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【読書記録#18】スラムダンク勝利学

紹介いただいた本です。

スラムダンクは昔から大好きで、スポーツ心理学の学問をこの頃探求するようになりました。

本書にあった僕なりの重要ポイントの3つを以下まとめます。

❶怒りの感情をコントロールせよ

 怒りの感情のプロセスは殆どは「自分が正しく、そうでないものは間違いである」と思うプロセスから生まれます。〇か✖かでしか考えられない人に多く生まれる感情なんです。でもそうじゃありません。ただただあなたと”違う”だけ。wrong ではなく different 。こう理解することで、無意識な”怒り”はかなりコントロールされるはずです。

 スポーツでは冷静さを失くした”怒り”がプラスに働くことはありません。とくにチームスポーツはそうです。”怒り”が生まれて、相手や味方、審判、コーチにぶつけている間は自分も周りの人間も楽しくありません。今という時間の損失になります。さらに恐ろしいのは、”怒り”の感情を抱いているときは、決していい発想やイメージは浮かばないという事です。つまり、未来のチャンスを失います。未来の損失です。

 だから、怒りはコントロールしましょう。

❷あきらめは最大の敵である

 本番発揮力では、全力を尽くすことが大切です。全力を出し切った時に自分史上最大の結果に繋ぐことができます。同時に、一流選手の思考条件に結果よりも変化を重要視するものがあります。変化の集大成が結果になるからです。

 「もうだめだ」「やっぱり勝てない」など、あきらめの思考は変化よりも結果を追いかけている証拠です。変化を重要視し、そこから学ぼうということを目標にしている選手は、あきらめるはずがありません。終わる瞬間まで変化はあり、学ぶことができるからです。あきらめの思考こそ、結果重視という並の発想、また今に生きる、今するべきことをするという大原則に反するものだとが分かります。

あきらめは視点が未来に行くことから生じる思考です。その思考は日常の何事にもあきらめない習慣から生まれます。実際のスポーツで信じられないような逆転が生まれる要因は、あきらめないという思考から始まるのです。

❸不安はどこからくるのか?

 不安のほとんどは想像から来ます。「想像した事柄自体への不安」と「想像することと現実のギャップの不安」です。つまり、不安の源は想像思考と比較思考です。

 パフォーマンスにはセルフイメージが重要です。セルフイメージの維持・拡大にとって大切なのは「今を重要視する」「今すべきことをする」「今に集中する」という”今”がポイントです。セルフイメージを縮小させる最悪の思考の一つが比較思考です。”するべき事”への集中が散漫になるからです。

 今するべき事に集中するには、自信をもつ必要があります。自信とは自分を信じると書きます。自分の今できることを信じることです。自分の良さを信じることです。また、結果を信じることも忘れてはいけません。未来の結果は決まっていると信じ、今すべきことに集中するのです。

感想

 ”怒り””あきらめ””不安”

の3つを重要ポイントとしてさせていただきました。
スポーツに関わっている身としてこの3点が凄くわかりやすかったです。

スラムダンクの奥深さとスポーツ心理学がわかりやすく把握できる一冊でした。スポーツ指導の土台となる知識・考え方になります!
紹介してくださった田中先生、ありがとうございました!!

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