anmtgallery / 石橋実乃生

写真逍遥記。写真とはエフェメラルな約束と予感であり、一枚の長い手紙を書き続けることであ…

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写真逍遥記。写真とはエフェメラルな約束と予感であり、一枚の長い手紙を書き続けることである。 また疑似ギャラリーとして写真に限らず様々な作品を見ていく。 (運営:石橋実乃生) twitter & Instaglam : @anmtgallery / @ishibashi_minoh

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石橋実乃生とはだれか

こんにちは。anmtgalleryです。 さて、疑似ギャラリーである当プロジェクト運営の「石橋実乃生」について特に何の説明もなくここまで来てしまいましたが、さすがにそれでは…

また海に出る

#海の日 が7月なのはやはり夏といえば海ということなのか。 とはいえ、泳ぐならともかく海に行くのは別に夏ばかりもない。海も季節によって見える風景は違っている。 それ…

今日も店の灯がともる

7月11日は #ラーメンの日 という。 麺類にもいろいろあるけれど、ラーメンはガツンとくる、パンチのある味わいに存在意義がある。 そう、疲れた時はラーメンが一番効きそう…

概念と信念と

沿線とはあるイメージで語られやすい。 ただしそんなイメージは決して一面でないし、固定的でもない。それぞれが見ているものの中にある。 それぞれのコンセプト、いわば概…

色が移り季節も移る

アジサイの季節も終焉近くいよいよ夏へと至る。 季節の変わるとき。どこかで一気にというわけでなく、昨日今日ではわからなくても少しずつ進んでいる。 それはまるで紫陽花…

季節は進み

梅雨の時期、雨の中で見えたもの。 雨が続くと太陽光が待ち遠しいが、アジサイが無聊を慰め、傘の華やぐ時期も悪くない。 夏至を迎え、長い昼が暮れていき、こうして夏が少…

心変わりの象徴というけれど

アジサイの季節である。 雨の中に浮かび上がったり、梅雨の晴れ間に陽光を透過したり。 土壌につれて色が変わる、まさにエフェメラルな生きざま。 時に心変わりの象徴とさ…

お茶があるから

おいしいお茶があるから今日も頑張れる。 あるいは今日も頑張ったからお茶がおいしい。 お茶の時間は必要不可欠ではないかもしれない、しかしお茶があるから流されがちな一…

ハトが寄る

駅前広場で人を出迎えるようにハトがいる。 公園で並んで歩いてくるハトがいる。 道行く人にエールを送るでもないハトがいる。 やはりハトほど街の風景がこれほど似合う存…

心をとめる明るさ

ふとした明るさに心を奪われる。 光の変化で情景が変わる。 印象的なシーンを「光景」というのは示唆的である。 次の瞬間にはまた印象が変わる、まさに #エフェメラギャラ

鴉の語らい

街で撮る鳥といえばハトであるが、カラスも同じくらい、いやそれ以上に存在感がある。 漆黒はやはり目をひき、濡れた羽には得も言われぬ艶がある。 時に我々に近すぎるのか…

本を広げて

また今日も本を読んでいる。 しっかり読み込むとなるとまさに本の世界と対峙することになるので思った以上に体力勝負でもある。だからこそ本を読み切った後の爽快感は何事…

まだ見ぬ桜を探し

桜を探し歩き続ける さくらイロ展2週目がスタート 展示詳細はこちら 今年もいろいろな場所で誰かが桜をめで、桜のシーンを写真に残してきた。それらを追体験しながら今…

【出展情報★4/24~】さくらエフェメラル

花の色に 桜の花に高揚する時期が今年も過ぎてゆく。 毎年同じことだが、全く同じものを見ているわけではない。 変わらないものの中に変わるものがある、風景もそうだし心…

季節の中で思い出す

さくらエフェメラル 期間でいえば2週間くらいであろうが、なんとも濃密な時間である。 またこの季節がやってきてさまざまなことを思い出しながら過ごしてゆく。 忘れかけ…

鳥を撮りゆく

鳥はどこにでもいる。 羽へのあこがれは捨てがたい。 鳥の世界はまだまだ広く、未知の旅が続く。 鳥を追いかけながら #エフェメラギャラリー 花があれば鳥が来る 贈り物 …

石橋実乃生とはだれか

石橋実乃生とはだれか

こんにちは。anmtgalleryです。
さて、疑似ギャラリーである当プロジェクト運営の「石橋実乃生」について特に何の説明もなくここまで来てしまいましたが、さすがにそれでは何かと不都合ですのでご紹介します。

石橋実乃生(いしばし・みのお)
ご察しのとおり阪急の駅名である「石橋」と「箕面」に由来。
駅名にちなんだ人名といえば伊丹十三氏(しかも「伊丹」も「十三」も阪急の駅名ではないか!)を思い出すが

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また海に出る

また海に出る

#海の日 が7月なのはやはり夏といえば海ということなのか。
とはいえ、泳ぐならともかく海に行くのは別に夏ばかりもない。海も季節によって見える風景は違っている。
それでも夏の海の風景は撮りたいものであり、波の音も聞きたくなる。
海の風景が待ち遠しい。
浜辺で、船の上で、日差しにきらめく、あるいは夕暮れの海。
揺らめく波間の #エフェメラギャラリー

海はどこでも同じようで、同じ海景はない

海に出る

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今日も店の灯がともる

今日も店の灯がともる

7月11日は #ラーメンの日 という。
麺類にもいろいろあるけれど、ラーメンはガツンとくる、パンチのある味わいに存在意義がある。
そう、疲れた時はラーメンが一番効きそうな気がする。
今日も店の灯がともる、あの濃いめのスープを思い出す。
そんなときはラーメンという寄り道で #エフェメラギャラリー

町中華、ついついもう一品追加したくなる

濃いスープのいざない

書を味わい麺を啜る

ラーメンで元気

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概念と信念と

概念と信念と

沿線とはあるイメージで語られやすい。
ただしそんなイメージは決して一面でないし、固定的でもない。それぞれが見ているものの中にある。
それぞれのコンセプト、いわば概念としての沿線がある。
見ているものが同じでない。
風景は誰もが見たいものを見ているもので、信じたとおりの風景を見ようとする。つまり信念を投影している。
それぞれのコンセプトは信念のたまものでもあろう。
概念としての阪急沿線を歩き、信念と

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色が移り季節も移る

色が移り季節も移る

アジサイの季節も終焉近くいよいよ夏へと至る。
季節の変わるとき。どこかで一気にというわけでなく、昨日今日ではわからなくても少しずつ進んでいる。
それはまるで紫陽花の色が移り変わるようである。
今そこにある季節の色を #エフェメラギャラリー に見る。

少しずつ咲いていくのがいい

雨の日と物思い

雨が続くばかりではない

この時期は爽やかではないかもしれないがやや湿り気を帯びた空気も悪くない

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季節は進み

季節は進み

梅雨の時期、雨の中で見えたもの。
雨が続くと太陽光が待ち遠しいが、アジサイが無聊を慰め、傘の華やぐ時期も悪くない。
夏至を迎え、長い昼が暮れていき、こうして夏が少しずつ迫ってくる。
季節が進むうちに感じたこともまたエフェメラルである。
夏が始まる前の #エフェメラギャラリー

アジサイの光に

降る雨にふと思い出す

雨空はいつも以上に思索的

晴れを待ちながら雨を過ごす

雨を彩り雨を数える

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心変わりの象徴というけれど

心変わりの象徴というけれど

アジサイの季節である。
雨の中に浮かび上がったり、梅雨の晴れ間に陽光を透過したり。
土壌につれて色が変わる、まさにエフェメラルな生きざま。
時に心変わりの象徴とされるが、変わらないものなどないのもまた事実であり、私も私を取り巻くものも常に変わりゆく中にある。
変わるものといえばやはり #エフェメラギャラリー である

浮かび上がる、曇天の中の明るさ

対話のとき

変わりやすさとともに

今日も晴

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お茶があるから

お茶があるから

おいしいお茶があるから今日も頑張れる。
あるいは今日も頑張ったからお茶がおいしい。
お茶の時間は必要不可欠ではないかもしれない、しかしお茶があるから流されがちな一日の中で確かな時間を過ごすことができると確信する。

お茶の時間をめぐる #エフェメラギャラリー

凍れる珈琲をジワリと溶かす愛すべき時間。

最高の照りに出会いたくて今日もみたらし団子を買ってくる。

切り分ける瞬間から高ぶるチョコレー

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ハトが寄る

ハトが寄る

駅前広場で人を出迎えるようにハトがいる。
公園で並んで歩いてくるハトがいる。
道行く人にエールを送るでもないハトがいる。

やはりハトほど街の風景がこれほど似合う存在はない。
これだけ多いとありがたみが薄れるかもしれないが、それでも平和の象徴である。

ハトに限らず鳥をテーマにしていることが多いので鳥シリーズというのを作ってもいいかもしれない。

思えば前回はカラスをピックアップしていた。

鳥た

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心をとめる明るさ

心をとめる明るさ

ふとした明るさに心を奪われる。
光の変化で情景が変わる。
印象的なシーンを「光景」というのは示唆的である。

次の瞬間にはまた印象が変わる、まさに #エフェメラギャラリー のテーマにふさわしい。

そこにやってきた始まりの光

光に射抜かれる瞬間、撮ることへのインスピレーションが加速する

現前にある光の滲みを熟読するように目をやる

酩酊しているのに冴えている

流体としての光

夕暮れの光のも

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鴉の語らい

鴉の語らい

街で撮る鳥といえばハトであるが、カラスも同じくらい、いやそれ以上に存在感がある。
漆黒はやはり目をひき、濡れた羽には得も言われぬ艶がある。
時に我々に近すぎるのか、それが形容しがたい恐怖や嫌悪に靡くこともあるが、それは街のシーンで確固たる存在があることの裏返しでもあろう。

カラスもまた #エフェメラギャラリー  を通り過ぎていく。

様々な鳥たちがいる風景

ハトはオリーブを見つけたが、カラスも何

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本を広げて

本を広げて

また今日も本を読んでいる。
しっかり読み込むとなるとまさに本の世界と対峙することになるので思った以上に体力勝負でもある。だからこそ本を読み切った後の爽快感は何事にも代えがたい。自分だけでは到達できない世界を回り、普段できない経験を味わったのと同じだから当然であろう。
本と我々との時間で #エフェメラギャラリー

読み始めるまで迷いがあれど、読み始めると止まらない

時間はたっぷりある、ゆっくり本の

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まだ見ぬ桜を探し

まだ見ぬ桜を探し

桜を探し歩き続ける

さくらイロ展2週目がスタート

展示詳細はこちら

今年もいろいろな場所で誰かが桜をめで、桜のシーンを写真に残してきた。それらを追体験しながら今年の桜を振り返り、来年の桜を投影する。今年の桜は今年で終わるわけではない。
桜にまつわるシーンで再び #エフェメラギャラリー

ただ花が咲いているだけでなく、その空気感、気配、佇まいといったものを含めたものが桜のある風景といえよう

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【出展情報★4/24~】さくらエフェメラル

【出展情報★4/24~】さくらエフェメラル

花の色に

桜の花に高揚する時期が今年も過ぎてゆく。
毎年同じことだが、全く同じものを見ているわけではない。
変わらないものの中に変わるものがある、風景もそうだし心情もまたそうである。そんな中で撮る写真には何が浮かび上がってくるだろう。
心情そのものが写るわけではないが、相互作用であるので目の前の風景をただ転写しているわけではない。
桜を通して我々は何を考えているのだろう。
例えばこんな感じで出展

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季節の中で思い出す

季節の中で思い出す

さくらエフェメラル
期間でいえば2週間くらいであろうが、なんとも濃密な時間である。
またこの季節がやってきてさまざまなことを思い出しながら過ごしてゆく。
忘れかけていた感触を辿っていく。
桜をめぐる #エフェメラギャラリー

今年も桜の季節がやってきた

お茶にしましょう

海の向こうへ

白きを見れば

撮ることで思い出すことがある

まるで夢のようで

鳥を撮りゆく

鳥を撮りゆく

鳥はどこにでもいる。
羽へのあこがれは捨てがたい。
鳥の世界はまだまだ広く、未知の旅が続く。
鳥を追いかけながら #エフェメラギャラリー

花があれば鳥が来る

贈り物

並びながら何を考えるか

木の実を拾い物思いにふける

ハトが歩く

ハトが並ぶ

どこでも鳥はいて、そこから何かが始まる