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最近、農業の世界に興味を持ち始めた。農業に、というよりは、農家に惹かれた。

一般的に農業というと、3K(きつい、汚ない、危険)のイメージがある。そのため、農家になりたいという若者はほとんどいない。

申し訳ないが僕自身、魅力的な職業とはそれほど思っていなかった。

しかし、実際に農家と会って現場を見させてもらったり、話をしているうちにイメージが転換した。

僕が出会った農家はみんなはつらつとしていた。

今まで出会ったビジネスマンとは何かが決定的に違っていた。

なんでだろう、どこからその活力が湧いて出てくるのだろう、と疑問に思っていた。

この間、百姓の百の声という農をテーマとしたドキュメンタリーを見た。

その後のトークショーにて、農家さんが登壇してい.たが、その農家さんが口にした言葉で印象的だったものがある。

「想像するな、やればわかる」というものだった。

この言葉が、農家がはつらつと働いていることのひとつの説明になるのではないかと思った。

自然を相手に働いていると、害虫の被害であったり、気象の影響で、作物がダメになったりするケースはどうしても避けられない。

そうした予測不可能な自然を相手にしている職業なので、どんな困難が待ち受けているのか想像していては仕事ができない。

だから、とにかくやり始めるというマインドが必要なのだと思う。

しかも、農家になると、農業だけをやっていればいい訳ではない。経営、マーケティング、農機具の操縦やメンテナンス、農業に関わる多岐にわたる仕事をやらなければならない。それゆえ、彼らは困難を想像している暇がないのだ。

そういう環境に身を投じることも必要なことなのかもしれない。

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