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人生100年生きるにしても。
この間、久しぶりに広島にいるおじいちゃんに会ってきた。もう97歳だ。もうよぼのよぼだ。
脳梗塞の影響で、言葉が出てこなくなっていた。僕の顔を見ても、僕だと認識しているのかどうかさえあやしい。見つめていると、ときおり笑っているような表情を見せるから、わかってくれているのだと思うことにした。
ところで、今人生100年時代だと言われている。
”100年時代の人生戦略”を謳った「LIFE SHIFT」という本がベストセラーになっているみたいだ。
人の平均寿命が80→100歳になる時代がもうすぐそこまできている。ライフステージがひとつ増えることによって、新たに生まれるリスクを知って、事前に備えておこう。
試し読みをサラッとしただけだけど、内容はこんな感じだったと思う。
そして、作中にこんな一文がある。
「100歳になった自分がいまの自分をどう見るかを考える。」
そこで、100歳の自分を想像してみた。
真っ先に頭に浮かんだのは、先日会ったおじいちゃんの姿だ。おじいちゃんは、デイサービスとご飯以外の時間をずっと車椅子に座りながら、ただじぃーっとテレビを見ていた。何をするでもなく、ただそこにいて生きていた。
もし100歳の自分がそうなっていると考えると、、、あんまり想像したくないなぁ。笑
でも、まず100歳まで生きているかもわからない。病死しているかもしれないし、事故や災害に巻き込まれて死んでいるかもしれない。もしかしたら、戦争で死ぬことだってあるのかもしれない。
今年で30歳になるけど、生きている間に、コロナ、東日本大震災、ロシアとウクライナの戦争、予測できないことが次々に起きている。
だから、100歳の自分を想像したとしても、きっとその通りになんてならない。
大事なのは、「構え」な気がする。
あんまり先のことまで考えて意識を飛ばしすぎると、体が固くなりいざとなった時に何もできなくなる。しかし、構えずにいるとパンチをもろにもらうことになる。
気張りすぎず、緩めすぎず、ゆったり構えておく。心に留めておこう。
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