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リーダーシップ

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手持ちの限られた手段で、とにかく動き出す

手持ちの限られた手段で、とにかく動き出す

「マーケティング」は、考えうる予測をもとに計画し、できるだけ確度の高い実践をすることで結果を導き出す論理。学術的に研究したり、現場で実践したり、私もマーケティングの可能性に惹かれた者のひとりです。

「予測」がイノベーションの可能性を限定する。そんな反証的理論を形成するのが「エフェクチュエーション」であり、最近必死に勉強している学問分野です。まだ全然わかっていないのですが、インプットしたことをアウ

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マーケティングを過大評価せず、「想い」を大切に

マーケティングを過大評価せず、「想い」を大切に

脳は可塑性の高いオープンエンドなシステム。何歳になっても学習によって鍛えることができます。逆にいえば、使わない機能はどんどん萎縮、退化。筋トレと同じですね。

話は少しそれますが、私は学歴的に、そして業務的にもマーケティングの世界に身を置いてきました。マーケティングの話をし始めると、割と長い間でも退屈しません。どんな問いに対しても割と的確なロジックを提示することができます。ですがこれ、とても危険な

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思いは実現する〜子どもの未来を応援する企画に携わりました

思いは実現する〜子どもの未来を応援する企画に携わりました

昨日はこんなイベントがありました。私が参画しているエルフェン埼玉という女子プロサッカーリーグ(WEリーグ)に加盟しているクラブのイベントです。企画、スポンサー営業、そして運営まで一気通貫で携わることができました。

このnoteでも何度か書いているとおり、貧困や虐待問題に敏感な私。実際に日本の社会問題として議論されることも多く、その割にこの事実を知っている人が少ない現実にもどかしさを感じていました

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「予測」と「気合い」でうまくいく

「予測」と「気合い」でうまくいく

千里先の見える人は気狂い扱いされる。
現状に踏みとどまるものは、落伍者となる。
百歩先を見てことを行うものが世の成功者である。

「日本が生んだ偉大なる経営イノベーター小林一三」にはこんな一節があります。なるほどと思いつつ、穿った見方をしてしまう私は「予測」の脆弱さを考えずにはおれませんでした。

「予測の無価値化」について語っているのは「ニュータイプの時代」でおなじみ山口周さん。社会がより「不安

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あなたの会社には「筋道の通った流儀」があるか

あなたの会社には「筋道の通った流儀」があるか

サッカーというスポーツに関する仕事をしている私ですが、私のフォロワーの多くはサッカーに無関心だと思います。なのでこういうことを書くとシラけちゃうし、読んでくれないかもしれないので控えるべきなのですが、昨日は思わず泣けてきて、感動して、心揺さぶられてしまって。今日も外に出ていろんな人にあって情報収集に努めたのですが、頭の中に残っているのは昨日のことばかりです。なのでサッカーの話、します。

現在、エ

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コミュニティとリーダーの関係性とは?

コミュニティとリーダーの関係性とは?

オンライン上でも、リアルな場でも、人が集まるコミュニティには「リーダー」が必要です。たとえばスポーツで、とあるスポーツクラブのコミュニティがあったとして、皆の頭には「スポーツクラブ」という軸がありますが、スポーツクラブを「どうしたいか」は人それぞれ。

チームを強くしたい人もいれば、エンタメ要素満載のスタジアムづくりをしたい人もいます。若い男性を中心とした客層をイメージする人もいれば、女性や子ども

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私が「家事」を積極的に行う理由

私が「家事」を積極的に行う理由

週末は家族と過ごしていました。運動会で応援したり、お誕生日会をしたり、ランチを食べに行ったり、スーパー銭湯でゆっくりしたり。それなりに濃い2日間でした。もちろん朝活?的ないつものルーチンも欠かさず。ランニングと英会話、そしてnoteも休まずアップデートしています。

そしてもうひとつ自分に課していたこと。それは「家事」です。皿洗い、洗濯、風呂掃除。本当はトイレ掃除もしたかったのですが、最低限の家事

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「小テスト」は進捗の確認にすぎない

「小テスト」は進捗の確認にすぎない

「小テスト」は、学生や、かつて学生だった人にとってはおなじみ。今もやってるんでしょうか?漢字ドリルを配布され、テストの範囲が事前に周知され、定期的に記憶力を図るといったもの。算数や数学、英単語なんかも、小テストで勉強の習熟度を確認していました。ときに小テストでの得点が通信簿や内申点?などに反映されるので、たとえ「確認」という意味合いがあったとしても必死に暗記して高得点を狙ったりもしました。

さは

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行き先なしに乗り物の議論はできない

行き先なしに乗り物の議論はできない

行き先がないのに乗り物の議論をする。

旅行に行く。東京なのか北海道なのか、韓国なのかアメリカなのか。行き先があるからこそ、「どうやって行く(How)」の議論ができます。「自分探し」という特殊な、放浪という旅もありますがそれでも「自分を探す」という明確な目的があります。少なくとも「北へ行くか南へ行くか」が決まっているからこそ、意思決定に「基準」ができるのです。基準とは、迷ったら立ち戻る場所。自分一

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商品を売るのではない、「夢」を売るのだ

商品を売るのではない、「夢」を売るのだ

かつてスポーツクラブの経営をされていて、ずっと懇意にしていただいている方からの電話。かなりご無沙汰続きで申し訳ないなと思いながら行動できずにいた自分を悔いました。いつものとおり元気いっぱいの高い声で、近況報告かねて私の状況も気にかけてくれました。

彼の強みはネットワーク。相談すると必ず誰かを繋いでくれます。そしてそれが一定の成果につながるからいつも驚かされます。見返りは一切期待しないのが彼のスタ

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資金がない組織は「内側を可視化」して差別化を

資金がない組織は「内側を可視化」して差別化を

「プロセスエコノミー」が届き、電車の中で少し読みました。完成品を売っても差別化を図りづらい世の中。世界のあらゆる境界線をあいまいにしたインターネットのおかげで、誰もが質の高い完成品を創造できるようになりました。画期的なアウトプットも、次の瞬間に模倣され不毛な価格競争に巻き込まれてしまう。人もモノも埋もれてしまいやすい現代社会において、完成品になるまでの「プロセス」を共有し、たとえ少人数でも暑いファ

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あらゆる成果は「言葉」によってもたらされる

あらゆる成果は「言葉」によってもたらされる

一昨年まで現役、今はフロントで活躍するスタッフと一緒にスポンサー営業。道中いろいろ話しました。そして「言葉」についてあらためて深く考えさせられました。

サッカーという競技に限らないと思いますが、監督が描く理想のチームが具現化されるために何が必要でしょうか?局面ごとに、選手にどんな動きを要求するか。位置、強度、早さ(速さ)、角度など、それぞれに細かい「決まり事」を定める監督もいれば、大まかな軸、コ

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周囲の評価を気にしすぎて目測を誤らないように

周囲の評価を気にしすぎて目測を誤らないように

オフのこの日はぜいたくに読書三昧。3冊ほど読み切ってみました。そして2021年の上半期が終了。個人的には最高に充実した時間を過ごすことができました。とはいえネガティブな出来事も多々あり、そのなかで気持ちを切らすことなく「やるべきこと」に集中し、目標をもって実践できたことが収穫です。

「一日ひとつだけ強くなる」の著者、梅原大吾さんはプロゲーマーです。今日久しぶりに(6年ぶり)本書を手に取ってみまし

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リーダーシップを発揮するためには

リーダーシップを発揮するためには

「あの人はリーダーシップがある」という言葉はよく耳にします。ところで、「あの人は論理思考に長けている」とか「あの人はプレゼンがうまい」という言い方をしますが、これらは能力であり、個人の属性に関する言及です。では、「リーダーシップ」とは属性でしょうか?ある個人に内在的に、リーダーシップという属性が備わっているという表現は適切かどうか。

個人的には、リーダーシップという概念は、「関係性」に依存すると

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