#映画感想文
潜水服は蝶の夢を見る(2007)
過酷な運命を突きつけられたらどうするか?
絶望を希望に変えて生きる心の力
重度の脳梗塞で倒れ、全身麻痺となったフランス人男性ジャン=ドミニク・ボビーが、清らかな“心”で人生を見つめた渾身の自伝が、2007年に映画化されました。
「人生一寸先は闇」。何が起こるか誰にも予測不可能ですが、ジャン・ドーの身に起きた出来事はあまりにも過酷です。励まし、支えてくれる周囲の人々や、自分の意思とは無関係に進む
キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023)
ディカプリオとデ・ニーロが恐るべき犯罪者に
アメリカの闇に迫るスコセッシ監督の意欲作
『カジノ』(’95年)、『ディパーテッド』(’06年)など、数々の犯罪映画を手がけてきたハリウッドの巨匠マーティン・スコセッシ監督が、本作では、アメリカの恥ずべき血塗られた歴史をつまびらかに描き出しました。
それは、20世紀初頭、傲慢な白人たちがネイティブ・アメリカンであるオセージ族に犯した人種差別と極悪非道
ドリームランド(2019)
旬の女優マーゴット・ロビーが魅せる
“ドリームランド”への危険な逃避行
『アイ、トーニャ 史上最大のスキャンダル』(’17年)と『スキャンダル』(‘19年)でアカデミー賞候補となり、クエンティン・タランティーノ監督とレオナルド・ディカプリオ&ブラッド・ピットの競演が話題を呼んだ『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(’19年)でヒロインを務めるなど、近年の活躍が目覚ましい女優マーゴット