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日々之逍遥

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私の日記のまとめ
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短編小説を書いてみる

短編小説を書いてみる

2024年3月16日
大好きな本屋さんで「短編小説を書いてみる会」が開かれた。
私を含め、小説を書くことに不慣れな方が多く集まった。
進行は店主であるKさん。
なんだか授業みたいな緊張感のある空気で、18時に開始された。

まずは自己紹介。
「えーっと」を多用する私。人と話すことへの不慣れさがすごい。
きょどきょどしちゃって、あとで少し反省した。(一人反省会をいつもしてしまうのだ)

プロットとは

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今日のおすすめ本 : 小川洋子『沈黙博物館』

今日のおすすめ本 : 小川洋子『沈黙博物館』

感想を語る、その前に

小川洋子の作品を、一番最初に読んだのは、中学校の頃だったと思う。

教科書に載っていた『最果てアーケード』の「百科事典少女」は今でも忘れられない、心に残る作品の一つだ。

教科書には一部しか載っていなかったために、その後、市立の図書館で借りて読んだ。

その時感じたのは、仄暗い空気だとか、死の匂いだとか、登場する物の繊細さだった。

それから、小川洋子は好きな作家の一人にな

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ゆるす、ということ

ゆるす、ということ

許せないことはいつか許せるかもしれないけど、許されないことは許せないまま、やるせないまま

許せないことというのは、自分が厳しくして、頑張っていることだから。
それだけ、自分が頑張っているから。

そういう言葉を、信頼できる人から聞いて、なるほどな、なんて思った。

それと同時に、「許されない」ことと、「許せない」こと、というのは、似て非なるものだと思った。

ーー客観的、主観的であることの違いだ

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コンプレックスは漢字練習帳みたく

コンプレックスは漢字練習帳みたく

また、コンプレックスが増えちゃったな。
せっかく、自己嫌悪が消えてきたと思っていたところだったのに。

私は、人と対面で会話するのが、本当に苦手だ。

お話をするのが嫌いなんじゃない、うまく言葉が出なくなる自分が嫌い。

誤解をおそれずいうならば、精神的吃音のようなもので、文章ではサラサラと出てくる言葉が、会話になった瞬間、出てこなくなる。

特に、会話の始めの方は顕著に現れる。

あのね、の先が

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耽美世界が好き

耽美世界が好き

『甘い蜜の部屋』という、森茉莉の小説を読んだことはあるだろうか。

近代文学で卒論を書くと決めている私は、本を100冊以上は読み、それでも決めあぐねていた。

一縷の望みをもって、図書館で惹かれたタイトルの本に手を伸ばす。

『甘い蜜の部屋』

無性に、心がくすぐられる感覚。
心が、ソーダ水の中に入っているみたいな、ぱちぱちとした、心地よい刺激。

開いた小説世界の一行目は、

なんだか、引き込ま

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練習帳

練習帳

いつも練習帳を見せる気持ちで言葉をつむぎ、届けようとしている。

かの大先生、谷崎潤一郎が24歳くらいになってやっと作家の道のスタートラインに立てる、みたいな話を何処かでされていて、簡単に夢をあきらめちゃいかんな、と思う。

苦しみも、愉しみも抱えて頑張りたい。

短編小説 : チキン南蛮の記録

短編小説 : チキン南蛮の記録

6月1日 木曜日 くもりのちあめ

 きょうはバイトがあるのにぎりぎりに起きた、というよりは体がだるく、頭も重く、やっと起き上がれた、というべきかもしれない。
 やることはいっぱいあるのに、すべてが憂鬱で、何も手につかない。

 昨日、YouTubeでみたチキン南蛮をつくろう。そう思って近くのドラッグストアでササミや卵、マヨネーズ、チョコレートアイス、アーモンドチョコレート(どんだけチョコレートが

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2023年に読んだおすすめ本(随時更新予定)

2023年に読んだおすすめ本(随時更新予定)

頭のうちどころが悪かった熊の話安東みきえ/著

・イラストもふんだんに入っていて、読みやすい。
・最後のどんでん返しが小気味よい
・どうぶつがたっぷり登場して、嬉しくなっちゃう。

左川ちか詩集 川崎賢子/編

・世界の見方が広がる
・少しずつ読み進める(1日1作品)のが楽しい
・昭和であるけれども、古さを感じさせない言葉で紡がれている

かがくを料理する石川繭子、石川伸一、加賀麗 /著

・学校

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とら、うま

とら、うま

トラウマが、ない人なんて少ないのかもな。

そう思うのだけど、自分を被害者にしていたい気持ちがあって、聞いてほしいなんて思うのかもしれない。

こんな記事を見た。

実は、私もおんなじような体験をした人間の一人で、今更になって、ああ、私辛かったんだな、悔しかったんだなと思った。

人に笑われるのがこわい。

本当の自分を見せることがこわい。

人に猜疑心を持ってしまう。

こういうのは、幼少期の同

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同姓同名

同姓同名

私はたまに、やりたくなることがある。

それは、自分と同姓同名の人物を探すことだ。

検索ボックスに自分の名前を入れて、ENTERキーを押す。

誰かの人生をのぞきみる。

その中には、私自身のことも検索結果に出てくるけれど、ほとんどは同姓同名の誰かの記事。

今日も、同じことをした。

少し自分の情報は減っていた。

コンクールで受賞した記事が時間とともに削除されたのだろう。

ぷちぷちとサイト

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雪の香り

雪の香り

雪の香りって、どんなだろう。

たんぽぽの綿毛にふわりと座った天使のような雪に顔を近づけた。

肺に雪の香りをとりこみたくて、大きく息をすいこむ。
どんな香りか、わくわくしながら。

つめたいっ。

つめたさが鼻腔をとおりぬけ、肺が凍ってしまうかと錯覚する。

雪の香りを一度だけでは確かめきれなかったから、もう一度、すいこむ。

肺がガラス窓になったかのような、透明感と涼しさ。

きっと、雪の香り

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カントリーロード

カントリーロード

夏の金曜ロードショーが嫌いだった。

だって、ジブリ作品ばかりやっているから。

ジブリはなんだか、不気味で、気持ち悪かった。

みんなが、トトローとか、千尋がーとか、言っているとき、私だけ話についていけなかった。

だって、きちんと見たことがなかったから。

置いてけぼりの私は、一度「となりのトトロ」
をみたわけだけれど、魅力的に感じなかった。

なんなら、有名な作品なんて見たくない、という天邪

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小説を読んだら、刺繍がしたくなったのだ。

小説を読んだら、刺繍がしたくなったのだ。

先日、こんな記事を書いた。

第七官界彷徨は、なんだか私の心に残り過ぎてしまって、その後ずっとその気分に引きずられている。

すっごく好き、というのとはちょっと違って、なんか、つめあとを残すというか、いやそんな鋭い感じじゃないんだけど。

うーん、鳥の羽がふわふわと宙に浮いていて、それを取ろうとするのに、うまく取れないみたいな。

ずっと、気になってしまう存在になっちゃったのだ、とにかく。

それ

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ろうばい

ろうばい

かえりみち、ご近所の家から狼狽がみえた。

……ちがうちがう。
蝋梅だ。
カタカナでロウバイ、と表記することもある。

私はこの花が昔から大好きだ。

最初に目にしたのがいつなのかはわからないけれど、いつのまにか好きになっていた。

▲(小休止)
いつの間にか好きになることが多すぎるな、わたし。好きな人だって、いつも気づいた時には沼っているんだ。

この花、名前のとおり、まるでロウ細工のような黄色

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