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#スポーツ

【読書記録#29】リーダーシップを鍛える

【読書記録#29】リーダーシップを鍛える

「リーダーシップLeadership」「ハードワークHardwork」「レジリエンスResilience」について書かれています。

上記の3つはどれも「スキル」です。
本書では、ラグビー日本代表が歴史的勝利を収めた背景がかかれ、荒木香織さんによるスポーツ心理学の実践と思考法が書かれています!

荒木さんの仕事スポーツ心理学を用いて
「負けることしか知らないチームの「マインドセット」を変える」こと

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【読書記録#26】自律する子の育て方

【読書記録#26】自律する子の育て方

私の読書記録マガジンでもいくつか取り上げてきた工藤校長先生(元麹町中学校)の書籍。脳科学者の青砥瑞人さんと共に現代社会の教育に対する科学的な視点と実践が書かれた本です。

本書の内容全てがどの教育現場(スポーツ現場を含む)において重要。
とてもnote(2000文字以下)にまとめ切れません。(笑)
ここでは、当事者意識を育くむために不可欠な「スキル」メタ認知についてまとめていきます。

教育の本質

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【読書記録#25】リーダーシップ3.0

【読書記録#25】リーダーシップ3.0

✔ どんな指導者像を確立していこう?
✔ チームを率いるのにどんなスキルやマインドが必要なのか?

そう考えている指導者さんにとって非常に参考になる本でした。

これが、これからのリーダー(指導者・監督・キャプテン)に共通して求められると分かります😊

1.これまでのリーダーとこれからのリーダーこれまでは、カリスマ的リーダーが組織を動かしました。
英雄ナポレオンやヘンリー=フォードのように、組織

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【読書記録#24】トップ1%のアスリートだけが使っている目標設定の技術

【読書記録#24】トップ1%のアスリートだけが使っている目標設定の技術

これからプロアスリートを目指す中学生・高校生たちは1冊もっておくといい本です!

「目標を設定する」ことに対して
・「目標は達成しないといけない」
・「目標を変えることはダサいことだ」
・「目標を立てることは勇気がいる」

などの先入観を一蹴してくれます😊

目標とは「成長するための道具(ツール)」であり、
目標設定は「成長を加速させる能力(スキル)」です。

目標設定に関しては私もコーチングの

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【読書記録#23】ほんとうの社会力

【読書記録#23】ほんとうの社会力

スポーツ選手のもつ「競技力」を最大限引き出すために必要な「社会力」。「本番の強さ」や「100%の実力発揮」にはこの社会力が欠かせないことが分かる一冊です。

社会力とは?「社会力」とは、「心・技・体」のこころの部分をさします。
本番の強さ、土壇場の強さ、ものの動じなさ、精神力、逆境への強さなどをひとくくりにまとめた言葉が「社会力」です。

社会力を備えた選手の具体的な事例が分かりやすかったので以下

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【読書記録#22】甲子園は通過点です

【読書記録#22】甲子園は通過点です

スポーツは勝つことを目指すだけにあるのではない。他にも大切なことがある。そんな当たり前なことに現場はしがらみや雰囲気によって気付けずにいます。今回は勝利至上主義からどうやって決別できたのかそのきっかけを知りたくて本書を手に取りました。

一番印象に残ったのは2章【「甲子園」に取り憑かれた鬼軍曹の改心】。明秀日立の金沢成奉監督のコロナ禍による指導の変化について書いてあります。内容の抜粋と感想を以下に

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【読書記録#20】桐蔭学園ラグビー部勝利のミーティング

【読書記録#20】桐蔭学園ラグビー部勝利のミーティング

ラグビー界の名門 桐蔭学園 が スポーツ心理学博士の 布施努さん を招いて起こした改革が描かれています。この一冊からスポーツ界に心理学×選手主導ミーティングが広まってくる気がします。僕もチームサポートをしている観点から非常に参考にさせていただきました。

ミーティングと聞くと、指導者やチームリーダーの発言を聴く時間とされてきましたが、キーポイントは「選手主導」。そもそも答えのないスポーツにおいて、

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【読書記録#18】スラムダンク勝利学

【読書記録#18】スラムダンク勝利学

紹介いただいた本です。

スラムダンクは昔から大好きで、スポーツ心理学の学問をこの頃探求するようになりました。

本書にあった僕なりの重要ポイントの3つを以下まとめます。

❶怒りの感情をコントロールせよ 怒りの感情のプロセスは殆どは「自分が正しく、そうでないものは間違いである」と思うプロセスから生まれます。〇か✖かでしか考えられない人に多く生まれる感情なんです。でもそうじゃありません。ただただあ

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【読書記録#16】ホウレンソウに代わる「雑談+相談」ザッソウ  -  結果を出すチームの習慣  -

【読書記録#16】ホウレンソウに代わる「雑談+相談」ザッソウ - 結果を出すチームの習慣 -

 チームにおける最適なコミュニケーションは何か深堀していく中で、最も実践しやすく、最もチームで共有しやすい書籍を見つけました。メンバーが少しでも知るだけでチームの生産性も上がるだろうと感じた本です。

 以下本書の内容と、まとめきれない部分をメモ書きで記録します。

■本書の内容ザッソウとは…ザッソウ=「雑談」+「相談」の組み合わせ。

報連相という言葉があるが、「報告」「連絡」は過去の話し。

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【読書記録#14】新インナーゲーム‐心で勝つ!集中の科学‐

【読書記録#14】新インナーゲーム‐心で勝つ!集中の科学‐

僕たちが試合で勝負する相手は通常
僕たちと違うユニフォームを着ていて、
僕たちのプレーに対して抵抗してくる人です。

でもそんな相手以上に試合中に厄介な者がいます。
自分です。

僕たちの中には、
自分(セルフ1:命令者たる者)と 自身(セルフ2:実行者たる者)が
存在します。

このセルフ1が厄介なんです。

「おい!しっかりしろ!」
「なんでうまくいってないんだ!」
「ほらみろ、また失敗した!

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【読書記録#13】世界最高のチーム

【読書記録#13】世界最高のチーム

ビジネスでのチームとスポーツのチームは似ていると思います。
ビジネスでは業績や成果に向かって一人ひとりが組織の中で
それぞれの役割を果たします。

スポーツでも同様です。
結果を掴むために、監督・コーチ・プレーヤー・ベンチメンバーが
それぞれの役割を遂行するからです。

なので、ビジネスで成果を上げている組織からヒントをもらい
スポーツに生かそうと本書を手に取りました。

キーワードは「心理的安全

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【読書記録#12】オレンジの悪魔は教えずに育てる

【読書記録#12】オレンジの悪魔は教えずに育てる

すごいパフォーマンスを発見しました。

アメリカ・カリフォルニア州で行われた、
ローズパレード(カレッジフットボール決勝戦)にて
行進する京都橘高校吹奏楽部。

これは世界最高峰のマーチングイベントで、
約9㎞を2時間半かけて行進し、
沿道は何十万人の観客で埋め尽くされます。

そんなに長い時間、
笑顔で、踊ったり、跳ねたり、ステップを踏んだりする
生徒たちには世界中から絶賛の嵐です。

※テレビ

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【読書記録#11】「言語技術」が日本のサッカーを変える

【読書記録#11】「言語技術」が日本のサッカーを変える

スポーツ指導者の論理的に話す力が注目されています。

特にサッカーの場合は、唯一の正解がないスポーツです。

正解がない中でも、
最適な判断を相手に理解させ納得するように説明するには
コミュニケーション力が必要になります。

「あいまいな指導が多い」と
スポーツを長年やっていて僕も感じていました。
同時に、指導者をしていて、感覚的にプレーしていたものを
言語化する難しさをひしひしと実感していました

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【読書記録#10】フツーの会社員だった僕が、青山学院大学を箱根駅伝優勝に導いた47の言葉

【読書記録#10】フツーの会社員だった僕が、青山学院大学を箱根駅伝優勝に導いた47の言葉

幅広い経験や知見をもった指導者は
物事を見る観点が多く、
数ある選択の中から相手に応じて適切なアプローチができる為
優秀である。

個人的にそのように思っています。

小学校教員だった頃、
企業勤めの経験がある先生がいました。
その先生は社会の中にある企業で働くとは?
という視点があって、
児童への関わりも教育に対する考え方も仕事に対する取組みも
いつも新しい視点から僕にアドバイスをくれました。

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