桜街スピカ

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桜街(さくらまち)スピカ 週3回くらいで詩や小説などを投稿したり、呟いたり。 第18回「文芸思潮」現代詩賞一次審査通過 絵·詩(過去作)·SFや恋愛小説などはこちらから! [pixiv]→https://www.pixiv.net/users/6761091)

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    このマガジンでは「努力の果てに青空を望む」そんな思いを胸に詩を詠っていきます!(2024 9月~)(写真:兵庫 白龍城より)

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    始まってまだまもない幼い思いを、どう育むのか。その先で何を思うのか。「これから」の私を詠っていきます!利用写真:写真AC (2024 5月~)

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[詩]「命の価値」

早朝 思い出を歩く 路上の光 片隅にある 暖かな記憶 あの故郷が 寂れていく 都会でも 田舎でも 大人になったら あの景色は もう見れない 焼き付いた フィルムに 残るだけ 優しい 風が吹く 親しんだ 公園のベンチ 腰を下ろして 思いを馳せる 過去を生きて 今を生きて そして 未来に生きていく 私達の記憶 初めて 友達と遊んだ あの日も 初めて 自転車に 乗れたあの日も 初めて 転んだ道端で 泣いたあの日も

    • 過去は美化されると聞きますが、この思い出は、私にとってあまりいい思い出じゃなかったみたいです。 最新作「閉幕の跡で」 →https://note.com/happy_daisy640/n/na74c5ce651dc

      • [詩]「閉幕の跡で」

        夜の公園 月は見えず 街頭なんて 何処にもない 全てが終わった 田舎の跡地 絶えず通る 車の群れ 掻き消される いつかの声 思い出すように あの音が 聞こえた 過去への 焦燥は 今も消えない 五月蝿いくらい 心臓が鳴り響く 秋は外 風が吹く 鈴の音も 鳴いていて 落ち着ける 涼しいはず それなのに 記憶が重く のしかかり 嫌な汗が 肌につく 消えてった 過去の茶番劇 胸を刺した 返事の言葉 遥か遠くで 帳は閉

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        [詩]「命の価値」

        • 過去は美化されると聞きますが、この思い出は、私にとってあまりいい思い出じゃなかったみたいです。 最新作「閉幕の跡で」 →https://note.com/happy_daisy640/n/na74c5ce651dc

        • [詩]「閉幕の跡で」

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        記事

          悩むことの、本当の意味。 最新作「選択肢」 →https://note.com/happy_daisy640/n/n7e299eb07b04

          悩むことの、本当の意味。 最新作「選択肢」 →https://note.com/happy_daisy640/n/n7e299eb07b04

          [詩]「選択肢」

          青空の下 息を吸えば まだ 浅いことを 実感する 呼吸と目眩 生きていると 希望と失意で 目まぐるしい 選択肢だけは 無限にある 理由があって 選べないだけ 恐れがあって 踏み出せないだけ 私のこと 正しいとは 思わないけど 少し辛いけど 失うことに 慣れている 船に 憧れるように 空に 憧れるように 強く自由を 望んでいる 他人と私の 明確な白線 いつか 見つけた 私だけの 航海術 きっと誰にも 気づかれな

          [詩]「選択肢」

          https://note.com/happy_daisy640/n/n61c1c9c95b06 余談ですが、現行のシリーズである「これからの日々」は作品応募に使ったものを除いて、「全52作品」となっています。まだ出せてない詩は、少し特別な形で出そうと考えています。

          https://note.com/happy_daisy640/n/n61c1c9c95b06 余談ですが、現行のシリーズである「これからの日々」は作品応募に使ったものを除いて、「全52作品」となっています。まだ出せてない詩は、少し特別な形で出そうと考えています。

          「どうか、自分が納得のいく選択を。」 最新作「崩壊」 →https://note.com/happy_daisy640/n/n75fd1e320fba

          「どうか、自分が納得のいく選択を。」 最新作「崩壊」 →https://note.com/happy_daisy640/n/n75fd1e320fba

          [詩]「崩壊」

          人はみな そうらしい 沿うように 職について 添うように 恋をして その中で抱いた 願いのために 輝くような 熱に狂い 崩壊するらしい けれど 「私だって」 なんて幻想だ 人はみな 違うから 辿る末路は 違うはずだ それなのに 繰り言を 吐いて 同じ過ちを 繰り返し 恐怖に縛られ 動けなくなる そして 削られていく 精神力の果て 苦痛をくべた 囲炉裏の側で 命の結晶は 針でつついた 水風船みたいに 破裂していく

          [詩]「崩壊」

          物足りない気がするの! 最新作「鎖を切って!」 →https://note.com/happy_daisy640/n/nf49fcb0d89fa

          物足りない気がするの! 最新作「鎖を切って!」 →https://note.com/happy_daisy640/n/nf49fcb0d89fa

          [詩]「鎖を切って!」

          封じられた羽 打ち付けた 船のアンカー 動かない この身体 不自由な 気がした なぁ 窮屈な事実を 破れないか 探しているの 手頃な武器 憂鬱ブルーな 深夜二時 気晴らしの夜 ブラ散歩 消えかけた 蛍光灯の下 グローな香り 紫煙の幽霊が 滅びを待った 浮かぶ狼煙は 救援信号 なんだか いつも 心は何かに 縛られている 意味のない 無課金の精神 楽しいだけの 縛りプレイ ああ 物足りないの 世界は広い その筈な

          [詩]「鎖を切って!」

          そういえば、説明し損ねてたんですが、詩の表題はテーマとして定めてから「50篇」で変えると決めているので、数ヶ月に一回のペースで変わってます。(そのため、未だ投稿してない詩がいくらかあったりします。) 該当画像「テーマと視覚化」 https://note.com/happy_daisy640/n/ne7b85c3749ec

          そういえば、説明し損ねてたんですが、詩の表題はテーマとして定めてから「50篇」で変えると決めているので、数ヶ月に一回のペースで変わってます。(そのため、未だ投稿してない詩がいくらかあったりします。) 該当画像「テーマと視覚化」 https://note.com/happy_daisy640/n/ne7b85c3749ec

          「見つけられた気がしたから。」 最新作「羅針盤」 →https://note.com/happy_daisy640/n/n83a654517a33 (画像:高知 桂浜より)

          「見つけられた気がしたから。」 最新作「羅針盤」 →https://note.com/happy_daisy640/n/n83a654517a33 (画像:高知 桂浜より)

          [詩]「羅針盤」

          海風に 揺れる船 青空に 陰る雲 羅針盤が 見当たらない 航海の旅に 目的がない 分からない 生きる目的 なんてもの 辿り着きたい 目標地点すらも 持っている方が 珍しいもので ただ 気に入ったものと 漠然とした 憧れがあった ああ 貴女のように なりたかった 誰かの羅針盤に なってみたかった 目的を与えて あげたかった 私がかつて 熱を帯びたように その「目標」のために 生きていたいと 思えたように けれど そ

          [詩]「羅針盤」

          この物語はフィクションです。 最新作 小説『失恋を経て』 →https://note.com/happy_daisy640/n/n1de0d8015944

          この物語はフィクションです。 最新作 小説『失恋を経て』 →https://note.com/happy_daisy640/n/n1de0d8015944

          小説『失恋を経て』

          それはそれは。 遠い昔のこと。 私にとって「恋」というものが、とても大切なものだったことを覚えています。 なぜなら。 今の私が生きているのは、「恋」という衝撃が心を壊したからなのです。 分かりやすく言うと、失恋したからです。 おかしな考えかもしれませんが、私は「恋」というものを「一人の人間が成長するために経験するもの」だと考えています。 けして、恋を成就させるだとか、肉体関係を持つことが全てではないと思うのです。 どうして、私がこのような考えに至ったのか。

          小説『失恋を経て』