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『未来』は子どもたちのためにある

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ボクとしては、熱いまなざしを持ってみてくれる子どもたちを信じたい。 未来は子どもたちのためにあると思います。  ――石ノ森章太郎
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2022年1月の記事一覧

考える事から逃げるな

子供が言うことを聞かない。

だから言葉が強くなる。声を荒げる。脅す。暴力を振るう。

ここまで行くのはさすがにないにしても、言葉が強くなる.声を荒げる、辺りまでは経験のある親も多いかも知れません。

ではここで言う「暴力」とはどんなものか?

殴る.蹴るはもってのほか、髪を引っ張る.腕を引っ張る.服を引っ張る.頭を叩く.体を押す.抑え込む.全部が暴力になります。

大人が子供に対して身体的優位を

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PTAの退会で悩んでる人へ【退会は難しくない】

PTAの退会で悩んでる人へ【退会は難しくない】

【引越しのお知らせ】
PTA退会マニュアルを、WordPressブログの方に引越しします。noteでも読めますが、更新などはWordPressブログの方になります。

「退会するなら、登校班に入れない」
「退会するなら、卒業記念品は渡せない」・・・

PTAを退会したくても、我が子に災いがないか心配。かといって、PTA活動に参加するのは負担が大きく無理。

我が子を思う気持ちと、PTAを退会したい

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教育現場から生まれた、親子のワクワク体験おやつ「なんのドーナツ?」

教育現場から生まれた、親子のワクワク体験おやつ「なんのドーナツ?」

こんにちは!

こどものプロがつくる会社「こどもカンパニー」の代表ガブリンパパです。

▼こどもカンパニーはこんな会社

前回の記事では、「子どもの好き嫌いの悩みに大切なのは、ポジティブに記憶できる体験だ!」というお話をしました。無理に食べさせるのではなく、「食べてよかった!」「楽しく食べられた!」という体験こそが大切なんです。

▼前回記事

でも、「体験が大事」って言われても、正直なかなか難し

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「仕事って悪くないかも」若手社員と中学生が“働く未来”をソウゾウしてみた

「仕事って悪くないかも」若手社員と中学生が“働く未来”をソウゾウしてみた

創業者・松下幸之助は未来を担う若者たちへの応援メッセージを数多く残しています。その思いは、いまもわたしたちの大きなテーマのひとつ。連載企画「youth for life(ユースフォーライフ)」では、若者が、自分や誰かの人生とくらしのために、その「青年の力(興味、関心、熱意、素直な心)」を大いにのびのびと、正しく使おうと模索する姿を発信していきます。

2021年12月、パナソニックセンター東京で、

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先生は一斉授業をやめ、「驚き屋」になる

小学校の内容からやり直すと、公立中学で最下位水準だった子どもでも中学、高校の内容にもついていけた、ということをつぶやいたところ、「ついていけない子は留年させればよいのに」というご意見が複数。私は少し考え、留年よりももっと良い方法があるように思う。
https://note.com/shinshinohara/n/n9f38fdb5d931
それは、「先生は授業をやめ、『驚き屋』に徹する」こと。そう

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自尊心や自己肯定感と開業率

自尊心や自己肯定感と開業率

枕にかえて 日本は開業率が低い。2020年に中小企業庁が出した中小企業白書内の数値では(厚生労働省の「雇用保険事業年報」を用いて算出されるものだが)1988年をピークにして2018年度は4.4%である。新規事業者は全企業中で5%にも満たないのだ。

 上の括弧内でも触れている通り、雇用関係の成立や消滅を開廃業と定義づけているため、雇用者が存在しない単独事業者などは開業の実態を把握できていない。しか

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”主体的・対話的な学び”から”深い学び”への挑戦

”主体的・対話的な学び”から”深い学び”への挑戦

演劇的手法の効用 ぼくの授業では、原則、毎回の授業の中で「演劇的手法(ドラマワーク)」を利用しています。このような手法を用いるのには、もちろん理由があります。そこには、大きな大きな教育的意義があると信じているからです。学びの深まり、学びへ向かう姿勢の改善…については下にある「生徒の感想」から読み取れると思います。さらに、実際に、その効果は大学合格にもはっきりと出てきています。そこの「意義」について

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学ぶことと考えることの価値

学ぶことと考えることの価値

あんたは教育制度における「試験」ってやつについての意味を考えることがあるかい?

時代の変化速度がえげつないくらいの速さになっている今の世界において、教育機関ってものがもつ価値ってのはメチャクチャむずい。
シンプルに過去の積み上げを自分の中に落とし込むって言う記憶の増大をするって仕組みとしての学校。
その記憶の増大を出来る才能を見極める試験ってシステム。

でも待てよ?
ネットによって、膨大な量の

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大学入試の不正事件について行った夫婦の会話

大学入試の不正事件について行った夫婦の会話

なんだか変な事件だよね。
何が?

試験方法が変わらないと、同じ様な事件を完全に防ぐのは無理ということ。
そうなの?

そのうち、体内にコンピューターとデータ通信を内蔵するのが当たり前になったら、どうするのだろう?
SFっぽい話だけど、ありそうだよね。

それなら、全ての学力を問うということで、何を持ち込んでも可能な試験にしてみては?
それでは試験にならないのでは?

単純に検索するだけではなく、

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「小学生が自分で考えたロボットを商品化する話【後編】」

「小学生が自分で考えたロボットを商品化する話【後編】」

自作の手洗いロボット「シャルくん」を商品化しようと奔走している、小学五年生の根木あやみちゃんの挑戦ストーリーを2回に分けてお届けしています。
前編では、コロナ禍で見つけた「手洗いを楽しくする」という、身近な課題の解決法としてのシャルくんのアイデアを商品化するために動き出し、「自分の手で出来ること」に懸命に取り組んできた道のりをお伝えしました。

▼前編はこちらからお読みください。
https://

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「小学生が自分で考えたロボットを商品化する話【前編】」

「小学生が自分で考えたロボットを商品化する話【前編】」

昨今、小学生が起業したり、企業と協力してアイデアを商品化したり、といったことは珍しいことではなくなってきました。
特に探究学舎の子どもたちはそういった挑戦に意欲的で、「これ売れるかな?」「商品化してみたい」といった呟きを耳にすることが多々あります。
挑戦することのハードルが低くなってきていることを感じる瞬間です。

しかし、挑戦することのハードルの低さは、実現することのハードルの低さを意味しません

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子供達の未来を一番に考えませんか

子供達の未来を一番に考えませんか

2020年1月31日現在、オミクロン株により新型コロナウイルス第六波の真っ最中と言えます。振り返れば我が国では約二年弱前の2020年4月、新型コロナウイルスによって人体にどんな影響があるかわからず世界中混乱する中、緊急事態宣言が出されました。街は閑散とし、誰もがひっそりと自宅で過ごすことを余儀なくされました。学校もさまざまな施設も閉鎖されました。

現在もわからないことはたくさんありますが、それで

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目と目を合わせて奏でるハーモニー

目と目を合わせて奏でるハーモニー

娘が好きなこども番組をみていた。
テレビでは、歌うおねえさんとカラフルで可愛いキャラクターが踊っている。元気いっぱい響く明るい音楽を彩るのはおねえさんのギター。

「ほんちゃんね、ギターひきたいのよ」
娘のその一言から始まった。

だいぶ前に100円ショップで買ったおもちゃのギターは音は鳴らないし、すぐに壊れてしまっていた。

どうせ与えるならちゃんと音が鳴るものを、と思ったが
大きなギターは3歳

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次代をしょって立つ若者の、活き活きした顔をこれからもずっと見たい

次代をしょって立つ若者の、活き活きした顔をこれからもずっと見たい

前職は愛媛の山中で20年間、村おこし。
その間15年にわたってインターンシップを担当し、深く関わった学生は150名を数える。

用意したプログラムは2週間の住み込みで、自分探しが目的。
慣れ親しんだ環境から隔絶されて、自分の内面を見つめ直す2週間だ。
愛媛だけでなく関西、関東から集まった学生たちは、いきなりの共同生活の中、昼は仕事、夜はディスカッションを繰り返し、自分を探し続けた。
ほとんど修行僧

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