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親も遠けりゃ子も遠い マガジン「遠距離介護」

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仕事をしながら遠距離介護スタート。実家の側に住む妹に介護チームリーダーになってもらい、色々と模索しながら頑張っています。自分の老後も考えつつ、50代60代のライフスタイルを考察。…
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記事一覧

介護のつらさを知らない人からの言葉は、善意だから余計しんどい。介護以上にしんどい…

ショートステイ、どうだった? 何人からも聞かれた。 何気ない一言。 でもなんて返せばいいん…

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認知症になっても忘れない歌

実家に帰省したある日の朝、父が私が買ってきたサクランボを見て 命、短し~、恋せよ乙女~♪…

YukaMatsushima
2週間前
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当日になってショートに預けることを本人に告白

認知症の父の介護、社会資源をフル活用し、ヘルパーさんが確保できない土日の夜だけ、私と妹と…

YukaMatsushima
4週間前
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親が生きてるうちの実家の片付け。気をつけないと最悪な、3つのこと

1 親の考えより、自分の考えが正しいと思ってしまうこと親の世代にはなかった新しい考えを押…

YukaMatsushima
1か月前
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遠距離介護:実家のライトを取り換える

部屋の電気がつかないと、実家の母から連絡があった。 電気がつかない場合の原因は、色々ある…

YukaMatsushima
1か月前
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困った人は困っている人

妹と一緒に両親の介護を始めて7か月。最初はめちゃくちゃだった妹との関係も、今はかなり良好…

YukaMatsushima
1か月前
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障害や病気は絶対的なもの

以前、脳損傷者の支援をしていた時に、当事者間で、若干の障害マウントのようなものがあった。 きみはいいよね。受傷後も仕事に戻れて。私なんて復職できなかったから、もう大変で。 あなたは歩けていいよね。僕なんて車いすになっちゃって。 おたくは話せていいわね。うちの主人は言葉が話せなくなっちゃって。 内容が障害なので、ちょっとドキドキするけど、似たような弱者マウントは私たちの日常にもある。 お子さん、頭よくていいわよね。うちなんて… ご主人が健康で良かったじゃない。うちなんて…

リハビリは、がんばらない方がお得!?

私は今、父の介護を通じて、介護保険のしくみをしりつつある。介護が必要になると国や都道府県…

YukaMatsushima
2か月前
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父が認知症になったことを母は「神様からの罰」だと思っていた

父が認知症になって、私も生まれて初めて介護をし始め、育児以来の人生の勉強をしている気がす…

YukaMatsushima
2か月前
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真実は、いつも…ふたつ!

明らかな間違いでも、その人にとっては真実だ。 家族に認知症の人がいる場合は、そのように感…

YukaMatsushima
2か月前
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介護は家族と福祉のチーム戦

介護が必要になったと感じたら、まず「地域包括支援センター」に相談する。今はそのようになっ…

YukaMatsushima
2か月前
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親が生きている間に実家を片付ける時に、親から取り上げているもの

歳をとると、肉体的にも精神的にも力がなくなり、物が片付けられなくなる。この前の祝日「我が…

YukaMatsushima
2か月前
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新幹線ホームドアの中側を走る人たち

いつもの週末の介護を終えて、東京に向かった。私にとってはいつもの週末だったけど、世の中的…

YukaMatsushima
2か月前
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撮影スポットの近くに年老いた両親が住んでいると想像してみて

富士山を撮りたい気持ちは分かる。私も富士山大好き。小学6年生で東京から転校して以来、大学3年で一人暮らしを始めるまで、富士市で過ごした私。両親は今も富士市に住んでいる。 今、私は富士山が親指の爪くらいの大きさにしか見えない東京に住んでいるが、週末は介護で富士に戻る。そのたびに、富士山の偉大さに圧倒される。そして、何枚も写真を撮ってしまう。 今回、実家に向かう新幹線で、となりに中国人らしき女性が座った。私は窓際に座り、パソコンを広げて仕事をしていたが、小田原辺りから、その女