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#小説
心をきれいにしてくれる修復されたフェルメール
心の傷を治すように、やさしく繊細に。
「元に戻す」
かんたんにいうけれど、かんたんではない。
気が遠くなる手間と時間をかけたもの。
フェルメールの、1枚の絵。
綿棒に液を含ませて。
絵の上を転がす。
汚れが取れて、少しずつ色が出てくる。
綿棒できれいになるのは数ミリ。
それを何度も何度も繰り返す。
そのあとで、顕微鏡を覗き込みながら表面を削っていく。
本来の絵を傷つけないように、わずか
ラブソングを聞きながら恋愛小説を読むのが好き💗
人の恋の相談によくのっていた時期があった。
なぜ私に?と思うのだけど、とにかく聞いてほしかったのだろう。
アドバイスというほどのアドバイスではないけれど、なんとか助言らしきものができたのは恋愛小説を読んでいたからなのか・・・どうかはわからないけれど。
恋愛小説が好き。
恋愛下手な自覚がある。だからかもしれない。
人は自分にないものを求めるから。自分にあるものも求めるけど。
だいたい小説には
推しのいる生活のリアルに巻き込まれる~「推し、燃ゆ」感想文
推しのいる方、多いですよね。キラキラした目で語ってくれます。
高校2年の息子にも、推しがいます。
息子の推し、友人の推しふだんあまり自分のことを話さない息子ですが、「推し」のことを聞くとちょっとうれしそうな顔で教えてくれます。
「この子は発言がおもしろいんだよ」
「この子は勉強は不得意みたいだけど、本を結構読んでいるんだ」
「この子はダンスがヤバい」
何人かいるんです。
私にはよくわかりません
あなたの居場所はどこですか?~お探し物は図書室まで~
小学校の時から、私の居場所は図書室でした。
いじめられていたわけでもないし、普通に友達といた気もするのだけど、記憶はいつも図書室です。
小学校の時から乱読だった毎日のように通っては借りて、図書カードが年に何枚もたまりました。
司書の先生がいた記憶はなく、カウンターにどなたがいたかも覚えていません。申し訳ないですね。
ただ名作シリーズ、伝記シリーズ、と読みたい本の本棚からどんどん選んでいました。
恩田陸の新作「スキマワラシ」は、ストーリーも舞台のアートもおもしろい!
恩田陸の新作「スキマワラシ」では、現代美術を楽しむ読み方もあり!
史上初・直木賞と本屋大賞を同時受賞した、恩田陸の「蜜蜂と遠雷」では音楽の描き方がすごかった。
今回の物語では、現代美術をのぞき見る。
小説やまんがを読んで、その世界に興味を持つことは多いのではないかと思う。
「蜜蜂と遠雷」は、音楽コンクールが舞台。出てくる曲をyoutubeで聴きながら読んだ。そういう人は多かったはず。
クラシッ
自分の居場所と、みんなの居場所を見つけたい
生まれて初めて「ここが私の居場所だ」と感じた。
その人と結婚をした。
いつも「ここではないどこか」へ行きたいと思っていた。
どこにいても、居心地が悪くてお尻がむずむずした。
自分の生まれ育った家庭は、幼いころから両親が不仲だった。思春期の頃から距離ができた。
距離は広がることはあっても、縮まることはなかった。
ひとり暮らしを始めたら、気が楽になった。
でも一人でも「ここなのかな?」と首をかし
めんどくさい女のままでいい☆小説『やわらかい砂のうえ』で考えた
小説『やわらかい砂のうえ』(寺地はるな)の万智子は媚びない。男性に受けなくていい。それよりも自分らしくいたいし、自分らしい自分を、もっと好きになりたいのだ。
「めんどくさい女」って男の人から、すごく嫌がられている気がする。
昔のほうがもっとそうだったんだろうけれど、「物わかりのいい」「素直な」「かわいい」「すぐにうんうんってうなずいてくれる」「女の子」がいい、と。
元からそういう女性もいると