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とある小説ととある映画を見て。
人と親しくなればなるほど、その人を思ってしまうほど孤独を感じることがよくある。
執着みたいな、嫉妬みたいなものが出てきて、辛くなる。
そして、昔、同じ場所で笑い合っていたはずの人は、今、全然違う場所で、私の知らない誰かと、私がわからない何かで笑っている。
人は1人の人だけでは成り立っていない。どんな人でも、私以外の誰かと関わり合って生きている。当たり前すぎるのだけれど笑
最近、そんなことを考
カインは言わなかった(芦沢央)
芸術と呼ばれる類のものに私は無知である。しかし、自分はこの作品を楽しむことができていますよ、理解できていますよ風に眺めるふりをすることが得意である。または好きとも言える。
本書を読んで、私はあくまでも本当に作品の表面上のみの視野でしか見ていないということを再確認せざるを得なかった。なぜなら、本に出てくる芸術家を仕事とする登場人物の心理描写に共感よりも狂気を感じたからである。芸術という基準があいまい