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音楽を作るために考えていること

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2018年4月の記事一覧

21歳で死ぬつもりだったのだが

21歳で死ぬつもりだったのだが

僕はわりと自分と仲がいい。

兄弟もいないし、友達も少なかったので、小さい頃から自分自身と向き合う時間が長かった。

よくよく考えこむ子どもだった。

そしてここんとこ「長生きしてんなぁ俺」という感想を抱く。

高校生の頃は21歳で死ぬつもりだった。

シドが死んだ歳で死んだらカッコいい!という理由だけだった。

南京錠をつけて学校に行く。
そんなイタイ高校生だった僕は、たいして聴いたこともないピ

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やってくときのエネルギーの生成のしかた

5/3に大阪、5/20にライブをやる。

これまで僕はロックバンドをやっていた。

バンドはライブが命だ。
だから「ライブ活動中心の活動」だったのだけど、Tobariは少々異なる。

異なるというよりは「異なることになるであろう」が表現としては正確かもしれない。

というのも始めてから、まだ16日しか経っていないので、僕自身も「活動の方向」なんて見えているようで、じつは視えてはいない。

いろんな

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スピードが遅いと成功義務感が増す話

スピードが遅いと成功義務感が増す話

くろいはなの映像をアップしている。

「味方をしてもらえるか」が力点のはなしだと思う。

してもらえたら、心から嬉しい。だけどそれは叶わない。

作った曲を断片的に聴かせても、仲間内で「そんなにいいと思わない」と言われるなんてザラだ。

事務所やレーベルに褒められたことなんてほとんど無い。「またクソみたいな曲作ってきたな」と言われたこともある。褒めベースではなくてクソベースなのだ。

「より良く」

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暴かれたその先の話

暴かれたその先の話

今日も変わらず、暴かれている。吊るされている。そして謝らせている。

あしたもちゃんとやってくるし、地球はグルグル回っている。
また何回か回ったら、誰かが悪さをして、それを暴いて吊るす。

「暴き」にニーズがある以上、このループは止まらない。

暴かれしひとは「やり直し」の可否を問われる。「取り返しのつかないこと」なのか「そうでもないこと」なのかが裁断される。

「人生は何度でもやり直せるか!?」

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偽物の子どもたち

偽物の子どもたち

あるところに、偽物の子どもばかりいる町があった。

子どもたちは「お前らは偽物だ」と言われながら育った。彼らは本物の子どもたちのスペアだった。

別の町で、生き生きと暮らす本物の子どもたちが病気になったり、死んだりすると、偽物の子どもたちにお呼びがかかるのだ。

大人たちは口を揃えて「どんな物事にも代役や数合わせは必要だ」と彼らに繰り返した。

そして、彼らはその役割のために日々を一生懸命生きてい

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ヒマになるとうつになる

ヒマになるとうつになる

火曜に発表事で、本日が日曜。曜日感覚がバグりっぱなし。

そしてとにかく暑い。

ひたすら外出していたので、28度の炎天下に脳髄まで焼かれていた。寒さに弱いけど、漏れなく暑さにも弱い。鍛えてはいるのだが虚弱。

夜は平井音楽教室からの制作。

なんだか急に稼動し続けている。この記事がアップされた22時で作業終わりだ。持ち帰りはあるけども。

あしたは菅さんともろもろ資産系を処分しにいく。

ここん

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変化と仕掛けが好きな人間の都合

来週の24日に発表を行う。そして本日が21日。

準備でガチャガチャやりだす。凝り性なのだが後追いの凝り性で、「さっき拭いたところをまた拭く」みたいな仕事ばかりしている。いつまでたってもじょうずにタスクをさばけない。これはこれでいいとこもあるんだけども。

僕はMacBookとiMacとiPhoneとiPadで、もろもろの制作やらなんやらをしている。

林檎教と言われたらそれまでなのだが、やはり好

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キツイ暮らしを担ぐにあたって

キツイ暮らしを担ぐにあたって

生きてると「予想だにしない出来事」がドッサリある。だけど想定外のたびにショックで、「いやん」と自殺していたら、命がいくらあってもキリが無い。

それでもなんとかやっていくにはどうすればいいのだろう。
僕は「人生はべつに楽しくもなんともないもの」という思い込みを作るようにしていた。たぶん10代の半ばぐらいで、「筋トレみたいなもの」というふうに感じていた。

「そもそも濁流の中に放り込まれている」と考

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年表的に見ると、渦中が泳ぎやすくなる

年表的に見ると、渦中が泳ぎやすくなる

エグめの日々が続くと、心は暗くなる。

バンドが解散したことによって、ようやく年表見聞のような心持ちで、あのエグさも素晴らしかったことも清濁併せ吞みつつ、味わえるようになった。

こち亀が終わったときも思ったが、「見る」なんて、終わらないとできない。

「寿司屋になってからつまんない」とか「部長が狂ってからいやだ」とか「本田があんまり出なくなってから女ばっかでてきた」とか、こち亀もいろいろ言われて

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キレる母親、閉じ込められる子ども

キレる母親、閉じ込められる子ども

子どもにガチギレてる母親が目に付く。

「劇団・親」をやるなら親をおもいきり演じないとキツイ。

劇場にいるお客さま、「子ども」のために、いつも最高のコンディションを作る必要がある。

もちろんキレる気持ちも分かる。子どもが思いどおりに動かないから、ブチギレているのだろう。

だけど自分の子どもとはいえ、他の生命体だ。「思いどおりにいかなくてブチギレる」というのはどうなのだろうか。

「自分のこと

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さびしくてしかたない日の過ごし方

さびしくてしかたない日の過ごし方


さびしくてしかたない日がある。どう過ごせばいいのだろう。何をすればいいのだろう。じつは答えはある。

今日もそうだった。

打ちひしがれているわけでもない。悩ましく何かに対して足が止まるでもない。辞めたい、抜けたい、死にたいような感覚もない。

それでも心に穴は空く。

さびしさが爪を立てて胸を引っかき、夜にひとり置き去りにされたような時間が流れる。

でもそれが無ければ人生ウソくさいとも思う

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ブラック企業で働いていたときの話

ブラック企業で働いていたときの話

4月だしやっぱ就労の話。

僕はブラック企業で働いていたことがある。雇用契約はアルバイトだが、正社員や契約社員との境目は特に無かった。

「ブラック」と聞いて、あなたは何を思い浮かべるだろうか。

定義はいろいろある。

賃金や福利厚生、雇用形態、休日の有無、労働時間、社内の雰囲気etc...。

もちろんすべてが達成されている会社など稀だし、いろんな帳尻を合わせて働くというのが、結局「雇用される

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高速で届く嬉しさの話

高速で届く嬉しさの話

僕はInstagramをやっていなかった。文章や言葉を使ってアウトプットしていくという芸風だからだろうか。なんだか画像を中心としたSNSは難しいように思えたのだ。

写真もあんまり撮らないし、カフェで映えるようなものもふだん口にしない。

しかし食わず嫌いというのはホントに勿体無いものだ。

使い方によっては音楽だってアプローチできるし、言葉でだって全然発信できる。さすがみんなやってるだけある!と

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2017/09/16

気温がむちゃくちゃだ。キツイ。地球は揺さぶってくるときは揺さぶってくる。

体調を守らないといけない。体調が壊れると精神が壊れる。精神が先じゃなくてフィジカルが先だ。

「健康を害さず」=長生き

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