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親が生きてるうちの実家の片付け。気をつけないと最悪な、3つのこと

1 親の考えより、自分の考えが正しいと思ってしまうこと

親の世代にはなかった新しい考えを押し付けることは、若い人の方の考え方が正しいのだと勘違いしてしまっている状態。そんなことは全くないのにね。「物を持つこと=豊かさ」だという時代を経て、今は、たまたま「物を持たないこと=豊かさ」だという時代になっている。たまたまよ。その時代の流れを無視して、あたかも後から生まれたものが、先にあったものより優秀だと勘違いしてしまうのは非常に危険なように思う。だんだんと悪くなっていくことだっていっぱいあるものね。例えば、今は脱プラスチックって感じになっているけど、プラスチックは最高の発明だって言われてた時代にはまさか地球がこんなことになるなんて思わなかったでしょう?

2 原因や経緯を無視して、結果だけで判断してしまうこと

どんなプロセスを経て、そんなふうに散らかってしまったのか、片付けられなくなってしまったかという点を無視してしまうことは怖い。
これを避けるには、想像力が必要なように思う。私も、最初、何で押し入れがこんな風にごちゃごちゃになってしまったのか、何で壊れたものをいつまでも使い続けているのか、何で同じものがたくさんあるのか、イライラしたような馬鹿にしたような感覚でいたけれど、自分も少し歳をとって分かったのだけど、物を整理するということには、かなり頭を使う。いるかいらないかの区別でさえ、脳が疲れちゃうのだ。
確かに、自分も年を取らないとわからなかった感覚かもしれないけれど、もう少し早い段階で、想像力を使って、その原因や経緯をとらえられたら、対応が変わっていたかもしれないと思うことも多い。少なくとももっと優しくしてあげられた。

3 実家の片付け問題は、実は自分と親との関係の問題であるということ

親の亡き後、実家の片付けが大変なのは本当だけども、そんな事態になった、その責任の一端は、そもそも自分にもあるということを忘れてはいけない。確かに仕事や子育てが忙しかったかもしれないけれど、では、話す機会が絶対に取れなかったかと言うとそうでもない気がする。もっと早い段階から、いろんなことを話し合って、親の価値観を知っておいたら、私ももっと若くて体力のあるうちに手伝えることがあったかもしれない。そう考えると後悔ばかりだ。

以上、最近、介護で実家によく帰るようになって思うことを、まとめてみました。皆さんの意見も聞かせてくださいね。

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