YukaMatsushima

ライター、国語教師、文章指導。自身の教室の他、色々なプロジェクトで「書くこと」を担… もっとみる

YukaMatsushima

ライター、国語教師、文章指導。自身の教室の他、色々なプロジェクトで「書くこと」を担当してます。敬語や言葉のマナーのコラム、子育て系、国語系の記事、クラウドファンディングの広報文など。ここは「ザ・松嶋有香」的空間。オフィシャルサイト https://kakimakuru.com/

マガジン

  • 親も遠けりゃ子も遠い マガジン「遠距離介護」

    仕事をしながら遠距離介護スタート。実家の側に住む妹に介護チームリーダーになってもらい、色々と模索しながら頑張っています。自分の老後も考えつつ、50代60代のライフスタイルを考察。一緒に考えていきませんか?

  • 書く力を味方に Yuka Matsushima

    指導歴30年越。インターネットで文章を指導しています。文章を書くコツなどの記事をまとめました。

  • 強そうで弱いわたし メンタル Yuka Matsushima

    強そうに見えるわたし。 でも弱いんです。 日頃思っているメンタルな話をたっぷりつづります。 みなさんの心が少しでも軽くなりますように。

  • ゆか先生と考える 読書感想文

    教育現場にもAIが導入。そんな時代だからこそ、読書感想文の意味、意義を改めて見つめ直したい。 読書感想文指導歴30年越えのゆか先生こと、私、松嶋有香と一緒に考えませんか。 読書感想文コンクール課題本の解説も。

  • ほんとうのにゅうがくじゅんび

    著書『ほんとうのにゅうがくじゅんび』(本当の入学準備)のダイジェスト版を2021年11月1日~7日の7日間で発行します

ウィジェット

  • 商品画像

    点で話にならない 読点の打ち方7つのルール 30ページで文章のコツが分かるシリーズ

    松嶋有香
  • 商品画像

    ほんとうのにゅうがくじゅんび: 入学までに知っておきたい7つの心構え

    松嶋有香
  • 商品画像

    大人の文章添削: 20人のコラム 公開処刑しました

    松嶋 有香
  • 商品画像

    点で話にならない 読点の打ち方7つのルール 30ページで文章のコツが分かるシリーズ

    松嶋有香
  • 商品画像

    ほんとうのにゅうがくじゅんび: 入学までに知っておきたい7つの心構え

    松嶋有香
  • 商品画像

    大人の文章添削: 20人のコラム 公開処刑しました

    松嶋 有香

最近の記事

親にこうあってほしいと思うことについて

親にこうあってほしいこと。例えば健康でいて欲しいとか、長生きしてほしいとか、そういう良くてぼんやりした望みではなく、もっと手を抜いて欲しいとか、もっとおおらかにいてほしいとか、そういう、ちょっと性格に関係するようなことを、親に望むようになってきた。望むだけで口にはしていないけどね。 変えられるのは自分だけで、他人は絶対に変えられないし、変えようとしちゃいけないってことは、さすがに大人なのでもう知ってる。でも、例えば、性格による行動が辛そうな時、辛さを生んでる時、アドバイスと

    • みんな、入院するんじゃねえぞ!

      告別式に行ってお別れを言ってきた。 本当に、ガチで、マジで、地域に貢献した人だった。 色々なことを教えてくれた。 ありがとうございました。 お隣り、というか、親戚、というか、同じ自治会の方が、車椅子で私の方に近づき「どなただったかね?」と話しかけてくれた。 子供会と健全育成でお世話になりました。 深々と頭を下げた。 そうだったかな……。忘れてしまったわ。 しばらくして皆の方に振り返り、こういった。 みんな、入院するんじゃねえぞ! 入院すると、社会とのつながりがな

      • 文章術:派生する修正に注意を払うと文はぐんぐん良くなる

        小学生から大人まで文章指導をしています。 以下は、ある高校生の文章。 課題 ジェンダーマイノリティについて、日本ではどのような問題があるか。 それに対して、どのような在り方が望ましいか。 とっても良く書けている小論文。それでも添削を通じて新しい発見がありますね。特に、何気なく使った言葉が最適かどうかという考察は必要です。 例えば次の文 LGBTQというワードも、よくメディア上で使われるようになった 文法的には何も誤りはありませんが、本当にこれが最適かどうか考える必要

        • おしゃれなロックおばさんと、そうでないロックおばさんの違い

          noteで、こんな素敵な女性が紹介されていた。 私は、ファッションには疎い。なぜ疎いのか。昔、バンド仲間に言われた言葉が記憶に残っている。 ロックなんて、バンT着てGパン履いていればいいから、おしゃれに気が回らないんだよね。 たしかに、アメリカなどのハードロック、ヘビーメタルの人たちは、革パンかGパン、上はTシャツに革ジャンというイメージがある。私もそうしていると何となくそっちの人みたいに見られるから、いつの間にかうそうしていて、そしてあっという間に30年が経ってしまっ

        親にこうあってほしいと思うことについて

        マガジン

        マガジンをすべて見る すべて見る
        • 親も遠けりゃ子も遠い マガジン「遠距離介護」
          YukaMatsushima
        • 書く力を味方に Yuka Matsushima
          YukaMatsushima
        • 強そうで弱いわたし メンタル Yuka Matsushima
          YukaMatsushima
        • ゆか先生と考える 読書感想文
          YukaMatsushima
        • ほんとうのにゅうがくじゅんび
          YukaMatsushima
        • 入学までに知っておきたい7つの心構え
          YukaMatsushima

        記事

        記事をすべて見る すべて見る

          ひらめきのある子

          私の教材で、共通点を見つけるというものがある。 共通点というのは、そのものとそのものを、まじまじと見比べても見つからない。少し抽象度を上げないといけない。 例えば、牛と羊の共通点なら、小学生なら「どちらも動物」という共通点を見つけられる。 でももう少し抽象度を高くすると、「生き物」となり、この二つの生き物が存在するカテゴリを探せる。 それができたら どちらも動物園にいる どちらも十二支にいる どちらも星座にある と、動物が揃っているところに具体化できる。 牛と羊の共通点

          ひらめきのある子

          ほくほくと言えば?

          皆さんは「ほくほく」という擬態語をどのようなシーンで使います? 私は小学生の国語の塾をインターネットで開いている。教材は全て手作り。書いたり読んだりするプリントや慣用句、ことわざ、四字熟語などの知識分野教材、そして毎週子供達には作文を書かせている。 毎年少しずつ改訂はしているけれども、基本的に国語には変わらない部分もあって、ずっと同じ教材を使い続けている項目もある。その中で擬態語と擬音語のプリントがある。 ほかほか、ほくほく、ほこほこ、ポカポカ、ポキポキ、ポコポコ。違って

          ほくほくと言えば?

          子どもが頑張っていることを謙遜しない

          子どもがまだ小学校低学年のころだろうか。 「Iくん(息子)はいいよね。勉強ができるから」と言われて、なんと返事をしたらいいか考えあぐねて「そんなことないよ」と答えていたら、仲の良いママ友が「Iくんは、勉強しているんだから、だから勉強ができるんだから、謙遜しちゃIくんが可哀そうだよ」と伝えてくれた。 軽く事情を話すと、息子は体が弱く、運動はできなかった。(のちにスポーツマンになるw)何か強みになるものがあったらいいと、両親とも教育者ということもあり、また、本人が数字に興味があ

          子どもが頑張っていることを謙遜しない

          物価も給与も安い国

          500円のお弁当と5,000円のお弁当、価格の差ほど、味の差はない。 そんな話を最近よく聞くけど、バブルの頃はそんなこと言わずに、私の世代は高いお弁当を経費で食べた。 その時代を経験した私から見ると、最近の「安さは正義」はちょっと狂っていると感じる。まぁ、狂い具合から言ったらバブル時代の方が狂ってるかもしれないけどね。それでもあの狂気時代の場合は、ほとんど誰も我慢しなかった。 今、物価も給与も安い中、全員が我慢している気がする。 たとえば 500円のお弁当と5,000円

          物価も給与も安い国

          実家に帰ったら、親のベッドに寝てみて!~買ってから40年超のベッドに寝てみた~

          そもそものきっかけは母親の腰痛だった。圧迫骨折を経験したことがあった母が、腰を悪くして、なかなか治らない。もう80過ぎなので、なかなか治らないのはある意味当然なんだけれども、毎日痛みを止めを飲んだり、毎週整体に通ったりしている割に、なかなか改善しなかった。年だから仕方がないのかなあと、思っていた矢先、母がちょっと間違った情報を仕入れてきた。 それは「腰痛には低反発のマットレスがいい」という情報。今使っているベッドのマットレスの上に、もう1枚低反発のマットレス敷きたいという話

          実家に帰ったら、親のベッドに寝てみて!~買ってから40年超のベッドに寝てみた~

          学校からのルール押し付けの前に、ママ同士のルールが怖すぎる件

          先日こんな記事を書いた。 不登校の原因の1つとして、隠れ校則があるという記事。 私は普段テレビを見ないのだけど、実家に帰っていると、ずっとワイドナショーが流れていて、ママ垢ルールというものを初めて耳にした。 元ネタはこちら。 ママとして、SNSのアカウントを運用していく上で、暗黙のルールがあるということだ。 暗黙のルールというより、リプで言われて続けているということを考えると、すでに暗黙ではない。SNS自体にルールがないので、これはずばり「同調圧力」だ。妬みとも違う。ど

          学校からのルール押し付けの前に、ママ同士のルールが怖すぎる件

          1年の1/3が真夏日になる

          子どもたちに社会問題に対する意見文、小論文を書かせています。SDGs関連は最近多いテーマです。子どもたちは、学校で並べたり、レポートを出すのに調べたりしていて「今のうちになんとかしないと大変だ!」と感じていることが伝わってきます。 むしろ、危機感をあまり感じていないのは、たいていの大人たち。 2100年末における真夏日(最高気温30℃以上)の年間日数予測 作物の変動なども掲載されているページはこちら 今までの意見文、小論文では「まずは現状を知ることが大事です」的なことが

          1年の1/3が真夏日になる

          これ、大丈夫?「入学前に子どもに身に付けさせたいこと」の学校からの理想の押し付けが不登校の原因かも

          不登校の原因については様々な理由があるけれど、実は学校側に大きな原因があるのではないかと感じている。 ある講演会でも話題になった、岐阜県の例。隠れ校則が不登校の原因の一つになっていることが判明。 授業3分前には席についていること。2分前には前回の復習を始めること。 え?休み時間の権利はどこ?って感じ。 この他にも、例えば、上履きは全員同じ向きにするとか、机をきちんと揃えるとか、校則としては書かれていないけれど、何十年も前から暗黙のルールになっているものが、日本各地で多数

          これ、大丈夫?「入学前に子どもに身に付けさせたいこと」の学校からの理想の押し付けが不登校の原因かも

          母親は過去に原因を探す~子どもに何かがあったとき

          不登校に関しては、様々な研究がなされ、書籍も販売され、また研究者側の発信のみならず、今、本当に困っている当事者・当事者家族からの叫びが社会的にも広がるようになった。 しかし、不登校の原因は1つではなく、学校制度、学習塾の存在、いじめ、スマホ依存、核家族化、地域とのつながりの希薄性など、本当に多岐にわたるので、それぞれが本腰を入れないと、命をかけた子供の叫びに気づくのが遅いと、本当に手遅れになる。 昨日、2023年9月18日、東京小金井市で、長崎総合科学大学の広木克行先生の「

          母親は過去に原因を探す~子どもに何かがあったとき

          自分のスキルを体力を知恵を、人様の役に立つように使う。それを教えてくれたSさんが亡くなった

          この記事を書いたあと、そのSさんに会いに行った。が、Sさんは会場にいなかった。具合が良くなくて家で休んでいるという。 「でも、もう少ししたら来るかもよ」 そのあと、私はテント内にいた友人の手伝いを少しして、ちゃっかり飲み物もご馳走になり、用事があるので帰宅した。 実はそのあと、お祭りの会場に来たらしい。もう少し残っていたら良かった。 Sさんは、私が社会貢献活動に参加することになったきっかけの人物だ。もしSさんに会わなかったら、私は、自分の仕事と自分の趣味だけをする人間になっ

          自分のスキルを体力を知恵を、人様の役に立つように使う。それを教えてくれたSさんが亡くなった

          自分が誰かも分からない10年の生きている意味

          父の遠距離介護が始まって1ヶ月。自分に足りない視点が多かったことを反省して、色々なSNSやそのコミュニティで、様々な立場の人間の話を読むようにしている。私のように実家から離れて遠距離で介護する人の気持ちよりも、そんな兄弟がいて自分だけが親のそばで苦労している側の気持ちを分からなければ!ということで、そちら側の投稿を積極的に読んでいる。 たまにズボンに粗相するぐらいならまだマシな方で、自分の排泄した大便を部屋の壁に塗る(これは「弄便」と言って有名な認知症の症状らしい)行為や、

          自分が誰かも分からない10年の生きている意味

          文章が上手なことと、文学的センスがあることは、全くの別物

          私は文章力養成コーチという仕事をしている。子どもから大人まで、作文や小論文、意見文などを通じ、伝わる文章を書くにはどうするか、伴走する仕事だ。 本当によく誤解されるのが、文章が上手に書ける才能があることと、エッセイや小説、詩歌などの文学的センスがあることは、全く別物ということ。 そもそも目的が違う。 文章が上手くなりたいという悩みを持つ人は、例えば、次のような悩みを持つ人が多い 1回で伝わらずメールが何往復もしてしまう 何が言いたいのかわからないと、上司にレポートを突き

          文章が上手なことと、文学的センスがあることは、全くの別物