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#詩

あなたが目覚めるとき

あなたが目覚めるとき

あなたが目覚めるとき
隣でそれを見守りたいと思う
戸惑いと微睡みがふわふわ体をつつみ
そして消えてしまうまで

あなたが目覚めたあと
ほほえんで抱きしめたいと思う
いたずらな眼差しでくるりとこちらを向く
そうしてほしくて起きたんだよ と言うように

あなたが目覚めるまえには
いい人間になりたいと思う
心でとぐろを巻く 焔 滓
森の奥で湧く泉のようにすべて知らないふうで

あなたのまつ毛と指先が

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自分が信じる道【人生が変わるスイッチ 5148号】

自分が信じる道【人生が変わるスイッチ 5148号】

「そんなのやめろ」

その人の言っている
通りにしても、

結局、誰も
責任を取りません。

自分の人生です。

「自分が責任を取る」

と覚悟を決めて、

自分が信じる道を
進みましょう。

【詩】奪われたもの

【詩】奪われたもの

奪われたもの

雨が肌にいたい
わたしは夜道を一人で歩く
歩いて探す わたしの帰る家を
方方を見渡す
温かな明かりの灯る家の窓
どの窓も わたしを受け入れてはくれない

雨が肌にいたい
だんだんと麻痺してゆく
痛みは薄れ 凍えた手足の感触は消えかかっている
意識が平らになってゆく
ただひたすらに前だけを見る

風が耳にいたい
もうわたしに届く音は光は感覚はない
ふっと意識が遠のく
その時 感情は何

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「かざして、アイオライト!」(詩)

「かざして、アイオライト!」(詩)

眼前の恐怖を遮って。

怖いのは人間の底知れぬ悪意。

悪気がなくてもなんだって?

自分も他人もかざしている。

「正義」と「悪」の二元性。

勧善懲悪で成り立つほど。

世の中そんなに甘くない。

「どんなことでも一発解決!」

無理難題を可能とする魔法なんてないから。

それでも、

科学だけを信じるのも違う。

目に見えないものはある。

サンタだってどこかにいる。

それがどれだけ荒唐無

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朝

まだ暗い朝、押し寄せるのは
覚えていない記憶のバラバラ
もしくは創造の卵を拾いたくて

少し明るい朝、もう無い夢を辿る
光の入らないカーテンの隙間から
覗く一端の青を捕まえるように

ぬくぬくと布団の中に居座り
わたしを夜に連れ戻そうとする今よ

いそいそとトイレの便座に向かわせ
わたしを昼に連れていこうとする今よ

どっちつかずのわたし
昼に近い朝、どうしようもない
そんな気持ちに苛まされている

散乱/産卵

散乱/産卵

わたくしはてんでんバラバラに散らばっており
かき集めては散らばり
またかき集めては散らばりと
繰り返しておりました
あまりにも散らばるものですから
もう放って置こうかと
集めるのやめましたら
そこらに散らばったものどもがうねうねと
動きだし
形をなし
姿をかえ
わたくしではない何かとなって
てんでんバラバラに走り出したのです
もうこうなってはかき集めることも叶わず
わたくしは
ああこれは
散乱では

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うつる

うつる

バス





いつもと違う

見慣れた景色

ただ

ぼーっと

映る

移る

豪雨

豪雨

旅に出るの
もう戻らないよ
私が帰っても
あなたも新しい街でしょう
二度とすれ違わない
今度こそ最後ね
運命の糸を切るわ

生きてるだけで可愛くて
計算高く 気にしいなこと
一体何人気づいてるかしら
用意周到 策士なんだから
今はふたりだけの世界よ

世界を断絶するのは
昔ほどうまくいかなくて
追われる時間にも慣れて
気まぐれみたいだけど
使える時間は全部費やして
ばかみたいにまたここにいるよ

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24.死しても未だに残るモノ(詩)

24.死しても未だに残るモノ(詩)

「この歳になると年賀状を出す
相手が減ったしまった」と
悲しそうに言う祖母を思い出す季節

天才・最強・選ばれし者・・・
そんなものはどこにも無いんだよ
ただの言葉だって 教えてくれたっけ

今でも覚えている・・・ あなたの言葉たち・・・

人に優しくして欲しいなら
人に優しくしてあげなさい
いつの時代になっても
我に返ってくるモノなんだよ

あの頃は分からなかったけど
忘れないで良かった言葉

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【詩】小春日に

【詩】小春日に

時間の片隅で横たわるあなたが ぼくに目を覚ましてくれる頃には 花は張り切るだろうし 空は思い切るだろうね

つまりあなたのこと まだみんなが寝ている空気の透明な青さのような ぼくに叫ぶことを赦してくれる焼けた太陽の赤だって

去年の冬 横浜の美術館で見かけた横顔が
あまりにも似ていたから どんな絵だったか忘れてしまった

外はいくらか温かくなった 如雨露に水道をひねって 鉢に水を傾ける
プラス

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【23.02.12. 135分間走】夏暁のぽんぽんぺいん地獄!涙のFamilyMart完走編

【23.02.12. 135分間走】夏暁のぽんぽんぺいん地獄!涙のFamilyMart完走編

日曜日(2月12日)に135分ほどランニングしてきました。この土日月は本当に2月とは思えない暑さで、昼間は17℃まであがりました。下手すればジャンパー無しでも寒くないどころか、桜が勘違いして咲いてもおかしくないほどの陽気でした。何といいますか、日付と季節感とのズレが激しかったですね。

さて、駄作俳句が何一つ思いつかなったので去年の思い出話をしましょう。冬とは違って夏場は朝4時半に起きて5時~7時

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さんぽ

さんぽ

木漏れ日の落ちてくる 昼下り
わたし 一人で歩いてる
誇らしくも 少し悲しくて
ぶらりぶらりと両手をふった

手の中に隠した 悲しい過去も
大抵の人にはみえてないし
笑顔振りまいて遊んでる子も
うちの子と大差ない

道の端に流れる 誰かの洗車したあと
せせらぎがキラキラして そこだけ涼やか
厚着した人 パステルカラー
色んな人が入り混じって
ただこの季節を喜んでる

2023/03/11 sora

【雑記】昇華

【雑記】昇華

居なくなろうと思った
背負いきれないと思った
受け取る気がないのなら触れないでほしかった
心と頭 溢れた気持ち
どこにも行けずにここにいた
嫌いな人に嫌いと言うのは
可哀想だからやめた
言いたい放題 言われ放題
黙って全部抱えた昨日の私の方が
よっぽど可哀想だったのに

枯れた心満たされた 私 淡い水彩のよう
いつまでも涙を堪えながら
いつもそんなに優しい顔をしていた
世界に一人で一人きり 私ここ

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【詩】日付変更線

【詩】日付変更線

青紫の水飲んだ
膝まで色付いた
黒い雨降った
髪が濡れて漆黒になった
雨雲は夕暮れの朱だった
昨日、午後6時

雨が終わった

奇妙な薄黄色に
ビルディング色付く
肌みたいな壁
空気があるから
影にも色がつく
風が熱っぽい空気押し出す

少しだけ涼しくなった

夜がノックしてやってくる
逃げるようにもう月は西
星が正確な角度を保って
85度動いたところで
白っぽく色付く空

新しい朝が始まる

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