線路と鹿

長野県在住の高校生です。飯田線への愛なら、誰にも負けません!笑 日常的に利用しており、…

線路と鹿

長野県在住の高校生です。飯田線への愛なら、誰にも負けません!笑 日常的に利用しており、通学区間以外の駅も訪問しています。

マガジン

  • 線路と鹿のひとりごと

    思想強めの男子高校生のひとりごとです。

  • 飯田線各駅紹介

    飯田線の駅紹介です! 駅の写真のほか、簡単な説明、私の訪問時の経験や思ったことなどを、一駅ずつまとめていきます。 各駅の番号は、豊橋から数えて何駅目かを表しています。飯田線には全部で94もの駅があります!

最近の記事

  • 固定された記事

未成年の主張〜行きたくても行けない秘境駅〜

 自己紹介でも書いてあるけど、俺は長野県在住、高校生の鉄道ファンです。そろそろ夏休みが終わり、学校が始まる。夏休みの思い出…う〜ん、結局は家でゴロゴロしちゃうのが夏休みなんだよね。せっかくの休みなのにもったいない。  鉄道の中でも特に、秘境駅が好きです。地元の飯田線をはじめ、全国の秘境駅を愛してる。でも、でもね。秘境駅って、悲しい運命の駅なんだよ。今にも無くなりそうな駅、の代名詞。行くにしたら早めに行っておいたほうが良かったのに。夏休みにどこかにでも行ければ良かったって、今更

    • 恋山形駅は「…気持ちわりぃ…」のか

      こんにちは。線路と鹿です。 高校生の鉄道ファン(と言うほど全国中を乗り回っているわけではないが)です。 今回話題に出した智頭急行の「恋山形」という駅も、俺は行ったことありません。 でも、全国の路線を航空写真で辿っているときに「恋山形」という真っピンクな駅を見つけたので、呂布カルマさんが例の“炎上コメント”をする前から、この駅の存在は知っていました。 ラッパーの呂布カルマさんが当駅に対し「何だこの駅…気持ちわりぃ…」とツイートしたところ、「酷いことを言わないで!」と批判が集ま

      • 【飯田線各駅紹介】70 伊那田島駅

        秘境駅の魅せた“本当の姿”

        • 【飯田線各駅紹介】69 上片桐駅

          鉄道の「ありがたさ」とは  ここは下伊那では最北となる、上片桐という駅だ。長野県の下伊那郡松川町に所在する2駅のうち こちらは無人駅であるが、近隣に高校があるために利用者は多い。また伊那大島駅までは路線内有数の長距離駅間であるため、“利用者競争”もおこらないようである。  2面2線の相対式交換駅で、駅の伊那田島方には以前のセメント工場跡が更地となって残っている。かつてはそこにも線路が通っていたというのだから、鉄道遺産的に見て魅力のある駅だといえよう。  駅舎の方はと言うと

        • 固定された記事

        未成年の主張〜行きたくても行けない秘境駅〜

        マガジン

        • 線路と鹿のひとりごと
          2本
        • 飯田線各駅紹介
          28本

        記事

          【飯田線各駅紹介】66 下平駅

          忘れ去られたような小駅  ここは長野県下伊那郡の高森町に所在する、下平という駅だ。駅の周囲に人家は少なく田畑が広がっているが、背後には大型商業施設がある。遠くには国道があり、多くの車が絶えず行き交っている。そんな“市街地郊外”という雰囲気の強い当駅だが、駅の利用者は少ない。車社会のいま 当然と言えば当然のことだろうが、段丘上に忘れ去られたかのようにぽつんと佇むこの駅は寂しそうだ。  この下平駅には何度か訪問したことがあったが、今回は列車での停車中に観察するに収まった。天気は

          【飯田線各駅紹介】66 下平駅

          【飯田線各駅紹介】65 市田駅

          高森・豊丘の玄関口  ここは高森町に所在する、市田という駅だ。日中は有人駅となり、天竜川の対岸に位置する豊丘村の人々も利用する、比較的大きな駅である。当駅を始発・終着とする定期列車こそ存在しないものの、大雨時やイベント時など、ごくたまに当駅止まりの列車が運行されていたりもする。  駅舎は鉄筋コンクリート製だが、タイル張りのような洒落たデザインだ。待合室はガラス張りなので、ある程度の居心地は保証されるものだと思われる。  さて、“市田”という響きを、どこかで聞いたことのある

          【飯田線各駅紹介】65 市田駅

          【飯田線各駅紹介】64 下市田駅

          近くて遠い存在  辺りは徐々に暗くなっていった。私はこの下市田駅から列車に乗車するため、駅へ向かって歩いていた。初めて行く駅なので、場所がよく分からず迷っていると列車に間に合わないかもしれないと感じ、少々走った。家の最寄りでもなければ学校の下車駅でもないのに、下市田から列車に乗るなんて、いったいどのような用事がこの駅近辺であったのだろうかと思われるかも知れない。いや、用事なんてない。「下市田駅に訪問すること」が目的なのである。  駅が国道沿いにあるのはかねてよりの情報により

          【飯田線各駅紹介】64 下市田駅

          【飯田線各駅紹介】63 元善光寺駅

          駅に敬意を払うべし  ここ元善光寺駅は飯田市座光寺地区の駅だ。広い構内はかつて、当駅が飯田線の貨物取り扱いの南限となっていたことに由来する。しかし現在は、駅の伊那上郷駅方にやや広い空地があること以外はその名残はない。  駅から徒歩5分ほどのところに、駅名の由来となった「元善光寺」が存在する。長野県の善光寺といえば長野市にあるあの「善光寺」を思い浮かべる方がほとんどだろうが、この「元善光寺」は「善光寺」の阿弥陀如来像が安置されていたお寺であるため「『元』善光寺」と言うようにな

          【飯田線各駅紹介】63 元善光寺駅

          【飯田線各駅紹介】62 伊那上郷駅

          駅を“訪問”することの意味  ここは飯田市の上郷地区に所在する、伊那上郷という駅。私の通っている高校の最寄り駅であるため、私が日常的に利用している駅だ。  そのため毎日のように訪れるわけだが、あくまでも“利用”であるので、決して“駅訪問”ではない。友人や先輩と来て、電車の時間を待つ。電車が来たらそれに乗り、あっさりと駅を去っていく…。  いや、ここは“駅”である。駅なのだから、鉄道を楽しまなければならない(謎)。  私はこの駅に“訪問”することを決めた。運賃は払わず定期券

          【飯田線各駅紹介】62 伊那上郷駅

          【飯田線各駅紹介】61 桜町駅

          桜への執念  ここ、桜町駅は飯田市街地に存在するもう一つの駅。飯田市の桜町という地区にある当駅は、駅付近に「桜並木」があるのも特徴だ。この「桜並木」は、かつて飯田市街地で大火が起きたときにその教訓としてつくられた幅の広い道であり、飯田線の線路もここを横切っており、春には車内からも桜が見られる。  しかし、この駅の特徴はそれだけでは尽きない。まず、駅にやってきてみれば気がつくだろう。入り口の駅名標は桜をかたどったユニークなものだ。ふと足元を見れば、タイルは桜を模したもので、こ

          【飯田線各駅紹介】61 桜町駅

          【飯田線各駅紹介】60 飯田駅

          飯田線の「中心」  飯田駅は飯田線でも中心となる駅で、大きな駅舎や2面3線の広い構内に加え、みどりの窓口やきっぷ自動券売機なども備え付けられている。また特急伊那路の北端や快速みすずの南端である駅であるため、側線が多く設置されていることも特徴だ。当然ながら利用者もこの付近では最も多く、2番ホームや跨線橋にも屋根がついており利用しやすい環境が整っている。  ここは私が日常的に利用している駅で、その上路線名の元となった駅なのだから、いっそう特別感がある。駅舎はりんごをモチーフにし

          【飯田線各駅紹介】60 飯田駅

          【飯田線各駅紹介】59 切石駅

          珍妙な立地も魅力の一つ  この切石駅は急カーブの駅として知られる駅だ。飯田線には当駅以外にもカーブ上に設置されている駅はあるが、中でもこの駅は半径160mと飯田線で最も急カーブ上にある駅だ。伊那八幡まで天竜川沿いを北上してきた線路は、飯田の市街地を通過するために切石松川の手前で進路を西に変更し、鼎の市街地を進む。その後、飯田市街地へ向けて北上するために進路を北へ変更しようと右に急カーブした、ちょうどそのカーブ上に当駅がある。  当然ながら列車とホームの隙間が広く開くため、ホ

          【飯田線各駅紹介】59 切石駅

          【飯田線各駅紹介】58 鼎駅

          鉄道ファンと受験生、それぞれの想い  ここ鼎駅は、飯田市鼎地区の中心駅だ。両隣の駅と比べれば、駅舎やトイレ、自販機があるなど大きい駅であると言えるだろう。利用者数も市内では3番目に多く、これは駅からの徒歩圏内に2校の高校があることが要因だと言える。  ただ、この駅は以前はさらに賑わっていたのだ。駅の業務部跡が現在でも存在することから、近年までは有人駅であったと見て取れる。さらに、かつては駅に立ち食い蕎麦店が併設され、ホームには2番線も存在していた。その当時は、市内では飯田・

          【飯田線各駅紹介】58 鼎駅

          【飯田線各駅紹介】57 下山村駅

          永遠ではない地方鉄道の運命  あれはいつの記憶だろう。たしか、初めて“飯田線秘境駅号”に乗って当駅を通過したときのことだ。駅の待合室が、雑誌で見た私の知っているものではなく、真新しい濃青のものになっていた。待合室や駅舎は、永遠のものではない。いつかは建て直される。それを初めて私に知らせたのが、この駅だ。  ここ下山村は、鼎地区と松尾地区の間にある、利用者は比較的少ない地味な無人駅である。しかしこの付近の線形状、当駅から伊那上郷駅までの間は「電車よりも走って行った方が早い」

          【飯田線各駅紹介】57 下山村駅

          【飯田線各駅紹介】56 伊那八幡駅

          歴史と発展を持ち合わせた街  何度も訪問したことがある伊那八幡駅。その錆びた屋根は寂しさを引き立たせるが、実際には交換線と立派な駅舎をもつ大きな駅だ。  当駅は飯田市の松尾地区の中心駅だ。駅から徒歩数分のところに八幡宮があるため、この付近一帯は「八幡町」と呼ばれている。すなわちここは「伊那八幡」駅だ。「鼎」とか「川路」とかストレートな駅名が多いが、この「伊那八幡」はなんだか歴史をも感じさせる駅名だ。  当駅付近は国道が通り、商店街のように建物が連なっているのでどちらかという

          【飯田線各駅紹介】56 伊那八幡駅

          【飯田線各駅紹介】55 毛賀駅

          駅訪問の拠点  下り列車で時又〜駄科間にある飯田線で2番目に北のトンネルを抜けたあたりから、渓谷を進む風景から雄大な盆地を臨むようになる。しばらく進むとそこに毛賀という小駅がある。駅舎はなく、1面1線の構内に真新しい待合室がある。駅前には中学校も佇み、周囲は田畑が広がる長閑な雰囲気だ。  斯様な小駅も開業時は終着駅の役割を果たしていた。近年に駅トイレは撤去されてしまったが、待合室はガラス張りで明るくてきっちり締切できるものだ。駅背後には交通量の多い国道が通るので生活感の感じ

          【飯田線各駅紹介】55 毛賀駅