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ゆめとのぞみ
2024年3月18日 00:31
2024年3月16日大好きな本屋さんで「短編小説を書いてみる会」が開かれた。私を含め、小説を書くことに不慣れな方が多く集まった。進行は店主であるKさん。なんだか授業みたいな緊張感のある空気で、18時に開始された。まずは自己紹介。「えーっと」を多用する私。人と話すことへの不慣れさがすごい。きょどきょどしちゃって、あとで少し反省した。(一人反省会をいつもしてしまうのだ)プロットとは
2024年2月14日 20:50
感想を語る、その前に小川洋子の作品を、一番最初に読んだのは、中学校の頃だったと思う。教科書に載っていた『最果てアーケード』の「百科事典少女」は今でも忘れられない、心に残る作品の一つだ。教科書には一部しか載っていなかったために、その後、市立の図書館で借りて読んだ。その時感じたのは、仄暗い空気だとか、死の匂いだとか、登場する物の繊細さだった。それから、小川洋子は好きな作家の一人にな
2024年2月13日 19:58
許せないことはいつか許せるかもしれないけど、許されないことは許せないまま、やるせないまま許せないことというのは、自分が厳しくして、頑張っていることだから。それだけ、自分が頑張っているから。そういう言葉を、信頼できる人から聞いて、なるほどな、なんて思った。それと同時に、「許されない」ことと、「許せない」こと、というのは、似て非なるものだと思った。ーー客観的、主観的であることの違いだ
2024年2月12日 22:01
また、コンプレックスが増えちゃったな。せっかく、自己嫌悪が消えてきたと思っていたところだったのに。私は、人と対面で会話するのが、本当に苦手だ。お話をするのが嫌いなんじゃない、うまく言葉が出なくなる自分が嫌い。誤解をおそれずいうならば、精神的吃音のようなもので、文章ではサラサラと出てくる言葉が、会話になった瞬間、出てこなくなる。特に、会話の始めの方は顕著に現れる。あのね、の先が
2024年2月9日 20:44
『甘い蜜の部屋』という、森茉莉の小説を読んだことはあるだろうか。近代文学で卒論を書くと決めている私は、本を100冊以上は読み、それでも決めあぐねていた。一縷の望みをもって、図書館で惹かれたタイトルの本に手を伸ばす。『甘い蜜の部屋』無性に、心がくすぐられる感覚。心が、ソーダ水の中に入っているみたいな、ぱちぱちとした、心地よい刺激。開いた小説世界の一行目は、なんだか、引き込ま
2024年2月6日 20:25
いつも練習帳を見せる気持ちで言葉をつむぎ、届けようとしている。かの大先生、谷崎潤一郎が24歳くらいになってやっと作家の道のスタートラインに立てる、みたいな話を何処かでされていて、簡単に夢をあきらめちゃいかんな、と思う。苦しみも、愉しみも抱えて頑張りたい。
2024年2月4日 22:16
6月1日 木曜日 くもりのちあめ きょうはバイトがあるのにぎりぎりに起きた、というよりは体がだるく、頭も重く、やっと起き上がれた、というべきかもしれない。 やることはいっぱいあるのに、すべてが憂鬱で、何も手につかない。 昨日、YouTubeでみたチキン南蛮をつくろう。そう思って近くのドラッグストアでササミや卵、マヨネーズ、チョコレートアイス、アーモンドチョコレート(どんだけチョコレートが
2024年2月1日 20:03
頭のうちどころが悪かった熊の話安東みきえ/著・イラストもふんだんに入っていて、読みやすい。・最後のどんでん返しが小気味よい・どうぶつがたっぷり登場して、嬉しくなっちゃう。左川ちか詩集 川崎賢子/編・世界の見方が広がる・少しずつ読み進める(1日1作品)のが楽しい・昭和であるけれども、古さを感じさせない言葉で紡がれているかがくを料理する石川繭子、石川伸一、加賀麗 /著・学校
2024年1月30日 21:10
トラウマが、ない人なんて少ないのかもな。そう思うのだけど、自分を被害者にしていたい気持ちがあって、聞いてほしいなんて思うのかもしれない。こんな記事を見た。実は、私もおんなじような体験をした人間の一人で、今更になって、ああ、私辛かったんだな、悔しかったんだなと思った。人に笑われるのがこわい。本当の自分を見せることがこわい。人に猜疑心を持ってしまう。こういうのは、幼少期の同
2024年1月29日 19:51
私はたまに、やりたくなることがある。それは、自分と同姓同名の人物を探すことだ。検索ボックスに自分の名前を入れて、ENTERキーを押す。誰かの人生をのぞきみる。その中には、私自身のことも検索結果に出てくるけれど、ほとんどは同姓同名の誰かの記事。今日も、同じことをした。少し自分の情報は減っていた。コンクールで受賞した記事が時間とともに削除されたのだろう。ぷちぷちとサイト
2024年1月23日 19:57
雪の香りって、どんなだろう。たんぽぽの綿毛にふわりと座った天使のような雪に顔を近づけた。肺に雪の香りをとりこみたくて、大きく息をすいこむ。どんな香りか、わくわくしながら。つめたいっ。つめたさが鼻腔をとおりぬけ、肺が凍ってしまうかと錯覚する。雪の香りを一度だけでは確かめきれなかったから、もう一度、すいこむ。肺がガラス窓になったかのような、透明感と涼しさ。きっと、雪の香り
2024年1月13日 14:59
夏の金曜ロードショーが嫌いだった。だって、ジブリ作品ばかりやっているから。ジブリはなんだか、不気味で、気持ち悪かった。みんなが、トトローとか、千尋がーとか、言っているとき、私だけ話についていけなかった。だって、きちんと見たことがなかったから。置いてけぼりの私は、一度「となりのトトロ」をみたわけだけれど、魅力的に感じなかった。なんなら、有名な作品なんて見たくない、という天邪
2024年1月12日 12:56
先日、こんな記事を書いた。第七官界彷徨は、なんだか私の心に残り過ぎてしまって、その後ずっとその気分に引きずられている。すっごく好き、というのとはちょっと違って、なんか、つめあとを残すというか、いやそんな鋭い感じじゃないんだけど。うーん、鳥の羽がふわふわと宙に浮いていて、それを取ろうとするのに、うまく取れないみたいな。ずっと、気になってしまう存在になっちゃったのだ、とにかく。それ
2024年1月11日 15:26
かえりみち、ご近所の家から狼狽がみえた。……ちがうちがう。蝋梅だ。カタカナでロウバイ、と表記することもある。私はこの花が昔から大好きだ。最初に目にしたのがいつなのかはわからないけれど、いつのまにか好きになっていた。▲(小休止)いつの間にか好きになることが多すぎるな、わたし。好きな人だって、いつも気づいた時には沼っているんだ。この花、名前のとおり、まるでロウ細工のような黄色