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《全文無料》(番外編2)【マリーンズ略史 92~05/-81- 2006年 NPB記録/リーグ記録/球団記録/珍記録】

(写真 左から、青野毅、小林雅英、渡辺俊介)

(番外編2)(81)2006年 NPB記録/リーグ記録/球団記録/珍記録

 2006年は交流戦で連覇を果たしたものの、チームは4位に沈んだシーズン。ただ、記録的には様々な新記録、珍記録が生まれたシーズンでもあった。

 【里崎、1試合5三振】※NPBタイ

 5月2日のソフトバンク5回戦(ヤフーD)で4番DHに入った里崎が、1、3、5、7、8回の5打席で三振を喫し、1試合5三振のNPBタイを記録した。NPB12人目、パ・リーグ6人目。球団では1992年の愛甲猛、2005年の渡辺俊介に続き3人目。
 なお、里崎は9回に6打席目が回ったが、右安を放ち不名誉な新記録は逃れた。

《現在》現在NPBでは通算20人が記録。球団では里崎以降出ていない。

 【21イニング連続安打のリーグタイ記録】※リーグタイ、球団新

 5月27日の巨人2回戦(東京D)の10回表に根元中安、福浦右安、ベニー左安と3安打を記録して以降、翌28日の巨人3回戦の1回表から9回表の9イニング、30日のヤクルト1回戦(千葉マリン)の1回裏から8回裏までの8イニング、続く31日のヤクルト2回戦の1回裏、2回裏、3回裏とヒットを放ち、連続イニング安打21イニングとした(4回裏、三者凡退で途切れる)。
 21イニング連続安打は1952年の南海、2003年のダイエーと並んでパ・リーグタイ記録。NPB記録は前年2005年にヤクルトが記録した23イニング連続安打。

《現在》現在もリーグタイ記録。NPB記録は2014年に阪神が記録した27イニング連続安打。

 【渡辺俊、危険球退場も勝利投手に】※NPB4人目

 5月29日の楽天7回戦で先発した渡辺俊介は6回まで1死球ノーヒットピッチング。しかし7回、先頭の鉄平への頭部死球で危険球退場処分を受ける。その後、リリーフ陣が踏ん張り試合には勝利して渡辺俊が勝利投手となった。危険球退場処分を受けながら勝利投手となったのは、NPB史上5人目。

《現在》渡辺俊以降出ていない。

 【小林雅、NPB初の6年連続20セーブ】※NPB新

 6月7日の中日5回戦(ナゴヤD)で3番手として2-1とリードした9回に登板した小林雅英が3人で片づけ、今シーズン20セーブを記録した。これで小林雅は2001年の33S以降、02年37S、03年33S、04年20S、05年29Sを記録しており、6年連続20SのNPB新記録をマークした。これまでは、江夏豊(広島)と高津臣吾(ヤクルト)の5年連続だった。

《現在》小林雅は2007年も7年連続20セーブは現在もパ・リーグ記録。NPB記録は岩瀬仁紀(中日)の11年連続。

 【青野、NPB初の1、2号満塁弾】※NPB初

 7月1日のソフトバンク9回戦(千葉マリン)に9番二塁でスタメン出場した青野毅が2回裏無死満塁で立った第1打席でライトスタンドへ満塁弾を放った。これが6年目の青野自身のプロ2号だが、6月14日の横浜5回戦(千葉マリン)の4回第2打席で1号を放ったが、1号も満塁弾だった。プロ入り1号、2号が満塁弾となったのはNPB史上初の記録となった。

 【小林雅、4度目の30セーブ】※NPBタイ、リーグ新

 8月2日の西武12回戦(千葉マリン)で3-1とリードした9回に3番手として登板した小林雅が9回を3人で片づけ、今シーズン30セーブをマークした。小林雅が30Sうを記録したのは2001年、02年、03年に次ぐ4シーズン目だが、4度記録しているのは高津臣吾(ヤクルト)一人のみ。小林雅はこれに並びNPB2人目、パ・リーグ初の記録。
 また、小林雅は8月18日の日本ハム13回戦で34セーブをマークしたが、これが自身通算200セーブ目となった。200セーブ達成は高津臣吾(263S)、佐々木主浩(大洋・横浜、252S)に次ぎ3人目の到達者となった。

 【6試合連続2ケタ三振のNPB新】※NPB、リーグ新

 8月23日の西武15回戦(インボイス)で打線は13三振を喫すると、翌24日の16回戦で12三振、25日からの楽天3連戦(フルキャスト)で17三振、16三振、11三振と5試合連続2ケタ三振を喫し、1996年横浜、2000年巨人のNPB記録に並んだ。
 さらに29日のソフトバンク17回戦(千葉マリン)でも10三振を喫し、6試合連続2ケタ三振のNPB新記録をマークした。翌30日の18回戦で7三振で記録をストップした。

《現在》西武が2020年に6試合を記録し並んでいる。

(次回)⇒12/29 UP (番外編3)(82)《有料・冒頭試読》『2007年 ベテランと若手の融合、2位でポストシーズンへ』


----- マリーンズ略史 92~05 INDEX ------

 【年度別出来事編】

【~1991(平成3)年】
(1)《全文無料》『千葉移転前夜』
  (25)《全文無料》 オリオンズ~マリーンズ ファンクラブ略史
【1992(平成4)年】
(2)《全文無料》『千葉移転元年 4月ダッシュも最下位に沈む』
  (42)《全文無料》移転直後の快進撃
  (57)《全文無料》5試合で4完封
【1993(平成5)年】
(3)《有料・冒頭試読》『最下位脱出も大差の5位に低迷』
  (54)《全文無料》1993年 NPB記録/リーグ記録/球団記録/珍記録
【1994(平成6)年】
(4)《有料・冒頭試読》『八木沢監督休養、2年連続5位に終わる』
  (60)《全文無料》1994年 NPB記録/リーグ記録/球団記録/珍記録
1995(平成7)年
(5)《有料・冒頭試読》『球団改革断行、千葉移転後初のAクラス』
  (21)《全文無料》風しん蔓延で主力が消えた14日間
  (45)《全文無料》胴上げ阻止、神戸3連戦
  (68)《全文無料》1995年 NPB記録/リーグ記録/球団記録/珍記録
【1996(平成8)年】
(6)《有料・冒頭試読》『投手充実も、得点力不足否めず5位低迷』
【1997(平成9)年】
(7)《有料・冒頭試読》『中盤反攻も迫力不足否めず最下位に沈む』
【1998(平成10)年】
(8)《有料・冒頭試読》『18連敗「七夕の悪夢」もチーム力は向上気配』
  (20)《全文無料》なぜ18連敗を喫したのか?
  (22)《全文無料》ユニホーム応援が広がったのはロッテから
  (33)《全文無料》黒木2冠と小坂の盗塁王騒動
  (70)《全文無料》1998年 NPB記録/リーグ記録/球団記録/珍記録
【1999(平成11)年】
(9)《有料・冒頭試読》18年ぶり「七夕首位」も、連敗喫して4位低迷』
  (18)《有料・冒頭試読》熱く育てた山本監督の5シーズン (1999年~)
  (28)《全文無料》18年ぶり首位「七夕の歓喜」狂騒曲
  (38)《全文無料》前半快進撃支えた「ボーリック神話」(1999年)
  (73)《全文無料》1999年 NPB記録/リーグ記録/球団記録/珍記録
【2000(平成12)年】
(10)《有料・冒頭試読》『4月出遅れ5割届かず5位低迷』
  (52)《全文無料》乱打戦で連夜の日本タイ記録
  (75)《全文無料》2000年 NPB記録/リーグ記録/球団記録/珍記録
【2001(平成13)年】
(11)《有料・冒頭試読》『世代交代、福浦首位打者、小林雅パ記録もエース後半離脱』
  (77)《全文無料》2001年 NPB記録/リーグ記録/球団記録/珍記録
【2002(平成14)年】
(12)《有料・冒頭試読》『開幕11連敗が響き借金5の4位に終わる』
  (39)《全文無料》あわや、開幕連敗記録に王手
  (79)《全文無料》2002年 NPB記録/リーグ記録/球団記録/珍記録
【2003(平成15)年】
(13)《有料・冒頭試読》『終盤に先発安定、9月快進撃も4位で山本監督辞任』
  (47)《全文無料》2003年 NPB記録/リーグ記録/球団記録/珍記録
【2004(平成16)年】
(14)《有料・冒頭試読》『ボビー復帰、新制度プレーオフ進出に0.5ゲーム差』
  (17)《有料・冒頭試読》「ボビーマジック」とは何だったのか(2004年)
  (19)《有料・冒頭試読》巻き込まれた、球界再編騒動
  (65)《全文無料》2004年 NPB記録/リーグ記録/球団記録/珍記録
【2005(平成17)年】
(15)《有料・冒頭試読》『プレーオフで逆転優勝、阪神破り31年ぶり日本一』
(16)《全文無料》(付録)『ポストシーズン詳細、二軍合わせて6冠王者成』
  (49)《全文無料》45年ぶりの12連勝(2005年)
  (62)《全文無料》2005年 NPB記録/リーグ記録/球団記録/珍記録
  (78)《全文無料》ファーム初の日本一(2005年)
【2006(平成18)年】
(番外編1)(80)《有料・冒頭試読》『第1回WBC8人選出もケガ人続出で4位に終わる』
(番外編2)(81)《全文無料》2006年 NPB記録/リーグ記録/球団記録/珍記録
【2007(平成19)年】
(番外編3)(82)《有料・冒頭試読》『ベテランと若手の融合、2位でポストシーズンへ
(番外編2)(83)《全文無料》2006年 NPB記録/リーグ記録/球団記録/珍記録
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 【選手編/投 手】

(23)《有料・冒頭試読》チーム支えたエースの苦悶・黒木知宏(1995~2007年在籍)
(26)《有料・冒頭試読》ルーキーからフル回転左腕・藤田宗一(1998年~2007年在籍)
(27)《有料・冒頭試読》低迷期支えたエース、復帰後はリリーフで日本一・小宮山悟(1990年~1999年、2004年~2009年在籍)
(30)《有料・冒頭試読》抑えの切り札への道・小林雅英(1999年~2007年在籍)
(32)《有料・冒頭試読》マリーンズ初タイトル剛腕エース・伊良部秀輝(1988年~1996年在籍)
(35)《有料・冒頭試読》強気なマウンド、マリーンズ初代クローザー・河本育之(1992年~1999年在籍)
(37)《有料・冒頭試読》マリーンズ初の最優秀救援投手から手術へ…・成本年秀(1993年~2000年在籍)
(40)《有料・冒頭試読》7年目のブレーク「サンデー晋吾」(1994年~2013年在籍)
(43)《有料・冒頭試読》先発の柱サブマリン・渡辺俊介 (2001年~2013年在籍)
(44)《有料・冒頭試読》中継ぎ切り札から先発の柱へ・小林宏之(1997年~2010年在籍)
(47)《有料・冒頭試読》絶対的エースの信頼・清水直行 (2000年~2009年在籍)
(50)《有料・冒頭試読》球団創設年以来55年ぶりの快挙・久保康友(2005年~2008年在籍)

 【選手編/打 者】

(24)《有料・冒頭試読》二軍成長記・福浦和也(1994~2019在籍)
(29)《有料・冒頭試読》打線を支え愛された背番号6・初芝清(1989年~2005年在籍)
(31)《有料・冒頭試読》オリオンズ最後の戦士・堀幸一(1989年~2009年在籍)
(34)《有料・冒頭試読》マリーンズ初の新人王、盗塁王・小坂誠(1997年~2005年在籍)
(36)《有料・冒頭試読》「14打席連続出塁」の大記録樹立・南渕時高(1990年~1997年在籍)
(41)《有料・冒頭試読》裏から支えたバイプレーヤー・諸積兼司(1994年~2006年在籍)
(48)《有料・冒頭試読》千葉で途切れた連続記録・愛甲猛 (1981年~1995年在籍)
(51)《有料・冒頭試読》オリオンズ最後のタイトル・平井光親 (1989年~2002年在籍)
(66)《有料・冒頭試読》球団史上最強のスイッチヒッター・西岡剛(2003年~2010年在籍)
(67)《有料・冒頭試読》球団歴代2位、1089試合の強打捕手・里崎智也(1999年~2014年在籍)
(69)《有料・冒頭試読》主軸をつかんだ4年間・今江敏晃(2002年~2015年在籍)
(71)《有料・冒頭試読》日本一支えた左強打捕手・橋本将(1995年~2009年在籍)
(72)《有料・冒頭試読》つなぎの4番の軌跡・サブロー (1995年~2011年、2012年~2016年在籍)
(74)《有料・冒頭試読》ケガに苦しんだ現役生活・大塚明 (1994年~2010年在籍)
(76)《有料・冒頭試読》投手陣成長を裏で支えた捕手・清水将海 (1997年~2004年在籍)

 【選手編/助っ人】

(53)《有料・冒頭試読》中4日のタフネスエース・ネイサン ミンチー(2001年~2004年在籍)
(54)《有料・冒頭試読》「神話」と「ナイト」の勝負強さ・フランク ボーリック(1999年~2002年在籍)
(56)《有料・冒頭試読》安定感抜群の助っ投・エリック ヒルマン(1995年~1996年在籍)
(58)《有料・冒頭試読》 窮地を救ったストッパー ブライアン・ウォーレン(1998年~2000年在籍)
(59)《有料・冒頭試読》「いつか必ずロッテに帰ってくる」の約束果たした フリオ・フランコ(1995年、1998年在籍)
(61)《有料・冒頭試読》勝負強かったハワイアン・ベニー アグバヤニ(2004年~2009年在籍)
(63)《有料・冒頭試読》つなぎ役&勝負強さを兼ね備えた助っ人・マット フランコ(2004年~2006年在籍)
(64)《有料・冒頭試読》韓国の英雄が苦しんだ2シーズン・李承燁(2004年~2005年在籍)

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