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[詩]「鎖を切って!」

封じられた羽


打ち付けた

船のアンカー


動かない

この身体


不自由な

気がした


なぁ


窮屈な事実を

破れないか


探しているの

手頃な武器


憂鬱ブルーな

深夜二時


気晴らしの夜

ブラ散歩


消えかけた

蛍光灯の下


グローな香り


紫煙の幽霊が

滅びを待った


浮かぶ狼煙は

救援信号


なんだか

いつも


心は何かに

縛られている


意味のない

無課金の精神


楽しいだけの

縛りプレイ


ああ


物足りないの


世界は広い


その筈なのに


井戸の中しか

知らないまま?


なんだか


とっても

もったいない!


人混み紛れ

都会の黒色


おおらかな

大海の青色


世界を繋ぐ

大空の白色


心臓の鼓動

みたいに


滅茶苦茶

動くの


羅針盤


ときめいたなら

旅立ちの時間


運命はいつも

自分次第だ


その筈だから


残された

可能性


全部使って


自分の限界を

確かめたいの


好きなことを

してこその人生


きっと


そうでしょ?


今までの日々を

信じてるから


繰り言ばかりは

いらないの


鎖を切って!


やっと

見つけた


握るカッターに

力を込めた



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