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ハイ、どうぞ

あれ?雨季ならぬ鬱期なのかもしれない。床に被さった埃のじゅうたん、新聞紙のタワー、籠からはみ出る汚れもの。見えている。見えているけど見られない。窓の外の灰色と一緒になって圧をかけてくる。ただ時間だけが過ぎてゆく。

文字を綴り出すと体の表面から汗が滲む。汗は気化して空間へと溶け込む。もう今日はやめた。掃除も洗濯も仕事もやめた。小説を書きたい。書きたい書きたいと言ってくる声を無視し続けた。ごめん。今日はとことん付き合うから。ハイ、どうぞ。

あなたの幸せがわたしの幸せ☺️💗一緒に幸せを紡ぎましょう✨