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牛肉の厚切りカレーか、期間限定カレーか
僕はカレー屋の前で、待ち列に並びながら考えていた。
開店まで残り3分ほど。
前から3組目で、一巡目で案内される順番だ。
ちなみに、期間限定メニューは「チキンカツカレーグラタン風」。
名前からしてすでにうまそうであるが、写真を見ると惜しみないでかさのチキンカツの上に、ほうれん草入りのグラタンがとろけている。うまそうだ。
しかし、味がなんとなく読めてしまうという点で決定力に欠ける。僕には味が
「安定ってそんなに大切?」農家の奥さんと話していて、ハッとさせられた。
冒頭は「結婚は、まずは仕事が安定してからですかね〜。」という僕のなんとなーくの発言に対しての返事だった。
安定思考からはすっかり抜け出せていると思っていた。
予測不可能な未来に、安定なんてない。そう自分に言い聞かせて会社員を辞めて、やりたいことをやってきた。でも、まだ抜け出せていない自分がいることに気付かされた。
安定はないと言い聞かせながら、きっと僕はのどから手が出るほど安定が欲しいのだと
SNSを見ていると、人の人生を垣間見た気になる。大半の人は、自分の生活の見てほしい部分をSNSに投稿するので、そうした投稿を見ると、羨ましく感じたりする。
素直に羨ましがるだけならまだいいかもしれないけれど、それが妬ましく思うようなものであると、自分の中にある劣等感に気づき、突如として嫌悪感に襲われる。
人のことを妬む感情は、自然発生的なもので対処法がないように思える。
僕自身そう思っていた。が、ついにその対処法を見つけた。それは、生き方の多様性を知ることだ。
それは、いろんなところに自分の足で行き、そこで出会う人々の生き方に触れるということだ
真似をするのはいいことだ。大いに真似しよう。という風潮が今の世の中少なからずあると思う。このことについて、僕は少し立ち止まって考えたい。
例えば、何かを新しいことに挑戦しようとするとき、失敗したくないと思う。その心から、ロールモデルを見つけ出し、それを真似する。これが一つの正攻法だと思われている。
しかし、自分でやる前から真似ることはそんなに正しいことだろうか?
真似ることは、確かに先人たちが悩んできたことをショートカットできる。ショートカットした時間を使って、さらに深い悩みに切り込める。とても効率的だ。
だけど、答えがあると
世の中では、一途に何かに取り組むことが「いい」とされているように思う。そして、それを志すぶれない精神もまた「いい」とされる。確かに、脇目も振らず高みを目指している人はかっこよく映る。ぶれない心を持つにはどうしたらよいのだろうか?
ぶれっぶれな自分の生き方
一方で、僕の生き方は、ぶれてぶれてぶれまくっている、ように周りからは思われるだろう。
大学時代の就職活動時には、僕は新聞社や通信社の記者職を志望していた。だけど、一社も内定をもらうことができず、唯一内定をもらえたIT企業に就職を決めた。その会社では、会計システムの開発をした。
1年半で辞め、映像をほとんど独学で学び始め、今年からフリーランスとして映像の仕事をちょくち