ボクかっぱさん

「学びの場のデザイナー」 教員免許10枚、文系理系にわたって所持。今年度は中等教育学校…

ボクかっぱさん

「学びの場のデザイナー」 教員免許10枚、文系理系にわたって所持。今年度は中等教育学校と大学で授業を担当。 今まで、さまざまな学校や塾(大手塾では、四谷大塚、SAPIX、早稲田アカデミー、日能研)や予備校、専門学校でも指導してきました。 実体験から身につけた知見をお伝えします。

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  • かっぱさんの教育実践

    20年以上前から学んできて、「アクティブラーニング型」授業を実施しています。さまざまな演劇的手法を駆使し、さらにKP法やジグソー法等を組み入れ、「たのしく」「ふかく」「本質的な」学びを行うことを目指しています。 更新は不定期です。

最近の記事

『同級生はみんな仲良くしましょう』…

🌞今回は、先月下旬に、勤務校の学年通信に記した内容をここに掲載します。そのため、制約をつけさせていただいています。ご了承ください。 🌟「クラスではみんな仲良くしなければいけないんですか?」  そう、“みんな仲良し…”それは理想の姿ですね。担任の先生の方からみたならば、みんな仲良く、いつも明るく、楽しそうにしているクラス、それは安心で、各教科の授業での学びも深まることは間違いなく、周りから見たならば、きっと“理想の学級だ”と言われることでしょう。 しかし、そんな理想的なクラ

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    • 実習生による”授業見学”

      見学後の「感想」 授業のはじめに、生徒が議題を提供し、意見を交流するという授業方法は現代に求められる形であると思いました。全員が積極的に意見や疑問を出し、さらに調べていくことで深い学びなっていると感じます。特に、生徒が議題を提供しようと調べてくることで社会への興味や取り組む姿勢が前向きになっていると思います。  授業後半に1分で自分の意見を述べる機会がありましたが、1分で伝えることは難しいと実感しました。 見学などに関しては… 原則として、一コマ全体を観ることを条件にさせて

      • 「学習会」を開催しました

        🌟自主研修会🌟 去る6月4日、勤務校において、「観点別評価」と「ルーブリック」を学ぶ(ということになっていた)「学習会」が開催されました。この4月から勤務している学校も、多分に漏れず、フレクシブルに使えるような余裕のある時間がなく、無理かなぁと悩んだのですが、定期考査期間の真ん中の日の午後に開催となりました。  中高一貫コースの先生、高校の先生、大学の先生も参加くださってありがとうございます。ぼく自身にとっても久しぶりの刺激ある時間となりました。  試験の採点等、お忙しい中、

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          「観点別評価とルーブリック」学習会(第1回)【仮称】(内容スライド)

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          「学ぶ」とは何のため?

          私学で学んでいる中学生、中等教育学校生及び保護者の方へ 小学校時代から「勉強」をして、あるいは塾に通い、中学受験をして私学へ入学したのだから。ここではリーダーとしての素養を育てて欲しいと思っています。そういうと、「それは当然…」とか「もちろんそういうつもり…」という人もいれば、「そんなのムリ」「とか「そんなつもりはない」とかいう人もいるでしょう。 「リーダー」に…

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          「学ぶ」とは何のため?

          第1回”学習会”6月4日開催決定

           以下でご案内させていただきました「学びの会」を勤務校で開催します。平日昼間ですが、参加ご希望の方はご連絡ください。 ーーーーーーーーーーーーーーーー記ーーーーーーーーーーーーーーーーー ・場所 札幌日本大学中学校高等学校(中学校2階を予定) ・日時 令和6年6月4日(火)午後2時~ 

          第1回”学習会”6月4日開催決定

          ♨️温泉巡り連載中♨️

           この4月から、化学の専門雑誌に温泉の記事を連載させていただいています。今、4月号、5月号、6月号とでています。  7月号の記事原稿も提出し、次の号の記事を書き始めているところです。  次の泉質は何なのか、そして次の温泉はどこなのか……それは、発行されたときのお楽しみ…ということにしておいてください🤫

          ♨️温泉巡り連載中♨️

          ルーブリックをつかおう       ~~観点別評価に対応する方法~~

          さまざまなものを「評価」しなければ…  個人的なことを言えば、ぼくは「評価する」ことが大嫌いです。ましてや「人」に関わることを直接間接「評価する」なんて…  そんなことを常時していかなければならないなんて、苦痛でしかありません。そう考えると、現在の学習指導要領に則った学校における評価は、ぼくにとっては、拷問に近いものです。毎日の毎授業に意識をさせられること、これは、当に、『不感症』にでもならないと精神に異常をきたしてしまうのではないか、と考えてしまうくらいです。  ま、あま

          ルーブリックをつかおう       ~~観点別評価に対応する方法~~

          ☆学ぶことは『勉強』ではない!☆

          「勉強はしない、させたくない」 ぼく自身、『勉強』は大嫌いです。多くの生徒の皆さんは共感いただけるものと思います。「勉強」の「勉」や「強」はもともとどのような意味があるのでしょうか。皆さんはもう理解していますね!?  ぼく自身、『学ぶこと』は大好きです。さまざまな分野について知りたいことがいっぱいあって、多くの知識をもっていたいと思っています。たくさんのことを知っていて、いろいろなことを理解していると、新しいことや出来事に出会ったときに、これってどうすればいいのかな、それって

          ☆学ぶことは『勉強』ではない!☆

          もうそろそろ1か月

          おもしろいです「学校はたのしいですか?」 「たのしいとは言えないけれど、おもしろいですね。」 と答えたのがぼくでした。 実際、これだけ、やりがいというか…はりあいのある職場は初めてのように感じています。 これで何校目でしょうか。 私立、公立、中学、高校、中等教育学校、専門学校、大学… さまざまな学校で教える機会をいただいてきました。 ありがとうございます。 これからも、ご縁がありましたら、お願いします。 ちょっとコメントだけ 表題の画像はこの4月からの勤務校(中学部)

          もうそろそろ1か月

          新しい気持ちで💖

          新任式、そして始業式、入学式と… ずっと、関東地方で生活をしてきましたが、今回、初めて北海道で(しかも一人で‼)生活をすることになりました。うぴょーん!  これは、ぼくが考えていた「人生設計」には無かったことです。どうしましょう、大丈夫かなぁ…とは思っています。  赴任先は、札幌日本大学中学校・高等学校(札幌日本大学学園)です。  今度赴任した学校の先生方は、校長先生をはじめとして、多くの方々が温かく向かい入れてくれたと感じています。また、とても意欲的に前進される先生方がたく

          新しい気持ちで💖

          「研修はこんなふうにやればよかったんだ…」~生徒も教員といっしょに~

          参加者アンケート結果から 3月15日に、前任校の最後の仕事として、獲得型教育(演劇的手法)を用いた「主体的・対話的な学びから深い学びへ」の一つの「授業」提案として、研修をさせていただきました。  ファシリテータ(及び講師)として実施させていただいた研修のアンケートの結果をいただいていたので、感想の部分をここに掲載させていただきます。  この研修は、先生方だけではなく、生徒の皆さんにも参加できる形で行いました。そうすることで、 ということが大切ということを感じて欲しかったのです

          「研修はこんなふうにやればよかったんだ…」~生徒も教員といっしょに~

          「高校の公共を担当したい!」

          やっと正式に担当できましたが… 令和5年度は1クラスだけですが「公共」を担当しました。  前の年(令和4年度)は、自分は理科(物理)担当であったため、公共に関しては別の先生が担当している授業(4年次=高校1年相当)に臨時的にTTとして、ぼくのプログラムの授業を提供させていただきました。全4クラス同じことを行いました。  その学年の5年次(高校2年相当)終了時において、「今までに印象に残った授業は何ですか」というアンケートをとった結果が出たということで、その結果からぼく自身に関

          「高校の公共を担当したい!」

          卒業式が終わって…

          「学びはたのしい❣」🐉卒業式が終わった一人の卒業生から、 「藤牧先生、お世話になりました。先生の授業楽しかったです。ほんとほんとマジで… 一年しか受けれなかったというのがマジででかいです。逆に一年は受けれたんで前向きに考えて……ほんとうにありがとうございました! 毎日楽しかったです。」 と言われました。ぼくの方からは、 ”学びはたのしいはずですから、大学でたのしんでください” と返しました。すると卒業生から、 「ありがとうございます。楽しみます!」 と…… 「すごい役に立ち

          卒業式が終わって…

          授業のテーマは生徒提案で…

          4年次(高校1年相当)「公共」前半「代表決め」  きょうの授業は前半が明日のビブリオバトル決勝に出るクラス代表決めでした。初めて、ロイロ・ノート「アンケート機能」に搭載された「ゲームモード」を使って実施しました。  さらに、来年度担当先生希望投票や授業希望アンケート、今年度の授業への印象などなど、訊いてみました。時間に追われる感覚もゲームのようで、楽しんで進いったようで、クラス代表も決まりました。 後半「きょうのテーマ」  後半は、生徒が提供する社会に関する問題に向けて

          授業のテーマは生徒提案で…

          経済学の価値を伝えたい…

          「交通を経済学で考える」講座開催 2月26日、勤務校において、慶應義塾大学商学部教授加藤一誠先生をお招きして、実践的「経済学」の講座が開かれました。  「交通」を通した実践的なお話でした。それは、当に「中学公民」「公共」の教科書に載っているものとは異なることや教科書で学んできたことだけではないことが分かった…ということになったようです。  「経済学」って… 経済と聞くと「金儲け」のことだけが頭に浮かびあまりいいイメージがない、あるいは、現状の社会状況、経済状態をみて「経済学

          経済学の価値を伝えたい…