ヤス

あんたジャージでどこ行くの

ヤス

あんたジャージでどこ行くの

最近の記事

nowhere

涙の産まれる場所に 白鷺は腰をおろす 手入れを怠った湿地帯は 見ず知らずの草が茂り 悲しみを掻き分けたって 泥濘を踏み越えたって 答えの出せない問いに 言葉は搦め捕られ 世界は君に 寄り添ってはくれない それでも 誰かのせいにして 生きていきたくはないだろう 俯いて歩いた水辺にも 菖蒲の花は咲き 皆 羽ばたいていったよ 足跡を少しだけ残して ランタンの灯りが揺れている 風が強くなりそうだ

    • 荒船哲次は当てられるのに、なんで鈴井貴之は当てられないのよアキネーター。 私の回答が悪いのか?

      • 愛されないように

        愛されないように 愛されないように 目を伏せ 陽だまりを避け 呼吸も できるだけしないで いい子にしてたら 何かいいことあるの 言われたことは しっかりやります お箸だって ちゃんと持ちます 次の夜まで あとどれくらいだろう 愛されたら 生きていけないから 愛されないように 愛されないように

        • 怪物

          毛むくじゃらの頭が一つ ギョロリとした目が二つ 何でも食べてしまう口が一つ ペラペラの舌が二つ 獲物を捕らえる手が二つ 竦めてばかりの首が一つ のろのろ歩き回る足が二つ 毛の生えた心臓が一つ 角は無く 尻尾も無く 蝿のような美しい羽も無く 牙はすっかり丸くなり 猫背でおいでおいでをし 繁殖し 群れをなし  それを社会的活動と称し 道具を用い 神をかたり 愛について知っていると嘯いた

        nowhere

          そういえば昔はパソコンにソリティアとか上海が購入時からインストールされていて(今も?)、暇潰しに始めてみたら5〜6時間ぶっ続けでプレイしてしまった、みたいなこともあったなあ。変に中毒性があって… 人生にはこんな、非生産的な作業が必要な時だってあるのですよ。

          そういえば昔はパソコンにソリティアとか上海が購入時からインストールされていて(今も?)、暇潰しに始めてみたら5〜6時間ぶっ続けでプレイしてしまった、みたいなこともあったなあ。変に中毒性があって… 人生にはこんな、非生産的な作業が必要な時だってあるのですよ。

          hatching

          ピースが足りないと言うのなら 私の色を一つ 分けてあげましょう 温めなさい 孵るまで そのために生まれてきたのだから

          目黒川の桜、昔もっとライトアップされてた気がする…

          目黒川の桜、昔もっとライトアップされてた気がする…

          何気なく聴いていた曲に、不意に心を揺さぶられる事ってありません? 久しぶりにくるりの「loveless」聴いたらなんでか涙出た。ぐぬぬ。

          何気なく聴いていた曲に、不意に心を揺さぶられる事ってありません? 久しぶりにくるりの「loveless」聴いたらなんでか涙出た。ぐぬぬ。

          花と浪

          まるで大きな存在が通り過ぎたかのように 花たちは一様に捻れた 皆 飲み込まれまいと必死だった 飲み込まれてしまった花すらも 大気の震えに気付いた少年は 振り返り見るだろう 美しく恐ろしいものを 何万 何十万 何百万枚もの光が おびただしい命の欠片が攫われる様を 脈打つように舞い上がる様を

          花と浪

          現物が無いとイヤ派の人間なので、音楽はダウンロード配信とかより円盤で欲しいし、サブスクとかは何となく二の足踏んでしまうのです。 なので気に入った楽曲が配信でしか手に入れらなかったりとかすると、この上なく悲しい。 こんなんだからスマホ決済とかにも乗り遅れる。

          現物が無いとイヤ派の人間なので、音楽はダウンロード配信とかより円盤で欲しいし、サブスクとかは何となく二の足踏んでしまうのです。 なので気に入った楽曲が配信でしか手に入れらなかったりとかすると、この上なく悲しい。 こんなんだからスマホ決済とかにも乗り遅れる。

          次の季節を私は

          大急ぎで来るものは 大急ぎで去っていく 春の喜びよ お前の駆け抜けていった地平を 何で埋めればいい 次の季節を私は どんな顔で迎えればいい

          次の季節を私は

          2024年4月1日 雨が降り、かと思えばあっさりと晴れ、けれど気を抜くと急に雹が降り始め… 私が用意したどんな嘘よりも、今日の天気の方がよっぽど嘘みたいじゃない。

          2024年4月1日 雨が降り、かと思えばあっさりと晴れ、けれど気を抜くと急に雹が降り始め… 私が用意したどんな嘘よりも、今日の天気の方がよっぽど嘘みたいじゃない。

          ゲートブリッジ

          島と島とを結ぶ橋を渡る 行く手を遮るものが何もない午後 窓を開けると風が舞い込み ラジオの電波は吹き散らされ 海にはくたびれたコンテナ船が数隻 寄り添いお喋りをしていて それを盗み聞きしようとジェット機が 低空飛行を繰り広げる 3月の雲はいつも素直で 東へ流れていくのに迷いがない 私の中の鳥よ 小さな青い鳥よ 橋の上で羽根を広げてごらん 目一杯に飛んでごらん そうして 素敵な木の枝を見つけておいで

          ゲートブリッジ

          朝靄すっごい

          朝靄すっごい

          にじいろオバケのうた

          にじいろオバケは あいうえおって言わない うえいあ うえいお デタラメにうたう にじいろオバケは あべこべオバケ あっちは こっちで いいよは やだよ にじいろオバケは わをんって泣かない わをゐゑ んをゐゑ ひとりでむせぶ にじいろオバケは うそつきオバケ どうせ こころは ことばにできない

          にじいろオバケのうた

          詩が全然出来ません。 それはそれとして、ダンジョン飯の公式ガイドブック(完全版)がようやく手に入りました。 書店で全然見つからなかったから、やむなくネット購入。やっと読めるよう。

          詩が全然出来ません。 それはそれとして、ダンジョン飯の公式ガイドブック(完全版)がようやく手に入りました。 書店で全然見つからなかったから、やむなくネット購入。やっと読めるよう。