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24.死しても未だに残るモノ(詩)

「この歳になると年賀状を出す
相手が減ったしまった」と
悲しそうに言う祖母を思い出す季節

天才・最強・選ばれし者・・・
そんなものはどこにも無いんだよ
ただの言葉だって 教えてくれたっけ

今でも覚えている・・・ あなたの言葉たち・・・

人に優しくして欲しいなら
人に優しくしてあげなさい
いつの時代になっても
我に返ってくるモノなんだよ

あの頃は分からなかったけど
忘れないで良かった言葉
大切に生きよう 次の世代に残せるように・・・

「忘れて良いことなんて何も無い
生きている記憶は全てが宝物」
あの頃の僕には重すぎた言葉
嫌な思い出に何の意味があるんだと
軽蔑していた暖かい言葉

忘れかけた時に記憶が言葉を咲かせた
自分を傷つけるだけの思い出から
優しくなれたこともあったんだな・・・

今は何処で何をしてるの?
祖父にはちゃんと会えたのかな?
僕はまで行けないけど
がんばるよ あなたの様に成れるまで
また会えるなら、その日まで さよなら・・・

今年は何かと神様が意地悪をした年だった
こんな時代をあなたはどう思うだろうか・・・

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