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ライター・編集者 上野イクヨ|ポートフォリオ(プロフィールと仕事実績、お受けできる仕事について)
ポートフォリオのページをご覧いただきありがとうございます。
ライター・編集者として、鹿児島を拠点に活動する上野イクヨと申します。
こちらのページでは、プロフィールやこれまでの仕事実績、お受けできる仕事内容などを掲載しております。ご依頼の参考にしていただけますと幸いです。
【プロフィール】
上野イクヨ
ライター、編集者。鹿児島県在住。
2015年、地元の行政機関で事務員として働いていたとき、
【ことばの栞】特別編|詩人・谷川俊太郎さん×ミュージシャン・ASKAさん対談より(2019.3.22)
谷川 歌は初めから聴衆との交流がある。そこはすごく羨ましいところですよね。僕は詩よりも音楽の方が上だと思っている人間なんですよ。音楽がいちばん偉くて。
ASKA なんででしょう。
谷川 意味がないから、音楽には。意味がないところで人を感動させるでしょう。子どもの頃から感動するのは音楽が先だったんですよ。それで詩を書き始めて言葉に出合って、言葉というのは困ったものだとずっと思っているんですよ。
「ユリイカの呪い」— ユリイカ / 折坂悠太・総特集を読んで —
長い間、わたしの中には、わたしを文芸の道から遠ざけた「ユリイカの呪い」なるものがある。
20年前、ユリイカの中で交わされた会話に大きなショックを受けた。「自死願望ある?」。それは当たり前の感覚として、まるでファッションのように「今日の晩ご飯食べる?」くらいの軽さで交わされていた。
わたしは激しい憤りを覚えた。こんな会話を平気で交わして、さもカッコイイものかのように紙に載せてばら撒いている雑誌が
詩「ニュー・ハチス」
風はそれ自体は見えず
つかむこともできない
けれどたしかにそこにあって
時々わたしの頬にふれる
木々の葉をざわめかせ
「好き」とささやく
今日はこんな感じね
わたしもこんな感じよ
呼んだり
呼ばれたりしながら
さて明日は
どこで聴こう 誰と聴こう
どこで歌おう 誰に聴かそう
あなたを
わたしが好くのは、どんなに歳をとってもシャイで空想ばかりしていて心にないことは言葉にできない、そういう少年ばかり。
いっつも遠回りなんだよな、まっすぐ来れば早かったのにさ。でも遠回りの分だけ中身がもうすでに炊かれて煮詰まっててさ、よそえばすぐ食べられるぐらいに出来上がってるんだよな。つまりどっちにしてもこうなったってこと。なら、好きにやりなよ。
進めば進むほど、帰(返)っているという感覚。
詩のようなもの「おさらば」
あかるい気持ちになれる声や音楽と触れ合いたい。
わたしのゆく道にNOを挿すものたちとは離れていたい。
守るふりをしてわたしを縛りつけるものとは、もうおさらば。
わたしが晴れやかでいられる道をいいね!と言ってくれるものたちと、
鼻歌をうたいながら歩いていきたい。