純粋培養な主治医を持った患者の記録6

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【誕生日】

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2021.1.1 元旦。

私の誕生日でもある日。

閉鎖病棟で誕生日を迎えるなんてなかなかレアだ。

まさか年末まで入院している事はないだろう、とたかを括っていた時に
主治医に誕生日まで入院する羽目になってたら、祝ってもらうからねと言い続けていたら、本当に新年を閉鎖病棟で迎えることになった。

2020年最後の診察日は、12/28(月)。

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スキ、ありがとうございます( ´ ▽ ` )なによりの励ましです。
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note開始1年カウントダウン(362日目)

今日は、これまでに多くのスキをいただいた記事のベストナインを挙げてみよう。

ベストテンではなくて?と思われるかもしれないが、スキ数が8つ以上の記事が9つしかないからである。

①奥の細道と東海道中膝栗毛(6月23日・スキ数62)

②コロナ禍より震災10年(1月3日・スキ数10)

③おひとり様の生き方ABC《caseD》(2月10日・スキ数9)

④人生最後の旅(9月19日・スキ数9)

⑤一

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これからもよろしくお願いします!
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ミテノトオリ の みじかい小説 第7回 「お正月」

 朝五時を回って、武志君が迎えに来た。これから僕たちは、村のお宮さんに初詣にいく。
 武志君は玄関にちょこんと立っていた。僕が出て行くと、なんだか恥ずかしそうに「あけましておめでとう」と言ってくれた。僕もぎこちなく「おめでとう」と言った。
 新年の挨拶は、なんだか少し照れくさい。あらたまって「おめでとう」なんていうのは慣れていないからね。
 
 外は冷たかった。頬にあたる空気がキンキンと痛かった。

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励みになります、ありがとう!
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年越し狂騒曲

沈黙
13日から、ミャンマーは正月休みに入った。
16日が大晦日で、17日が正月である。本来ならば、街のあちこちにスタンドが設営され、ホースを構えた人々が見境なく水をかけ合い、道を歩いていても方々から問答無用で「水攻め」にあうという祭りが展開される。

しかし昨年に引き続き、今年もその様子はまったく見られない。地方の一部では行われていたようだが、ヤンゴンではそれらしき雰囲気は露とない。
いつもなら

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バス停の前、お店一軒分のネパール

「カレーを食べに行こう」ということになって、水曜日の昼、家を出た。
彼が家族とよく行くカレー屋で、私もこの前連れて行ってもらった。

チーズナンが美味しいのだ。
熱々のナンに挟まれたチーズが、びよぉぉおおんとのびる。
甘じょっぱい、という禁断の味覚が食欲を加速させてくる。
カレーそっちのけで、銀のプレートにのったナンばかりが消費されていく。

美味しいのだ。

「絶対チーズナンにする!」

あの味

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ヤキモチ焼いて膨らんだのは、【ショートショート】

 どうしたんです、尻もちついちゃって。そんなに驚かないで、まあ話を聞いてください。そう長くはかかりませんから。

 私は浮気なんてしたことがありません。いえいえ、別に「全部本気なんです」って開き直って言っているわけではありませんよ。ごく一般的な基準に法って浮気はしていないと、そう言うのです。私はその日も彼女に正直に言いました。
「今日は会社の飲み会があるから帰りは遅くなるね。あ、受付のヨシコちゃん

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昨年も今年も無礼講なし@タイ正月ソンクラーン



2019年のバンコク都内シーロム通り

 タイ正月「ソンクラーン」は毎年4月13~15日。2019年まで無礼講というか乱痴気騒ぎというか、とにかくにぎやかな水掛け祭りが毎年かかざす続いていたのが、コロナ禍の昨年今年はなしということで静かでいいです。にぎやかといっても過去数年、はしゃいでいるのはもっぱら外国人旅行者で、タイ人はむしろ落ち着いてきており、いずれはすたるものと想像していました。まあ外

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娘からのお年玉

「お母さんが預かっておくからね」
というセリフが嘘だと気付いたのは、小学三年生の頃だったと思う。
  年を越すといつも母親のコートが増えていった。それを咎める父親が私にはいなかったし、母に反抗するといつも即殴られていたので、私のお年玉が消えていったとしても、誰にも訴えることが出来なかった。

  母からの連絡を絶ってもう十年になる。
  どうしても、ということで叔母がたまに連絡を寄こして来るのだが

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ありがとうございます!!!!!
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