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雨のnote

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皆さまから集めた雨に関するnoteを集めたマガジンです。
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記事一覧

雨を楽しめるようになりたい5月29日

雨を楽しめるようになりたい5月29日

雨の降る朝。
草木はつやつや輝いて雨を喜んでいる感じ。
わたしはテンションが下がり、かるい頭痛も。
重い足を前に出して職場に向かう。
こういうときはイヤホンから好きな音を流しこむのが一番。

ビニール傘越しに見る街並みは、昔「写ルンです」で撮った写真みたいに、いつもよりノスタルジックに映る。

雨の月曜、人も少ない。
職場では月末の棚卸し、ひたすら数を数える時間。
3割くらい外国人のお客さま。英語

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雨の日の追想

雨の日の追想

小学生のころ、『メイおばちゃんの庭』という本を読んだ。おそらく課題図書のひとつだったのだろうと思う。母が買ってきてくれたのだ。
外国のお話で、その中に出てくる〈風舞(かざまい〉と訳されたくるくる回るプロペラのようなものがわたしは好きだった。
いろんな大きさの風舞が一斉に回る様子を想像して、わたしも欲しいと思った。部屋中に風舞をつけたい。この部屋はよく風が通るから、ぶわっと回る羽を想像したのだった。

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#2000字のホラー 雨の日の怪談

#2000字のホラー 雨の日の怪談

 蒸し暑い夏の夜、会社帰りに立ち寄ったコンビニの自動ドアを出ると、俺は目をしばたいた。

 雨だ。いつの間に?

 夕食を牛丼屋で済ませ、その日に飲む缶ビールを買うために立ち寄ったのだった。雨が降ってきたのは、コンビニの冷蔵庫からビールを取り出し、ついでに手で裂けるチーズをつまみに選んで、会計している短い間のことだ。

 チラリと傘立てを見ると、濡れた傘が数本ささっている。透明なビニール傘も二本あ

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初夏の雨

初夏の雨

ポツポツと 地面が濡れ始め
初夏の匂いが帰り道を包む

商店街のオーニングテントでは
大勢の雨たちがはしゃぎ回り

傘を買って帰ろうかな
それとも濡れて帰ろうか

もう少しだけ
雨音を楽しんでははいかがと
下ろしたてのコンバースは笑うけど

23.5.20 さっぶう~ 雨の寒い朝です。気温は10℃....

23.5.20 さっぶう~ 雨の寒い朝です。気温は10℃....

昨夜の予報どおり寒い朝となりました。苗ものを植えた人には、恵みの朝ですね。ステファンガーデンは、寒いのでまだ何も植えていませんが、ねぎは植え替えをしたので、良い雨になりました。おふくろがよく言っていた。ねぎは買うものじゃない。増やすもんだよ! 今しみじみわかります。
今頃になって、親のありがたみや生きる知恵を学んでいます。

今日は雨の一日。さすがに今日は来店少ないなあー。こんな日は普段できないこ

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雨の帰路 【エッセイ】

雨の帰路 【エッセイ】

僕は梅雨にいた。

春の陽気が落ち着き、湿気と気だるさのある気温が続いていた。

『憂鬱。』
最近はそんな言葉が僕の感情を支配していた。気温のせいではない。
僕は学生生活に飲み込まれている。
学業と部活動の両立というものに魅力を感じないせいか、自分がこの日々から何を見い出せば良いのか分からないのだ。

夢や目標は掲げるからこそ輝いて見えるらしい。でも僕は素晴らしいと感じる想いは、胸に秘めていたい。

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傘を超える発明待ち

傘を超える発明待ち

ずっと傘を超える発明を待ってる
もはやAI頼り

絵日記ブログを毎日描いてるのでそちらもぜひ読んでください↓

【小説】恋の成仏短歌2「夜の相合傘」

【小説】恋の成仏短歌2「夜の相合傘」

雨女を自覚するようになったのはいつだろう。

そんな力持ってるわけないじゃん、と友人たちにも昔付き合った人たちにも言われてきたけれど。

やっぱり特別な日には雨が降る。  

大人数で飲んだことはあったけど、2人でサシ飲みするのは今思えばあの日が初めてだった。

部署が違う、会社の先輩。一緒のプロジェクトを通じて仲良くなって、先輩後輩と思えないくらいフランクな掛け合いなんかもするようになって。

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雨の日とその次の日は、空気が澄んでいて気持ちいいと感じます!
スッとする気がする!

雨の浮世絵ベスト4を選んでみた

雨の浮世絵ベスト4を選んでみた

浮世絵には、雨の景色を描いた名作が数多くあります。そこで、雨の浮世絵ベスト4を個人的な好みで選んでみました。今回は、1人の浮世絵師につき、1点の作品に限定しています。

①歌川広重「名所江戸百景 大はしあたけの夕立」歌川広重には雨を描いた傑作が数多くあります。「東海道五拾三次之内 庄野 白雨」や「近江八景之内 唐崎夜雨」など、一つに絞るのはとても難しいのですが、やはりここは大定番の傑作を選びました

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