乾祐綺・いぬいゆうき/欧州(ポルトガル)&日本2拠点で活動するフォトジャーナリスト

編集者、クリエイティブディレクター。『ソトコトonline』『婦人の友』『PEN』『翼…

乾祐綺・いぬいゆうき/欧州(ポルトガル)&日本2拠点で活動するフォトジャーナリスト

編集者、クリエイティブディレクター。『ソトコトonline』『婦人の友』『PEN』『翼の王国』など、雑誌、オンラインメディアで活動中。サステナブル、生き方、価値観などが主なテーマ。お仕事のご依頼はDMにて。Instagramでは暮らしのこともシェアしています。@315yuki

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固定された記事

ポルトガルの中の「ニッポン」を探して

2023年は鉄砲伝来から480年! 2023年はポルトガルから鹿児島県種子島に鉄砲が伝来してから、ちょうど480年の節目の年でした。※この記事は、自分が取材し、JTB会員誌『ノ…

海外暮らし・移住に興味ある人、実践している人と、悩みや疑問をシェアしたい。

近しい人にもちゃんと話せていませんでしたが、現在、ポルトガルと日本の二重生活をしています。理由は色々ありますが、僕の場合は欧州の中でポルトガルを好きになったこと…

【特集記事まとめ】雑誌&オンラインメディア『ソトコト』のお仕事

【特集記事まとめ】世の中をよくする・したい想いを発信する雑誌『ソトコト』のお仕事ロハス→ソーシャル&エコ→SDGsマガジンと、時代に合わせて進化している雑誌『ソトコ…

【連載記事まとめ】「ソトコトオンライン」の連載、『毎日がサスティナブル!? —アムステルダムとニッポンのSDGs—』

〝実際のサスティナブル〟がよくわからなかったから ぶっちゃけ、サスティナブルとかサーキュラーエコノミーとか、僕自身きちんとは到底理解できていないです(SDGsのゴー…

【特集記事まとめ】雑誌「ソトコト」のオランダ・アムステルダム特集を約80ページ担当しました(2018・2019年のお仕事として)。

僕自身の転機にもなったアムステルダム取材のことをまとめました ロハス→ソーシャル&エコ→SDGsマガジンと、時代に合わせて進化している雑誌『ソトコト』。ぼくはソーシ…

【雑誌『婦人の友』連載】ポルトガル、湯けむり慕情の記事

※この記事は自分が取材し、雑誌『婦人の友』で掲載となった内容を再編集したものです。 ヨーロッパの冬は寒いです。比較的温暖なポルトガルであっても同じこと。石造りの…

【メディア掲載】ポルトガルのストリートアーティスト・Vhils(ヴィルズ)取材のこと

世界的にも有名なストリートアーティストVhils(ヴィルズ)。ポルトガル出身の彼は、海外ではバンクシーと比肩されるほどの人気を誇っています。恥ずかしながら、僕はほと…

【雑誌『婦人の友』特集】 OLD IS THE NEW YOUNG!(老いとは新しい若さ)

おばあちゃんの持つ刺繍の技術に、若者のクリエティブなアイデアの掛け合わせ、持続可能な社会を模索するポルトガル発の取り組み、A AVO Veio trabalharについて。※この記…

今なぜポルトガル!?(世界が注目するポルトガルのこと)

意外にもサステナブルな取り組みが多い この国に通い、さまざま事物を目の当たりにする中で、日本が学び、応用できる知恵や工夫を持った事例がたくさんあるのでは、と思う…

日本と欧州(ポルトガル)の2拠点生活、はじめました。

2023年から、日本と海外の2拠点で活動 日本では編集者やディレクター、写真家として、海外ではフォトジャーナリストとして仕事をしています。下のリンクは日本で代表を務…

ポルトガルの中の「ニッポン」を探して

ポルトガルの中の「ニッポン」を探して

2023年は鉄砲伝来から480年!

2023年はポルトガルから鹿児島県種子島に鉄砲が伝来してから、ちょうど480年の節目の年でした。※この記事は、自分が取材し、JTB会員誌『ノジュール』で掲載となった記事の一部を再編集&追記したものです。

日本におけるヨーロッパとの最初の出会いは、そうポルトガル。ちなみに両国の主な交流の歴史は以下の通りです。

1543年 ポルトガル人が種子島に漂着、鉄砲伝来

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海外暮らし・移住に興味ある人、実践している人と、悩みや疑問をシェアしたい。

海外暮らし・移住に興味ある人、実践している人と、悩みや疑問をシェアしたい。

近しい人にもちゃんと話せていませんでしたが、現在、ポルトガルと日本の二重生活をしています。理由は色々ありますが、僕の場合は欧州の中でポルトガルを好きになったこと、取材や情報発信を当地から行なっていきたいという目論見などもありました。

温暖な気候、豊かな食文化(日本のそれに近く、お米と魚をいっぱい食べる)、物価が欧州で比較的安い、などなど(ちょっと前に、アメリカから欧州への移住先ナンバーワンの座を

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【特集記事まとめ】雑誌&オンラインメディア『ソトコト』のお仕事

【特集記事まとめ】雑誌&オンラインメディア『ソトコト』のお仕事

【特集記事まとめ】世の中をよくする・したい想いを発信する雑誌『ソトコト』のお仕事ロハス→ソーシャル&エコ→SDGsマガジンと、時代に合わせて進化している雑誌『ソトコト』。ぼくはソーシャル&エコ時代以降、関わらせていただいています。

今も大好きな雑誌。知らなかった概念、地域で密かに蠢くプロジェクトや人たちのことなどは、この雑誌の取材で教わりました。

記事は本誌だけでなくWebでも読めるようになっ

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【連載記事まとめ】「ソトコトオンライン」の連載、『毎日がサスティナブル!? —アムステルダムとニッポンのSDGs—』

【連載記事まとめ】「ソトコトオンライン」の連載、『毎日がサスティナブル!? —アムステルダムとニッポンのSDGs—』

〝実際のサスティナブル〟がよくわからなかったから

ぶっちゃけ、サスティナブルとかサーキュラーエコノミーとか、僕自身きちんとは到底理解できていないです(SDGsのゴールも全部言えないですし)。調べれば調べるほど真実みたいなものは遠のくばかりだし(例えばプラスティックがすべてよくないわけじゃないし、エコバッグがいいとも言いきれないこともまた然りだし。あくまで例です。細かいことはここでは書きません)

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【特集記事まとめ】雑誌「ソトコト」のオランダ・アムステルダム特集を約80ページ担当しました(2018・2019年のお仕事として)。

【特集記事まとめ】雑誌「ソトコト」のオランダ・アムステルダム特集を約80ページ担当しました(2018・2019年のお仕事として)。

僕自身の転機にもなったアムステルダム取材のことをまとめました

ロハス→ソーシャル&エコ→SDGsマガジンと、時代に合わせて進化している雑誌『ソトコト』。ぼくはソーシャル&エコ時代以降、関わらせていただいてきました。

今も大好きな雑誌。知らなかった概念、地域で密かに蠢くプロジェクトや人たちのことなどは、この雑誌の取材で教わりました。記事は本誌だけでなくWebでも読めるようになっています。以下は、

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【雑誌『婦人の友』連載】ポルトガル、湯けむり慕情の記事

【雑誌『婦人の友』連載】ポルトガル、湯けむり慕情の記事

※この記事は自分が取材し、雑誌『婦人の友』で掲載となった内容を再編集したものです。

ヨーロッパの冬は寒いです。比較的温暖なポルトガルであっても同じこと。石造りの街は底冷えがするし、こたつもないし、なにより湯船に浸かる、という文化もないので、バスタブはあっても、広くて大きくてお湯を溜めてもすぐにぬるくなってしまうのです。

ポルトガル暮らしの唯一の難点と言っても過言ではない冬の過酷さですが、それを

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【メディア掲載】ポルトガルのストリートアーティスト・Vhils(ヴィルズ)取材のこと

【メディア掲載】ポルトガルのストリートアーティスト・Vhils(ヴィルズ)取材のこと

世界的にも有名なストリートアーティストVhils(ヴィルズ)。ポルトガル出身の彼は、海外ではバンクシーと比肩されるほどの人気を誇っています。恥ずかしながら、僕はほとんど知らなかったのですが…。

特徴は、廃墟や公共空間の壁をはじめ、表層を加工した(剥がした)アート作品。肉体の一部を象徴的に取り入れた作品は、強いメッセージ性も持ち合わせています。

実際にリスボンをはじめ、ポルトガル国内はもちろん、

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【雑誌『婦人の友』特集】 OLD IS THE NEW YOUNG!(老いとは新しい若さ)

【雑誌『婦人の友』特集】 OLD IS THE NEW YOUNG!(老いとは新しい若さ)

おばあちゃんの持つ刺繍の技術に、若者のクリエティブなアイデアの掛け合わせ、持続可能な社会を模索するポルトガル発の取り組み、A AVO Veio trabalharについて。※この記事は自分が取材し、雑誌『婦人の友』で掲載となった内容を再編集したものです(記事は写真の下にあります)。

ポルトガルのおばあちゃんに受け継がれた刺繍の技術がベースに

直訳すると、「おばあちゃんは働きに行く」という意味。

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今なぜポルトガル!?(世界が注目するポルトガルのこと)

今なぜポルトガル!?(世界が注目するポルトガルのこと)

意外にもサステナブルな取り組みが多い

この国に通い、さまざま事物を目の当たりにする中で、日本が学び、応用できる知恵や工夫を持った事例がたくさんあるのでは、と思うようになりました。日本では、オランダやベルギー、ドイツなどの先進事例が紹介されることが多いように思いますが、いやいや、このポルトガルもかなりおもしろいことになってました。

たとえばエネルギーのこと。日本同様に、ポルトガルはエネルギー資源

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日本と欧州(ポルトガル)の2拠点生活、はじめました。

日本と欧州(ポルトガル)の2拠点生活、はじめました。

2023年から、日本と海外の2拠点で活動

日本では編集者やディレクター、写真家として、海外ではフォトジャーナリストとして仕事をしています。下のリンクは日本で代表を務める会社のウェブサイトです。

これまでも海外取材は多く、国内含め年間の半分以上を取材・出張というスタイルで仕事をしてきましたが、海外に拠点を持って、というのは今回が初めて。

2023年は、年間150日ほどをポルトガル拠点で過ごしま

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