ボクかっぱさん

「学びの場のデザイナー」 教員免許10枚、文系理系にわたって所持。今年度は中等教育学校と大学で授業を担当。 今まで、さまざまな学校や塾(大手塾では、四谷大塚、SAPIX、早稲田アカデミー、日能研)や予備校、専門学校でも指導してきました。 実体験から身につけた知見をお伝えします。

ボクかっぱさん

「学びの場のデザイナー」 教員免許10枚、文系理系にわたって所持。今年度は中等教育学校と大学で授業を担当。 今まで、さまざまな学校や塾(大手塾では、四谷大塚、SAPIX、早稲田アカデミー、日能研)や予備校、専門学校でも指導してきました。 実体験から身につけた知見をお伝えします。

マガジン

  • かっぱさんの教育実践

    20年以上前から学んできて、「アクティブラーニング型」授業を実施しています。さまざまな演劇的手法を駆使し、さらにKP法やジグソー法等を組み入れ、「たのしく」「ふかく」「本質的な」学びを行うことを目指しています。 更新は不定期です。

最近の記事

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かっぱさんの教育への「想い」と「姿勢」

    • チャイム

      授業開始や授業終了のチャイムって必要? 当たり前になって慣れ親しんでいるものがなくなってしまうことには抵抗を感じるのが人というものなのでしょう。その『当たり前』になっているものの一つに、学校のチャイムがあてはまるのかもしれません。生徒たちがその『当たり前』のものによって動いている(動かされている)様子を観ていると、ぼくは、ある意味の“恐怖心”さえ持ってしまいます。 「どんな人に育ってほしいのですか?」「育てたいのですか?」「育ちたいですか?」なぜ、そこまで、ぼくがチャイムを

      • やるときはヤル!

        ・「やればできる!」  よく聞くことばだと思いますが、…これはどのような意味なのでしょう。改めて考えてみましょう。この言葉は、結局のところ、今できていないことに対してその可能性を言っているのです。そう言われれば、その通りでしょう。それは当たり前のこととも言えます。数学的に考えてみましょう。それは、この裏を考えてみればわかります。「やらないからできない」と…そう、「やらないからできない」これは真ですね。やらなければできません。だからと言って、「やればできる」ということが真にな

        • 学校説明会開催

          大切な「思春期6年間を決める」ための説明会 9月中旬に、勤務する中学校(中高一貫校)の説明会と体験授業等が開催されました。  保護者の方々と小学6年生を中心とした子どもたち(受験生)が、それぞれ分かれて、説明を聴いたり、授業体験や実験をしたりする形でした。ぼく自身は、入り口玄関をはじめとして、その後、保護者の方々向けの説明会をいっしょに聴いて、さらに、理科実験の準備及び補助役として理科室の方へ移動しました。 座談会で生徒から… ぼくが立ち去った後に、保護者の方向け説明会会場

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        • かっぱさんの教育実践
          12本

        記事

          「定期的に試験があるのはなぜなの?」

          ○夏休みが終わって… この夏は、どのような体験ができましたか? 普段はあまり行くことができないどこかへ出かけたのでしょうか、将来へ向けて身体を鍛えぬいてみたのでしょうか、あるいは探究したいことをじっくり深く調べ抜いたのでしょうか、それとも際限なく思いっきり学習に励むことができたのでしょうか……学校という決まった時間で活動する日常から解放され、時間を自由に使える数少ない貴重なときだからこそ、事前に計画を立てて、何かしらのことに集中することができたことと思います。そうは言っても、

          「定期的に試験があるのはなぜなの?」

          「前の授業の方がよかった…」から始まる話

          先月、保護者さんの茶話会(懇親会) この4月から勤務している学校で、担当学年(今年は中学2年生の副担任)の保護者さんの集まりのときにご依頼に基づいてお話をさせていただきました。その後で、クラスごとなったうえで数名のグループに分かれて懇談をされていらっしゃいましたので、その各テーブルに数分ずつお邪魔しておしゃべりに参加させていただきました。お母さま方お父さま方の感じていることを少しだけでもお聴きすることができ、またぼく自身の生徒さんたちに対する気持ちや学校に対する思い、教育に対

          「前の授業の方がよかった…」から始まる話

          「観点別評価とルーブリック」学習会

          第二回は7月24日午後3時30分からです。 6月4日に開催した「学びの会」に続く第2回を7月24日に開催いたします。  講習等の関係であまり時間がとれないので、内容的にもコンパクトなものになります。  15時30分から始める予定ですが30分程本題には入らず、前回の振り返りをしたいと思います。 なお、この内容は、8月の校内研修につなげる基礎研修となるように位置付けて設計して行うものです。 👉ここでは、 「年度当初に示すシラバスに載せる3観点の考え方と表記について」 「評価におけ

          「観点別評価とルーブリック」学習会

          「宿題って何のためにあるの?」

          「夏休み課題」でてますか?  宿題は出される生徒からは、基本的に評判悪いですよね。まあ『ない方がいい』というか、『何で出すのか意味わからない』とか、いろいろと言われます。宿題があると、周りから、特に家族の方から「宿題やったの!」なんて言われるのはとてもイヤな気分になるものでしょう(えっ、何とも思わない?それはそれで問題だなぁ)。 個人的には…  さて、ぼく個人的には、ほんとうは宿題なんて出したくないし、出されたくもありません。正直なところ、提出してくれた宿題をチェックし

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          「宿題って何のためにあるの?」

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          『同級生はみんな仲良くしましょう』…

          🌞今回は、先月下旬に、勤務校の学年通信に記した内容をここに掲載します。そのため、制約をつけさせていただいています。ご了承ください。 🌟「クラスではみんな仲良くしなければいけないんですか?」  そう、“みんな仲良し…”それは理想の姿ですね。担任の先生の方からみたならば、みんな仲良く、いつも明るく、楽しそうにしているクラス、それは安心で、各教科の授業での学びも深まることは間違いなく、周りから見たならば、きっと“理想の学級だ”と言われることでしょう。 しかし、そんな理想的なクラ

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          『同級生はみんな仲良くしましょう』…

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          実習生による”授業見学”

          見学後の「感想」 授業のはじめに、生徒が議題を提供し、意見を交流するという授業方法は現代に求められる形であると思いました。全員が積極的に意見や疑問を出し、さらに調べていくことで深い学びなっていると感じます。特に、生徒が議題を提供しようと調べてくることで社会への興味や取り組む姿勢が前向きになっていると思います。  授業後半に1分で自分の意見を述べる機会がありましたが、1分で伝えることは難しいと実感しました。 見学などに関しては… 原則として、一コマ全体を観ることを条件にさせて

          実習生による”授業見学”

          「学習会」を開催しました

          🌟自主研修会🌟 去る6月4日、勤務校において、「観点別評価」と「ルーブリック」を学ぶ(ということになっていた)「学習会」が開催されました。この4月から勤務している学校も、多分に漏れず、フレクシブルに使えるような余裕のある時間がなく、無理かなぁと悩んだのですが、定期考査期間の真ん中の日の午後に開催となりました。  中高一貫コースの先生、高校の先生、大学の先生も参加くださってありがとうございます。ぼく自身にとっても久しぶりの刺激ある時間となりました。  試験の採点等、お忙しい中、

          「学習会」を開催しました

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          「観点別評価とルーブリック」学習会(第1回)【仮称】(内容スライド)

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          「観点別評価とルーブリック」学習会(第1回)【仮称】(内容スライド)

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          「学ぶ」とは何のため?

          私学で学んでいる中学生、中等教育学校生及び保護者の方へ 小学校時代から「勉強」をして、あるいは塾に通い、中学受験をして私学へ入学したのだから。ここではリーダーとしての素養を育てて欲しいと思っています。そういうと、「それは当然…」とか「もちろんそういうつもり…」という人もいれば、「そんなのムリ」「とか「そんなつもりはない」とかいう人もいるでしょう。 「リーダー」に…

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          「学ぶ」とは何のため?

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          第1回”学習会”6月4日開催決定

           以下でご案内させていただきました「学びの会」を勤務校で開催します。平日昼間ですが、参加ご希望の方はご連絡ください。 ーーーーーーーーーーーーーーーー記ーーーーーーーーーーーーーーーーー ・場所 札幌日本大学中学校高等学校(中学校2階を予定) ・日時 令和6年6月4日(火)午後2時~ 

          第1回”学習会”6月4日開催決定

          ♨️温泉巡り連載中♨️

           この4月から、化学の専門雑誌に温泉の記事を連載させていただいています。今、4月号、5月号、6月号とでています。  7月号の記事原稿も提出し、次の号の記事を書き始めているところです。  次の泉質は何なのか、そして次の温泉はどこなのか……それは、発行されたときのお楽しみ…ということにしておいてください🤫

          ♨️温泉巡り連載中♨️

          ルーブリックをつかおう       ~~観点別評価に対応する方法~~

          さまざまなものを「評価」しなければ…  個人的なことを言えば、ぼくは「評価する」ことが大嫌いです。ましてや「人」に関わることを直接間接「評価する」なんて…  そんなことを常時していかなければならないなんて、苦痛でしかありません。そう考えると、現在の学習指導要領に則った学校における評価は、ぼくにとっては、拷問に近いものです。毎日の毎授業に意識をさせられること、これは、当に、『不感症』にでもならないと精神に異常をきたしてしまうのではないか、と考えてしまうくらいです。  ま、あま

          ルーブリックをつかおう       ~~観点別評価に対応する方法~~