読んでください。

フェーズ

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オンライン中心のマネジメントで心掛けていること

オンライン中心のマネジメントで心掛けていること

新型コロナ感染拡大防止にひもづく、リモートを中心とした就業環境への変化から早くも3カ月近く過ぎ、第一波は完全に収束に向かいつつある。だからと言って、皆が満員電車にのり、オフィスに集まって仕事を...というコロナ以前に戻ることはもうないだろう。

4月下旬の日経ウーマノミクス・プロジェクト会員に向けた調査では、在宅勤務をした1400人のうち74.8%が「新型コロナ収束後も続けたい」と継続を希望してい

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「コーチング」ではなく「なんちゃってカウンセリング」に陥っているかもしれない

「コーチング」ではなく「なんちゃってカウンセリング」に陥っているかもしれない

カスタマーサービス職の人って優しくていい人が多いですよね。

職業柄、自分より知識や経験も豊富、給与も年齢差もある。

正社員や契約社員、派遣社員など多様な雇用形態の方と一緒に働いたり、マネジメントする機会を経験するからこそ「人」をとても大事にするのはCSの大好きなところです。

ただし、メンバーとの関係構築がプライベートの事柄も引っくるめた「悩み事の相談」に偏っている場合は赤信号です。

僕は初

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082. [最近のこと]工場の雰囲気を変えるため、つたえたこと

082. [最近のこと]工場の雰囲気を変えるため、つたえたこと

 まず今回は、講演などで話してきたことを一つ覆しますので、その話から入りたいと思います。

 私が職場でもっとも重要に考えているのは『従業員が争わないためにどうするか』です。そのためには工場長である私はパートさん全員と平等に接することが大切と考え、距離感に差が出ないようにしてきました。

 どうすれば物質的な距離も、心の距離も同じにできるか考え続けました。

組織の問題は人と人の「間」に起きる。「THE TEAM」麻野耕司の経験則

組織の問題は人と人の「間」に起きる。「THE TEAM」麻野耕司の経験則

「組織でうまくいかないことがあると、誰か特定の人に原因を求めがちですが、組織の問題は『間』に起きることが多いんです」

組織人事コンサルタントとして企業の組織変革からプロダクトの開発、投資まで手がけてきた麻野耕司さん。

かつて自ら率いるチームがまとめられず、苦しんだ経験から得たものとは。

麻野:「リンクアンドモチベーション」に新卒で入って8年目、中小ベンチャー企業向けの組織人事コンサルティング

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