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趣向で勝負みたいなところもある江戸時代の俳句も面白いではないか。
月の雨穴の鼠に見舞るる 鈴木道彦
名月の日に、雨になって落胆しているだろう人間(自分)を、鼠が穴から出てきて見舞ってくれたという句意。
この句に事実があるとしたら、雨月であったことと鼠がいたことぐらいで、それも創作かもしれない。つまり、こんな句をつくったら面白いだろうという発想で詠まれた滑稽狙いの句である。
こうした句を今どきに詠めば、川柳ということにされてしまうならいい方で無視かな(笑)
どうやら「半熟玉子」は西洋伝来調理法らしい
長い間、物価の優等生と言われていた卵が、遂に値上がりしたとニュースになった。優等生の理由は、長い間他の物価が上昇しても同じような価格を維持してきたことにある。それが2023年には小売価格で倍になったといった話が伝わってくる。
とはいえ価格も平均的な卵というものと、特別な卵というものがあって、飼育環境や餌を工夫された卵はもともと高い。高いだけあって「この卵なんて旨いんだ」と感嘆するような卵もある
俳句は十七文字でしかないが独自性の塊だ。 俳句と句会の凄いところ
俳句のちょっと軽めな感じの存在が好ましい
一般的に俳句は文学と言わず文芸と言われています。小説は文学作品などと言われることがありますが、俳句文学とは言われることはありません。
しかも、ちょっと軽めなイメージを込めて「文芸」と呼ばれることが多いのも事実。文芸の意味を問えば「言語で表現される芸術」とされていますから、本来の意味では軽めな言葉ではないはずです。
しかし「芸」の字が付くと芸術という